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10月16日。
二回目の「教科書検定意見撤回要請団」が上京し、沖縄中を巻き込んだ「集団自決ー教科書」に関する大フィーバーも一段落が着いた。
地元2紙の紙面にも一時のような「新証言者登場」といった刺激的な記事も殆ど見なくなった。
その静寂の合間をつくように、
その日(16日)の琉球新報夕刊に、4ヶ月の長期にわたって中止されていた「沖縄戦の記録」がソッ再開された。
まるで人目をはばかるように。 何の予告もなく。
その特集再開の冒頭は次のように始まった。
≪さあ、筆者の長い夏休みを終え、「パンドラの箱」の物語を再開することにしよう。 夏休みと言っても、ただ遊んでいた訳ではない。 沖縄県資料編集室の膨大な海兵隊資料に目を通して、読者に伝える物語を探していたのだから読者も許してくれるものと勝手に決めている。
「パンドラの箱」の物語の順序も中身もちょっと変更を加えることにしたのでご了承お願いしたい。 だが、読者が「あっ」と驚く話が続くことには何ら変りはない。≫
ドキュメンタリー作家上原正稔氏の「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」の再開である。
ただし新報側の突然の連載中止であるにも関わらず、新聞社側からは連載中止の知らせも、4ヵ月後の突然の再会の知らせも読者に対しては一言の説明もなかった。
今後、琉球新報は「説明責任」で他人を責めることは出来ない。
結局、4ヶ月前に電話で問い合わせた答え通りの長い「調整中」を、筆者の上原さんの「長い夏休み」としてゴリ押ししたのだろう。
げに恐ろしきは新聞社の「調整」。
これを別の名で言うと「言論封殺」と呼ぶ。
長い「調整」の結果、内容も「調整」されている模様。
事前の予告では次は「慶良間で何が起こったか」を明らかにするとしており、集団自決の真実を白日の下にさらすとのことだったが、
再開した第2話のタイトルは「軍政府チームは何をしたか」となっている。
「集団自決」が起きた1945年3月下旬の慶良間を飛び越えて、
4月以降の沖縄本島の米軍上陸、投降住民の管理の模様を記しており、「慶良間で何が起こったか」については触れていない。
琉球新報の言論封殺については事情を知らない人のため、下記のエントリーを再掲するが、既に読んだ方はスルーしてください。
既読の方も、経緯の復習の意味でもう一度目を通していただけると幸いです。
以下は【再掲です】琉球新報の言論封殺が続いて今日で107日目です。(実際は再開の10月16日までは119日でした) 琉球新報の夕刊で火曜から土曜にかけての長期連載特集、 上原正稔著「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」が 掲載予定日の2007年6月19日より 読者に何の断りも無く一方的に中止になりました。 上原さんは掲載前に知人に次のように言っていました。 ≪19日付からは第2話「慶良間で何が起きたのか」が始まります。 同氏の話によると、 ≪沖縄で現在展開されている運動に水をかけることになる内容になるためか≫ ≪担当編集者の態度に変化があり、今回の事態に至ったらしい≫とも言っているそうです。 どんな大きな圧力が働いたのでしょうか。 問い合わせても「調整中」の一言で済ましています。 読者は一方的に「知る権利」を奪われています。 沖縄では今メディアの意見と違う考えは封殺される異常な事態になっています。 これでは戦前の言論弾圧と変りません。 琉球新報が連載を再開するまでこの記事を掲載し続けます。 狼魔人 ◆参考エントリー: 「パンドラの箱」 カギを握る上原正稔氏沖縄のマスコミは大政翼賛会か琉球新報によって削除された「沖縄戦記」ーーー再掲終了ーーー
沖縄マスコミは、警察も巻き込んだ虚報により沖縄県民をサヨク政治運動に駆り立て伝説的とも言える「“11万人”集会」を実施した。 その最中に「慶良間で何があったか」を白日の下に晒そうとした良識ある上原さんの連載特集。 これを琉球新報が新聞社としての恥も外聞もかなぐり捨て、必死で封じ込めたというのが、 上原さんの「長い夏休み」の真相のようだ。
琉球新報は恥知らずだと思う方、 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします |
>順序も中身もちょっと変更を加えることにしたのでご了承お願いしたい
11万人(主催者発表)の県民大会におされて真実まで変更されない事を願っています。
>読者が「あっ」と驚く話が続くことには何ら変りはない
あっと驚くのは多数派の読者です。
狼魔人さんを含めた少数派の私たちが驚くとしたら「あっ」ではなく「え~、なにこれ~」もしくは「あ~あ」というタメイキですから。
ヒロシさん
期待した再開ですが、肝心な部分は飛び越えて「米軍の住民管理」に話は移っていますね。
教科書問題が決着するまで「慶良間に何があったか」は保留にすると言うことで話が着いたのでしょうか。
しかし、読者に一言のお詫びもないとは、亀田一家より劣りますね。
内容を見ることは出来ていないのですが、ここで紹介して頂けるのを、お待ちしています。
今のところ「肝心な部分」を飛ばして同でも良いような生地が続いています。
興味ある記事があればお知らせしたいと思います。