価値ある一発が出ました。
ドラゴンズです。
対ジャイアンツ戦、東京ドーム8回表同点で、福田選手のホームランが出ました。
もうそれだけで、OKです。
今日の試合は。
以後観ていません。
またしても観てしまったのは……
『君の名は』です。
我が家では、娘だけがこの作品を観ていなくて、ディスクを借りてきました。
二泊三日ですから、早速観なければということで、娘が観たのですが、一緒に観てしまいました。
二回目ですが、引き込まれて観てしまいました。
一回目はスクリーンで、当然、入り込んでいます。
今回はうちのテレビで、飲みながら、少し離れてですが、見入ってしまいました。
妻も、二回目の方が面白かったとおっしゃいました。
私的には、切なさというか、虚しさに近い怖さが、より一層身に迫ってきました。
時を超えてしまっても、起きたことは補いきれない、という辛さが残っているのだと考えます。
作品の中でも、神社に代々伝われていた奥義は焼失してしまっている、という前提があります。
これはある意味、人生の意義に当てはまるものではないかと、捉えられるのです。
生まれた目的はあったのに、誰もが忘れてしまっている、という。
原罪なのではないかと。
破滅を免れたけれど、その元になった肝心なことを忘れてしまっていると。
それが何なのか思い出せないまま、もどかしいまま、都会で孤独な生活を続けていると。
ある日、すれ違った列車の向こうに、それを認めるわけなのですね。
これって残酷では……。
スクリーンで観たときには、最後に逢わないと思ったのですが……
二回目観たときは、そこのところはどうでも良くなっていました。
なんなんでしょう。
観る人によって、年代によって、感じ方が違ってくる、不思議な作品であることは違いありません。