戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

日曜、昼と夜は

2016年05月29日 | 想うこと

五月も最終日曜日になりました。

天気も良いですし、とても過ごしやすい休日です。

高山では、本町通りで『味祭り』を行っていますし、護国神社の境内では、『全国泣き相撲』が催されます。

全国から、”泣き自慢”の赤ちゃんが200人くらい出場するとのことで、大にぎわいになるでしょう。

現在は、街から赤ちゃんの泣き声が消えています。

30年以上前は、どこの町内でも、赤ちゃんの泣き声は聞こえたものです。

しかし、いまは、たまに聞こえてくると、”懐かしい”と思ってしまいます。

泣き相撲を主催なさっている方が、「昔は赤ちゃんの泣き声を聴くと、やかましいと思ったけど、今は、ありがたいと思う」と、仰っていました。

実感でしょう、私も同感です。

さてそんな日曜日、夜には、”大河ドラマ”が放映されます。

『真田丸』、放映開始当時、観ていました。

第五話くらいまでは、見続けたと思います。

それが観なくなったのですが・・・

先日、ある飲み屋で、知り合いから、「真田丸を観ているか?」と、訊かれました。

私は、「本も面白く、役者も魅力的だけど、演出がたるくて観なくなった」と、言いました。

”韓ドラ”や”メリケンドラマ”に比べると、リアルさに乏しく、厳しさがなく、筋が読めてしまうと。

まあ、ドヤ顔で、賜ってしまったのです。

するとその方、「大河ドラマは、家族で観るものだ」と、仰いました。

おじいちゃん、おばあちゃんから、子供たちまで、一緒になって観るものだと。

日曜夜は、『サザエさん』から始まって、大河ドラマが終了するまで、家族一緒に楽しむのだと。

・・・・なるほど。

言われてみると、そうだと思いました。

うちなんか、ドラマはそれぞれが勝手に観ています。

妻は韓ドラを、私はメリケンドラマを、息子はアニメを、娘はトレンディードラマを、という感じです。

それぞれ、一人で観ています。

四人が一緒になって観るということは、あまりないです。

その方に指摘されて、そうだったのかと理解しました。

家族みんなで観るために、作りがあまいのだと。

けっして貶しているわけではありません。

おじいちゃんおばあちゃん、から、子供たちまで、一緒に楽しませるために、際どく描かないのだと、理解したのです。

さすがNHK、今までさんざんバカにしていましたが、侮れないなと。