狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな!あれから18年

2009-02-03 07:00:18 | 県知事選

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18年前に起きたマスコミが伝えない18年前の「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」。

多くの犠牲者を出した雲仙・普賢岳の火災害は天災ではなく人災だった。

被害に遭った消防団員、や警察官は退避勧告を無視して危険地帯に入り込んだマスコミの身を案じて警戒していた。

マスコミの傍若無人な行動がなければ多くの消防団員や警察官は犠牲にならずに済んだのだ。

浅間山の噴火を機に、マスコミは18年前に己が惹起した人災のことを反省して欲しい。

浅間山が小規模噴火
 長野、群馬県境の浅間山が2日午前1時51分、小規模噴火した。気象庁によると、噴煙は火口上空の最大約2千mに到達し、50cmを超える大きな噴石が火口の北西約1-1・2kmに飛んでいるのが確認された。同庁は「山頂の火口では、熱活動が高まった状態が続いている」とし、火口から半径約4kmの範囲で噴火による大きな噴石に警戒が必要としている。
 浅間山の噴火は昨年8月にごく小規模なものが発生して以来。04年9-11月には中規模を含む噴火が続き、農作物への被害も出た。

                    ◇
 

長年テレビのカ報道メラマンを務めた友人はカメラを構えると恐怖感は薄らぐと証言している。

「カメラのファインダ-を通してみると、不思議と暴力団にも台風にも恐怖を感じない」

報道カメラマンが決定的瞬間を狙って危険地域に乗り込み命を落とす話は、「勇気あるカメラマン魂」として賞賛されしばしば英雄談を生む。 事実カメラを向けられると、暴力団もおとなしくなる場合もある。

だが天災はヤクザ屋さんのようにカメラの目を意識してはくれない。

自然の猛威を前にしたら、カメラなんて屁のツッパリにもならない。

猛り狂った火砕流は容赦なくカメラマンを襲う。

 

浅間山の噴火でマスコミは大童だが、18年前の雲仙・普賢岳の人災を反省する記事は見られない。

マスコミは自社社員が犠牲になったことをオーバーに報じても彼らの向こう見ずな行動の犠牲となった消防団員や警察官のことはこのようにしか報じていない。

<・・・火砕流では、読売新聞大阪本社写真部員だった田井中次一さん(当時53歳)ら報道関係者や警戒に当たっていた消防団員らが犠牲になった。2007年6月3日20時15分  読売新聞)>

 僅かに現地の長崎新聞が反省の記事らしきものを掲載しているが、それでもマスコミの死者の方が彼らを救出しようとして巻き添えになった消防団員たちの犠牲より重要に思え、彼らへの謝罪の念はは薄いように見える。

<教訓を伝える大切さを感じているのはマスコミも同じ。大火砕流で同僚三人を亡くしたテレビ長崎(KTN)報道部の槌田禎子記者(49)は、噴火災害を取材し今も被災地を見詰め続ける一人として使命感を代弁した。

 「取材競争の過熱や日々のプレッシャーからマスコミは節度を保てず行動し、被災住民らに迷惑をかけた。私たちは犠牲者のことを胸に刻み、被災地がどう再生していくか継続して取り上げていく必要がある。 
2006年6月2日長崎新聞掲載>

浅間山の噴火を機に、人災といわれた18年前の雲仙・普賢岳の災害とマスコミの傲慢不遜な報道姿勢について回顧してみる。

(雲仙・普賢岳噴火災害の)報道について

被害の背景には当初発生した小規模の火砕流が衝撃的だったことから取材競争が過熱し十分な知識を持たない報道関係者が火山学者の存在を免罪符として、取材のため、「定点」と呼ばれた山と火砕流を正面から望める地点に入ったことがある。報道関係者は避難して無人となった人家に侵入するなどトラブルを起こしていたため消防団員、警察官が引きずり込まれる形で危険な地域に多く存在し犠牲となっている。犠牲者発生以降この反省も踏まえ報道関係者が警戒区域内に入ることはほとんど無かったが、その後も自衛隊の情報独占に不満があると主張する報道関係者が許可なく警戒区域内に侵入し書類送検される事例もあり、報道のあり方が問われる事件となっている。(ウィキペディア)

 

 以下は「雲仙・普賢岳噴火災害の報道」についてのコピペです。

64 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2007/06/04(月) 12:46:45 ID:er+ywW1V0
マスコミ関係者などが死んだ「定点」は、避難勧告がでていた。
危険地域であることを示すため、公的機関の観測員、消防団員も勧告地域から撤退していた。しかし、マスコミ関係者は、強制力がないことから、雇い挙げたタクシーとともに避難勧告地域内の「定点」に詰めていた。

そんな中、避難して無人の住民の家に無断で上がり込み、電気、電話を無断使用する事件が 起こった。
住民に不安が高まり、そのためもあって、いったん避難勧告区域外に撤退していた地元消防団は、ふたたび避難勧告地域内に入り、見回りを始めていた。
これらのマスコミ関係者、タクシー運転手、消防団員、許可を得て中に入っていた地元住民が火砕流に巻き込まれ死んだ。消防団員以外の地元犠牲者はたしか5名。それ以外が約35名。
避難勧告地域の境界で検問をやっていた警察官2名は、火砕流発生の連絡を聞き、中の人たちに知らせるために勧告地域内に入り、殉職した。

そしてこれが重要なんだが、火砕流の到達範囲は、まさに避難勧告地域内におさまっていた。
避難勧告をマスコミが守ってさえいれば、死者数ははるかに少なくて済んだに違いない。

名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 18:55:51 ID:J5ssSuib
当時消防団員だったからよく覚えているよ。
手柄狙いで勝手に居座ったマスコミのために、行かなくてもよい団員が行かされて焼け死んだんだよ。消防団員って素人だよ。プロの消防士じゃなくて、ほぼボランティアなのに、命令でそこに派遣されたんだよ。

で鬼畜なのはマスコミ

その後、何年もこの事件を取り上げるたびに、多くのマスコミ関係者などが犠牲となったって枕詞で始めやがる。で、死んだマスコミ関係者の話を美談として自分語りする。

あの現場には、新婚の団員や、子供が生まれたばかりの団員や、もうすぐ結婚するはずだった団員や、親の介護してた団員がいたんだぞ。
マスコミはそんなこと一つも報道しないけどな。

もう一度言うが、その団員達はそこに居たくて居たんじゃない。

 

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