戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

彗星か……

2017年08月04日 | 想うこと

価値ある一発が出ました。

ドラゴンズです。

対ジャイアンツ戦、東京ドーム8回表同点で、福田選手のホームランが出ました。

もうそれだけで、OKです。

今日の試合は。

以後観ていません。

またしても観てしまったのは……

『君の名は』です。

我が家では、娘だけがこの作品を観ていなくて、ディスクを借りてきました。

二泊三日ですから、早速観なければということで、娘が観たのですが、一緒に観てしまいました。

二回目ですが、引き込まれて観てしまいました。

一回目はスクリーンで、当然、入り込んでいます。

今回はうちのテレビで、飲みながら、少し離れてですが、見入ってしまいました。

妻も、二回目の方が面白かったとおっしゃいました。

私的には、切なさというか、虚しさに近い怖さが、より一層身に迫ってきました。

時を超えてしまっても、起きたことは補いきれない、という辛さが残っているのだと考えます。

作品の中でも、神社に代々伝われていた奥義は焼失してしまっている、という前提があります。

これはある意味、人生の意義に当てはまるものではないかと、捉えられるのです。

生まれた目的はあったのに、誰もが忘れてしまっている、という。

原罪なのではないかと。

破滅を免れたけれど、その元になった肝心なことを忘れてしまっていると。

それが何なのか思い出せないまま、もどかしいまま、都会で孤独な生活を続けていると。

ある日、すれ違った列車の向こうに、それを認めるわけなのですね。

これって残酷では……。

スクリーンで観たときには、最後に逢わないと思ったのですが……

二回目観たときは、そこのところはどうでも良くなっていました。

なんなんでしょう。

観る人によって、年代によって、感じ方が違ってくる、不思議な作品であることは違いありません。