漢方薬といえば、イメージとして、ゆるい薬のような気がしていましたが・・・
症状が劇的に変わることはないにしても、飲み続けることによって、少しずつ体質が変わり体調も良くなっていくものだと。
たぶん、そういうものなのでしょうけれど・・・。
近所の人から、こういうこともあるのだ、という話を聞きました。
その方は胃腸の調子が悪くて、かかりつけの医者から飲み薬をもらい過ごしていました。
それでもなかなか好転しないため、総合病院へ行き、胃カメラまで飲み検査をしました。
検査の結果、酷く悪くなっていることはないことは分かりましたが、症状が改善されないため、ある漢方薬を処方されました。
そして、それを二ヶ月ほど飲み続けたら、胃腸の調子が良くなったとのことです。
よく効いたものだと感謝しつつ、それでも、定期的に通っている、かかりつけの医者に行き、そのことを報告したところ、漢方を飲み続けるなら、血液検査をしましょう、となったのだそうです。
血液検査の結果、肝臓の値がすごく上がっていたことが分かったそうです。
脂肪肝、と診断されるまでになっていたとか。
それで、また病院へ行き検査を受けたそうです。
それにより、漢方を飲み続けたことによる副作用であろう、という結果が出たそうです。
胃腸の調子は良くなったのだけれど、肝臓に負担がかかってしまったということです。
もちろんこれは、本人の体質の問題もあります。
ですけれど、漢方にはこのように怖い面もあるとのことです。
本人曰く、血液検査を受けたら、と言われたから良かったけれど、薦められなかったら飲み続け、肝硬変までいっていたかも、とのことでした。
そういう一面もある、という話だと考えますが、薬は毒でもあるのだということを、あらためて知ったしだいです。