日本では今朝6月7日の、日本 対 ザンビア 戦。
点を取られ、取り返し、また取られの展開。
いつも、くちポカン開け続けてる、金髪、目ギョロリンコ坊やも、気持ちが良くも悪くもみなぎり過ぎている、かつてキャバクラ浸りしていた、茶髪なまいき坊やも、ゴールを決めた。
おまけに、放送出演が決まれば、日本代表の試合直前調整は観にいくものの、普段はまったく来ないくせに、マイクの前で、したり顔で、わ~わ~騒ぎまくる「怪説、応援者」が、今日も、テキト―にわめいていた。
真摯なファンに、あざけ笑われているとも知らずに・・・・・。
こう書いただけで、なんのスポーツ競技のことを指しているのか? 殆んどの人が、お分かりになるだろう。
見方や、感想に、異論はあるにしても。
そう、サッカーだ。
さらに、、サッカーの!「ワールドカップ」の開催が迫っていることは、今や、誰もが知るはめに陥っている。
先日の朝、小学校に通学する子供たちが、ワールドカップをクチにして、学校に向かっている会話を聞いた時には、ここまでか!と、がく然とした。
それに較べ、ラグビーの方の「ワールドカップ」の”知名”度は、”致命”的に無い!
実は、来年開催され、なお且つ、その4年後の2019年、この日本で開催されることを、どれほどの国民老若男女が知っているだろうか?
もっとも、世界最強のチームを決める「スーパーリーグ」の観客数も、毎年、止めども無く、減り続けている。
時には、7万人収容出来るスタジアムに、約3割しか客の姿が見当たらない時も多い。
雨も降っていない。格別、寒くも無いナイトゲームでだ。
スター選手の最高年俸、日本円に換算して、3000万円。
つい先日も、東芝に2人の現役バリバリのスターが新加入した。もちろん、府中工場での勤務は、しない。
プロ契約。2年で、年俸3000万円。住まいと、通訳付き。日本に、これからも、次々と来るだろう。そして、2年ほどで、帰るか、もっと高い年俸をくれるチームに、あっさり移籍・身売りする。
移籍金など、生じない。
日本選手が、田中史朗(ふみあき)など数人が、逆に「スーパーリーグ」のフィールドで、活躍・・・・・とまではいかないが、腕を磨き、1回りどころか、3回りぐらい大きくなって、日本代表戦で大活躍している。
日本での年俸、約800万円。税込みだ。
向こうに行っても、ほぼ同様。
しかし、日々の刺激が違う。レベルが違う。当たり!が、格段に違う。もっと、もっと、挑戦していく者が増えて欲しいと思う。
その間をつなぐ、声掛け、コーディネイトは、実は、あのジョン・カーワンがやってくれていた。
恩義ではない。選手の力量を熟知していたからだ。
カーワンが、かつて、わたしのこんな質問に、つたないニホン語でこう答えた。
---日本代表のなかで、世界に行っても通用する選手は、おりますか?
「う~ん、1人だけ(いる)ね」
---それは、誰ですか?
「オニザワね」
ああ、小野澤宏時か。彼なら、確かに・・・・・。そう、思った。それを、ある時、本人に告げたら、信じられない表情を見せたあと、笑顔。
そんな彼でさえ、かつてのチカラは衰え、精神的にも落ち込んでいた。
古巣のサントリーをクビになり、今季からキャノンで最期の数年、プレーして、チームの若手に刺激を与えていく。
かつて、彼はこんな希望を話してくれた。
「通っている大学院で教職課程を経て、教員になってさ。高校生のラグビー部員を強くして、花園に出させてみたいんだ。それが、夢といえば、夢みたいなもんかなあ」
それにしても、世界的にも、ラグビーとサッカーとの開きは、年々、大きくなるばかりだ。
日本だけが、特異ではないのが、逆に深刻さにつながっている。
あの3・11の地震で揺られても、まったく損傷もしていない「国立競技場」をわざわざぶち壊す、「2020年、巨額無駄遣い東京オリンピック」。
その開催が知られていても、明日6月8日、都内某所で、その名も「ジャパン セブンズ 2014」が開かれることを知っている人は、行く行かないは別として、どれだけいるであろうか?
毎年、天候が良い日でも、入場者は、6割入れば良い方。ときに、雨模様の荒天だと、ラグビーをしている小中高生たちに招待券を大量配布しても、足の運びは悪く、3割の年もあった。
その某所の会場名すら、知らないという人は、おそらくラグビーファンが、腰を抜かすほどいるだろう。
国立競技場へ向かう人の波のなかに、たまに間違って入り込んで気付く人は、見たことはあるが。
おまけに、朝から夕方まで、長時間、行なわれるのだが、テレビ中継はまったく無い。
その大会で明日、なんと、サンプラザ中野、改め芸名「サンプラザ中野くん」が歌うとか。
あの、音痴が!プロとしては、恥ずべき音痴を出すの?
日本ラグビー協会で、彼の起用を決めた人は、近年の彼、早稲田大学除籍処分の、中野裕貴(本名)53歳の歌声をライブやCDで聴いたことが、あるのだろうか???
8日、昼、会場で聴いて、驚き、苦笑し、おカネを捨てた、恥かいたと、後悔することを、あらかじめ申し上げておく。
それにしても、この5月25日。”最後の国立でのラグビー”をキャツチフレーズに行なわれた、日本 対 香港 戦。
この日、曇り空で涼しく、スポーツ観戦日和。
なのに、5万人入る会場に、1万6371人。
たった、と言葉を添えても良い、淋しい入り。
これが、今のラグビー試合、招集能力を表わしている。そう言っていいだろう。
試合は、49-8と、快勝したが、来日した選手たちの戦力を考慮すれば、当然の結果だ。
また、5日後の30日。都内某所で、サモアとの試合が行われた。観客の入りは、7割強。
サモアは、世界8位。日本は、13位。なので、33-14で勝った折り、歓喜の声が上がった。ラグビーマスコミは、誉めそやしたが、実は、来日したチームは、国際試合出場経験の無い若手中心。主力は、来日2~3人だけ。
実態は、いわば、サモア2軍。
だから、このチームにも、勝って当たり前。むしろ、前半のミスが気になった。
現ヘッドコーチの、エディー・ジョーンズ。
勝利後のインタビューで、「ミスさえしなければ、あと5~6トライは取れた」と言い放った。
さて、そこまで、チャンスがあったかどうか? そこまで、取れる力量が現チーム戦力にあったかどうか?
はなはだ、疑問。はなはだ、かいかぶり。
しかし、確実に、選手個々の実力と、チーム全体の実力は一歩一歩伸びていることは確かだ。
それは、ラグビーファンの誰の目から見ても、明らかだろう。
以前も書いたことがあるが、試合中継での元・日本代表、大畑大介の口癖。
「やはりね」「ね、ね、」「やはり」「やはりね」
また、やはりクチにし続けた。
どうにか、ならんのだろうか? 自分こそ、ラグビー界のスターだという自意識と共に・・・・・。
で、コレを読んでいる人の中に、明日6月8日(日・日本時間)、日本代表が、カナダ代表と試合をすることを知っている人が、どれほどいるだろうか?
ワールドカップのたびに、大接戦の引き分けを繰り広げているだけに、こんどこそ、キッチリと決着をつけて欲しいモノだ。
そう、改めて強調するが、日本代表は来年のワールドカップ出場を、今回も果たしたのだ。
国民の大半の皆様は、知らないだろうけど・・・・・。
とはいえ、もう、エディーの持つ指導力には、底が見えた。脳梗塞が、完治したのかどうかも、定かでは無い。健康面にも、いまだ不安が残っている。
なので、元イングランド主将をコーチに引き入れ、力量が透けて見えたコーチのクビを斬るなど、コーチ陣のテコ入れと刷新を、目下図っている。
いつエディーを辞めさせても良い様にだ。
なにやら、かつて、エディーがサントリー入りした際に、当時の監督・清宮克幸おろしの布石として、次期監督含みであったように。
サントリーは、当時、指導者がエディーでなくとも、優勝するチカラは持っていた。が、カンフル剤が欲しかった。だから、起用した。
そして、日本代表。
薫田真広に引き継ぐ前に、盤石のサポート体制を敷いておきたい、協会の意図も、ほの見える。
何と言っても、エディーがぶち上げ、大言壮語したほど、世界10位入りが出来ていないのだ。停滞している。
サモア2軍に勝って、やっと12位になれただけ。まあ、この順位。極めて正確な実力を表わしたものでは無いが、目安にはなっている。。
そのうえ、笑えることがある。
試合後、エディーが、インタビュアーの日本語の質問に、女性通訳を横に従えてコメントを発する。
通訳がいるのに、質問に大きくうなずき、間髪おかず、すぐエイゴで答えるエディー。それを、通訳する女性。
このオッサン、日本語、実は聴き取る能力はあるうえに、話せる。なにしろ、妻が日本人。
もう、日本での生活は長い。
あのジョン・カーワンは、聴く、話すが、離日するまで出来なかったので、通訳が必要だった。
しかし、エディーは、違う。
ガイジンを装ってみても、もう、演技は下手。
サントリーから”移籍”させた通訳には、何の罪も無いが、もはや無駄と言って良い。
以前の通訳も、エディーが日本語を聴く、話せる能力は、殆んど、日常生活には差し支えない程度だの、わたしに漏らしていた。
エディーの近くで、彼のことを、意図的に厳しく小さな声で話してみたら、とたんに目剥いてたもんなあ。
日本人のラグビーファンの1人として、2019年に向けての厳しい苦言。
神輿担ぐつもりは、カケラも無い。
これからも、「隠された事実」をもとに、述べてゆく。