狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

知事選挙、民意は変わった!

2010-11-29 09:15:46 | 未分類

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保守系候補の仲井真候補がおよそ四万票の大差で、圧勝したことをお祝いします。

偏向マスコミがサヨクの島と喧伝する沖縄で、県知事は四期16年間の長期にわたり保守系政権が続くことになる。

しかし沖縄タイムスも認めるとおり今回の大きな争点である「普天間移設」に関し、争点がぼけて「どちらが勝っても見通しが立たない」という説がある。

だがこれはある意味正しいが、別の意味では正しくない。

仲井真再選について数多くのコメントを頂いて、いちいちレスを返せず失礼していますが、その中で、わかり難い普天間移設の問題点をよく表していると思われるalphaさんのコメントを紹介します。

alpha   速報!仲井真候補当選確実! 
狼魔人様

仲井間知事再選おめでとうございます。

仲井間知事も、普天間基地について「県内に移転先は無い!」との公約を掲げておりますので、よもや辺野古への移転を口にすることは無いと思います。

今後は普天間基地を現状で存続させることで行かざるを得ませんが、辺野古に移転するよりははるかに軍事的合理性のある結論であり望ましく思っております。

世界一危険とまで主張していた普天間第2小学校について移転の要望は出されていなかったとのことでもあり、実は現状維持を最も望んでいたのは伊波氏その人であったことが暴露された今となっては、普天間基地の移転そのものが意味をなさなくなったと言っても良いと思います。

争点があいまいになった理由は仲井真候補の「対マスコミ戦略」にあった。 仲井真候補は当初から「県外がベストだが、(現実的には)辺野古も容認」であった。 少なくとも4月25日「県民大会」の頃までは県内2紙の執拗なまでの「県外圧力」を跳ね返していた。

ところが名護市長選で「県外派」の稲嶺市長が1500余票の僅差ながら、3代続いた保守系候補を倒し、続く名護市議選でも「県外派」が過半数を占めたあたりから作戦変更を検討し始めた。

「民意」を振りかざす地元マスコミを敵に廻しては勝てない、と。

沖縄二紙は、名護市の市外地区と問題の辺野古地区は、遠く山ひとつ越えた反対側の海岸にあり、辺野古区民は「移設容認」であるにもかかわらず、「県内反対」が沖縄の民意だと連日大々的に反基地キャンペーンを張った。 

これは良識ある県民なら誰でも知っている事実だ。

沖縄の選挙で県内2紙をまともに敵に回して勝利することは至難の業である。ましてや相手候補が「反戦平和」を金科玉条のように唱える相手だとなおさらのこと。

そこで仲井真候補は「対マスコミ戦略」の煙幕として重大な決意をし「県外を政府に要請する」と、マスコミの「民意攻撃」を避ける作戦に打って出たのだ。

案の定伊波候補は選挙戦中、「立候補寸前に意見がぶれる仲井真候補は信用できない」とあからさまな攻撃を加え、マスコミもインタビューのたびごとに「辺野古容認]から「県外」に変更した理由をオウムのように突っ込んで、伊波候補を後押しした。、

その度ごとに仲井真候補は「名護市長と名護市議会で民意が決まったのならから、事実上県内では無理ではないか」と、辟易した表情で切り替えしていた。 まさに」その通りだ。マスコミが「民意は県外」と煽っている以上、民意が真実なら県外しか考えられない。

だが、このマスコミ主導の「民意」を果たして仲井真候補は信じていたのか。 

仲井真候補は、名護市長選の民意が僅か1500余票の僅差であることで、「県外への変更」はあくまでも「対マスコミ」戦略であり、「民意」は変わることを見抜いていた。

果たせるかな今回の知事選で名護市の「民意」は見事にひっくり返った

僅か1500余票の僅差で、「沖縄の民意」だと喧伝する沖縄二紙の扇動報道が、間違っていることが証明されたのだ。

今回の知事選の名護市の結果はこうだ。

仲井真弘多   15213票

伊波洋一     13040票

何と、稲嶺名護市長が「民意を得た」ときより多い2173票の差がついているではないか。

選挙戦中、稲嶺名護市長は伊波候補を全面的に支援し「ぶれる候補信用できない」「伊波候補と自分(名護市長)はぶれずに、絶対グアム移設」だと叫んでいた。

沖縄2紙は、受け入れ側の名護市民が「沖縄の民意を決めた」と煽ったが、名護市民は実現不可能なスローガンで県政を混乱させる極左候補の正体を賢明にも見破っていたのだ。 

沖縄2紙が隠蔽した「ひめゆりの塔事件」の実行犯・川野氏を名護市議に選んだことを悔いた結果なのだろうか。

仲井真氏が当初主張していた「県外がべスト・・・」は今でも正しい。

外国の軍隊が自国内に駐留することは真の独立国ならいかにも不自然である。 ところが「平和憲法」のもとのわが国の実情と、周辺のヤクザ国家の跋扈を見ると日米同盟に頼るのもやむなしで、管政権が「辺野古回帰」したのも当然・・・と「民意」は判断したのだ。

ついでに知事選の得票結果を記す。

投票率60・88%。

当 仲井真弘多   335,708票

   伊波洋一    297,062票

   金城竜郎     13,116票

票差は、3万8626票の大差がついたが、注目すべきは「辺野古賛成」とマスコミに喧嘩を売るようなスローガンの金城候補の意外な善戦である。

もし金城氏が立候補しなかったら。その得票はすべて仲井真候補に流れたと推測できる。

だとしたら仲井真候補と伊波候補の票差は、

5万1742票とという大差がついたことになる。

以後沖縄2紙は

稲嶺名護市長の僅差の勝利を根拠に、「沖縄の民意」と喧伝することはできない。

民意は永久不変ではない。

時の流れで変わるものである。

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コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

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Unknown (一歩前進)
2010-11-29 09:54:51
仲井氏当選おめでとう。沖縄県だけではなく日本全国の多数の人が注目の県知事選、仲井氏が当選したことは大きな意義があります。それは沖縄県民の良識の勝利と見ていいでしょう。世の中、目先でしかことの判断ができない人も沢山いますが、沖縄にも良識派が多いい事に一先ず安心しました。
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Unknown (石原昌光)
2010-11-29 10:09:52
昨日まで、「普天間基地移設先に対する態度が曖昧」と仲井真知事を攻撃してきた支那タイムスの社説が、本日は、
「伊波・仲井真両氏共普天間基地移設に対しては県外・国外を主張している、民主党の推し進める辺野古の日米合意案はもう通らない。」
みたいな事を書いています。
自身が応援する伊波候補を有利にする為に、態度が曖昧だとあれほど攻撃した仲井真知事に対して今度は一転、「一応あんたも県外移設を主張してんだからな、変節するなよ!」と自分のしてきた仕打ちは棚に上げチンピラの恫喝をしている訳です。
仲井真知事は争点を曖昧にして正解でした。もし態度を明確に辺野古移設を主張していたら狂気のバッシングで海老蔵化していたでしょう。
ほんとに屑新聞です。(怒)
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安次富候補捏造キャプション事件の報告 (タケ坊)
2010-11-29 11:18:57
朝から安次富候補捏造キャプション事件について琉球珍宝と宜野湾選管に電凸して事実確認してまいりました。

それによると
・安次富候補から琉球珍宝に抗議。
・琉球珍宝、宜野湾選管に投票所内でおわび文の掲示許可を求めるも公職選挙法に基づきこれを拒否。
・約1時間後、琉球珍宝は読者あてに今回の誤報記事とウェブ発表のものとは違う簡素なおわび文を添えたA3版(A4の倍程度の面積です。)の張り紙を全投票所の敷地外に掲示することを選管に打診、選管側は了解し、琉球珍宝側は近隣住民に説明し実行された。
・ウェブ上に謝罪記事配信
・安次富候補、約1850票差で惜敗。
・昨日の琉球珍宝と安次富候補側の話し合いの中では一部に理解を示す関係者がいるものの、全体としては怒り心頭の模様。今後とも協議をする模様。
・読者側への調査結果や再発防止策、社内処分についての紙面での報告は現時点では全く考えてはいないが、安次富候補側との協議の中で検討していくかもしれない。

とのことでした。

クソ拭き紙にもならない琉球珍宝を廃刊に追い込め!!
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前途が・・・ ()
2010-11-29 11:27:17
開けました・・嫌いな奴が敗北、沖縄勝利。
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Unknown (涼太)
2010-11-29 11:39:40
狼魔人様

仲井真知事当選おめでとうございます。
沖縄の友人から情報は得ていましたので、予想通りでしたが、最後までヒヤヒヤしていました。
今、米韓が合同軍事演習をやっています。流石のハッタリの国、中国、北朝鮮もびびっています。
反撃に14分もかかったとかで、韓国の国防相の首が飛びました。その点でも沖縄は重要な位置にあります。
日本人にも改めて国防と何か考えさせらる事件です。今の日本の軍事力ではアメリカの助けは必要です。仲井真氏が仰るように日本人全体で考える問題です。ただ国防問題を沖縄に丸投げした民主党にはこの問題の解決は無理でしょう。
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良かったですね (杢兵衛)
2010-11-29 11:41:19
徐々に快方へ行くように願ってます。
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Unknown (涼太)
2010-11-29 11:51:32
狼魔人様

また、ポッポが余計なこと言わないか心配です。
さしずめ、私の思いが沖縄県民に届いた。とか言い出さないとも限りません。
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おめでとうございます。 (モノ言うサラリーマン)
2010-11-29 11:54:11
遅ればせながらまずはおめでとうございます。神奈川からでも気になっておりました。中華帝国が狙っている沖縄です。いろいろ問題はございますが、米軍には沖縄にいてもらわなければ、オチオチ寝てられないというのが正直なところではないでしょうか。
さすがに次回は苦しいので後継者の育成を保守には励んでいただきたいところですが、沖縄の特殊事情で一筋縄ではいかないでしょうな。
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共産党反省汁 (違反洋一)
2010-11-29 20:52:07
新報の誤報記事に関係なく安次富候補は僅差で負けていたと思いますよ。理由は一般有権者は政策論争ではなく地域の有力者の声に順応だからだと思います。あの地域は「違反洋一」支持で脳みそも固まっていたと思いますので仕方ないと思います。私の近所でも有権者は候補者の主義主張などどうでもいいことなのです。固定観念で固まっています。創価ぱ公明。共産は共産と割り振りされているのが現状でしょう。
それにしても夏場、窓を開けていたらたまったものではなかったです。選挙は冬場に限りますね。声が大きければ勝てるものではないと自覚して欲しいです。
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ある感想 (太平山)
2010-11-29 21:46:47
遅れ馳せながら、宮古からも仲井真知事再選を祝します。当初は楽勝ではないかと思っていましたが、狼魔人日記を読むに至って危機感を抱くようになりました。宮古島での伊波陣営の運動ぶりは狼魔人さんが言うように、仲井真陣営を凌いでいたからです。そしてまた伊波陣営以上に運動が盛んだったのが金城候補の陣営でした。特に若者や女性を中心にした、宮古婿をアピールしながらの戸別訪問を含む運動には見習う点が多々あり、保守票が割れるのではと心配したほどです。

妻や娘に仲井真が危ないから、仲井真に入れろと厳命しましたが、後で聞くと金城に入れたという。何故だ!と問うと「可哀想だから」というではないか。「可哀想!」ウ~ン分からない訳ではないが、女には主義、主張よりその感情が優先するのかと改めて考えさせられた次第。

確かに金城陣営にはそう思わせるものがあった。主義、主張にしても私には仲井真よりも国防を中心に説く金城候補に賛同するものが多い。金城候補は「正直言って、残念だ」と言っていたが、どうしてどうして私はよくやったと思っている。1万3千余の票には女性の同情票が結構あるのではないかと観ている。

翻って、女性票から自民党を考えた場合、谷垣総裁ではもう無理だとの感が強い。ソフトイメージでは安倍さんと同様だが、安倍さんは女性からは人気があった。谷垣総裁が女から人気が無いのは去勢された猫のような蒸留水のイメージが強いからではないか。

ここはもう谷垣総裁は禅譲で稲田朋美議員に総裁を譲り、自らは一兵卒に降り、来る選挙を戦わねば自民党は陽の目を見ることは無いと感じている。管、仙谷は言うに及ばず並み居る民主党幹部を斬って捨てることができるのは稲田朋美議員だけだと思うからだ。

私は特にカマキリ女の蓮舫議員が稲田朋美議員にメッタ斬りされるところを見てみたいと願っている。
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