狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

国民はバカではなかった!

2010-07-12 08:43:52 | 県知事選

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います

 

民主党の大敗、おめでとうございます!

あえて自民党大勝、と書かないのは昨日のエントリーでも書いたように、消去法で残ったら、結果的に自民党が大勝したというニュアンスが拭えないからである。

つまり、今回の民主党大敗は、鳩山素人内閣、菅市民運動家内閣が連係プレーでオウンゴールをしたといえるから。

自民党は、この勝利を自力によるシュートで勝ち取った勝利だと勘違いしたら、必ず国民のしっぺ返しを受ける。

勝って冑の緒を締めよ、とは今の自民党に当てはまる言葉だ。

昨日のエントリーで、「国民はバカ」を連発し、「バカは死ななきゃ直らない」で文を結んだ。

だが、やはり国民は、それほどバカではなかった。 学習能力をちゃんと発揮したのだ。

そう、国民は民主党が考えるほどバカではなかったのだ。

 

同時に沖縄県民も、バカでは無いことが投票結果に表れた。

今朝の沖縄タイムス一面トップは「民主敗北 過半数割れ」という白抜き大見出しの下に、次の見出しが躍っている。

島尻氏、大差で再選再選

山城氏に4万票差

島尻安伊子氏は昨年の総選挙で保守系の沖縄選出議員が、総崩れした中、ただ一人残った保守系(自民党)議員であった。

対する山城博治氏は、無所属ではあるが沖縄では一番人気の社民党が全面的に応援しており、新人とはいえ沖縄ではソノ道では有名人である。

その経歴を縁側さんのブログより引用すると、《元沖縄県庁職員で、県職労副執行委員長や自治労県本部副執行委員長などを歴任。また沖縄平和運動センター事務局長などに携わり、「平和運動」に取り組んできたようだ。》ということになる。

つまり、山城氏は、何かというと徒党を組んで、赤旗、赤鉢巻でで「○○反対!」とシュプレヒコールをする組織の親玉的存在である。

沖縄紙が常日頃報道する沖縄の状況だったら、山城氏こそ最も「沖縄の民意」を象徴する候補者ではなかったのか。

それが「僅差」ではなく「大差」で、自民党候補に大敗したことを見ても、沖縄県民は、沖縄メディアが考えるほど「バカではなかった」のだ。

一握りのノイジーマイノリティが本物のバカだったというわけ。

ところが、沖縄タイムスの総合面(三面)を見て、思わず吹いてしまった。

池野メダカがボコボコにされた後、「今日はこれくらいにしておいてやる」と嘯くギャグを思い出したのだ。

沖縄紙で「識者の意見」として必ず登場する左翼学者の江上能義早大大学院教授の談話を囲みつきで掲載。 次のような見出しをつけているではないか。

山城氏善戦、県民の怒りの表れ

同じ日の沖縄タイムス一面では、山城氏は自民党候補に大差で大敗と報じ、別の紙面では「識者の談話」とはいえ、「善戦」はともかく、「県民の怒りの表れ」はないだろう。 メダカさんじゃないが、この辺で勘弁して欲しい。

もう一つ、沖縄県民がバカではなかった証拠は、喜納昌吉民主党県連代表の余裕の落選である。

前稿で民主党が大敗したら、菅首相は頭を丸めて、喜納県連代表とコンビを組み、カンカラ三線でも弾きながらお遍路の旅でもするのがお似合いだ、と書いたが是非「懺悔の二人旅」を実行して欲しい。

                         ◇

昨夜は、民主党の過半数割れと千葉景子という現役の法務大臣の落選のニュースを聞いて、一応国民はバカでなかったことに安心し、早々に寝てしまった。

千葉景子といえば言うまでもなく、外国人地方参政権、夫婦別姓法案など外国人地方参政などに賛成した現職法務大臣。

それが落選するという結果こそ,国民はバカではなかった証拠である。

話は飛ぶが、先ほどTBS「みのもんたの朝ズバッ!」に、落選した喜納昌吉民主党県連代表が生出演して落選の弁を述べていた。

みのもんたの、「今後(落選後)はどのように進みますか」という質問に対する喜納氏の返答には、かじっていた塩煎餅を思わず噴出してしまった。

喜納氏は、ビートたけしに「本物(のバカには)負けるよ」と言わしめた、得意の首振りをしながら、こう言い放ったのだ。

「私は、これまで物を考えて行動したことはない」と。

さすが薬物経験者で国会議員にまでなった人物、言うことが意味深い。

これにはみのもんたも、ググッとつまって、「これからも頑張って下さい」という以外に対処法はなかったようだ。

 

今日も朝から猛暑のようで、早朝からセミの声が騒がしい。

「世界一危険な米軍基地」の近隣に住む宜野湾市民の筆者が、騒音に悩まされるのがヘリの騒音でなくセミの声というのも皮肉なもの。

「セミの騒音に悩む宜野湾市民」という現実は、沖縄紙を通してだけで「普天間基地」を理解しようとする方々には理解できないことであろう。

最後にもう一度くり返す。

民主党大敗、おめでとうございます。

本日の昼、那覇の某所で参院選の祝賀ランチ会を挙行するとのメールが入ったので参加することにした。

毎月集まる同級生の飲み仲間である。

だが、その7割は民主党支持者のはず。

それが何故祝賀会かって?

そう、理由は何でも「会」を挙行したがるのは、いつものこと。

とりたてて驚くことでは無い。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います

コメント (21)    この記事についてブログを書く
« ♪バカは死ななきゃ直らない♪ | トップ | 池上彰の政治解説 »

21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千葉とキナ (ヒロシ)
2010-07-12 08:58:25
狼魔人様おはようございます。
中山成彬先生や三橋貴明さんが落選してしまったのは残念ですが
祝!島尻あいこ当選。
祝!千葉景子・キナ昌吉落選。
です。
欲を言えば輿石や白にも落ちてほしかったです。
今回の選挙をきっかけに国民がもっと関心を持ってほしいです。
そうすれば谷さんを選ぶことはなかったでしょう。
返信する
落選 ()
2010-07-12 09:05:14
千葉・円・保坂・きな臭い「昌吉」落選が一番うれしい。
返信する
沖縄県民も馬鹿ではない (モノ言うサラリーマン)
2010-07-12 09:44:14
沖縄県民も馬鹿ではなかったですね(失礼)。反日プロパガンダ新聞や、戦争体験を語るオジーオバーはもしかして他の政党を選ぶのではないのか?というのは杞憂でした。それほど沖縄の経済は疲弊しているということでしょう。
私のいる神奈川県も千葉が落選!神奈川県民も馬鹿ではなかった。というか何故2人も候補を立てたのか?民主党。輿石とはくしんくんを落とせなかったのは残念だけど、とりあえず良しとしましょう。
返信する
Unknown (とおる)
2010-07-12 09:48:58
日頃のブログが、少しは効いたと思いますので、今後も、気長にご活躍下さい。
返信する
民主大敗万歳! (海外より)
2010-07-12 10:00:25
海外に住んでいて一番の気がかりは、祖国日本の将来。
今回はその将来を左右する選挙でしたが、なんと言っても溜飲が下がったのは現職閣僚千葉景子の落選!!!
白しんくんは、ヤフーの「みんなの政治」に自分に不利な書き込みがあると「名誉毀損で訴える」と脅しのメールを送りつけてくる奴です。たちあがれの選挙演説中には、嫌がらせ妨害をした不届き者のくせに。是非落選して欲しかったけど、比例なので仕方ありませんね、、、。
輿石も当選なんて、山梨県民の常識を疑いますが、とりあえずは、
祝、千葉景子落選!
返信する
座布団10枚! (Sugar Pie Guy)
2010-07-12 10:25:34
池野メダカの例えが素晴らしすぎます。
返信する
Unknown (タマ)
2010-07-12 11:12:44
おめでとうございます。でも山梨の輿石と比例のはくしんくんが当選しちゃって悲しいです。

同級生とランチですか…祝賀ランチ・県民大会ですね
返信する
祝 民主党大敗 (アイゼンシュタイン)
2010-07-12 12:42:51
ブログ主さま、久々に溜飲が下がる結果になりましたね。
ただ、日教組のドン輿石氏が逃げ切ったのが残念でなりません。あと少しだったのに。輿石氏と千葉氏は落としたかっただけに残念。
ところで、神奈川県民から明確にノーを突きつけられた千葉氏を、そのまま法務大臣として留任させるという馬鹿なことを言い出しています。
怒れ、神奈川県民。
返信する
おめでとうございます (のび太)
2010-07-12 18:37:53
正月でもないのに、自然に「おめでとうございます」と言いたくなる参議院選挙結果でした。千葉法相の落選を見て、「ヤッターッ!」と叫んでおりました。
返信する
Unknown (涼太)
2010-07-12 19:16:09
狼魔人様

仰るとおりです。今回の結果に自民党も驕ることなく、日本に本当に何が必要か考えて欲しいですね。
実際、国民を舐め切った民主党の10ヶ月。
私にはいまだに民主党に44議席も与える国民の気持ちがまったく理解できません。
普段沖縄の左翼マスコミの偏向報道しか接しない国民には、沖縄県においてなんで自民党の島尻候補が当選するのか理解出来ないでしょうね。
ただ、民主党政権が続く限り、普天間の問題は解決しませんね。
日本本土にも、米軍基地は沢山あり、1970年代までは、今の沖縄の様に反基地闘争は盛んでした。
ただ、住民はレンホーみたいな反日左翼の正体を見抜いていますので、まったく相手にしません。
いつのまにか、時代を超えて1970年代の反基地闘争が沖縄で起きています。
私は沖縄とて同じだと思います。過激な平和団体の行動に閉口する県民は多いと思っています。



返信する

コメントを投稿