河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/30(土)13時半【生演奏でバッハを③】「フランス組曲」3番、6番。NHK文化センター京都教室(大丸より徒歩5分)

ジュピター冒頭

2008-12-07 19:42:35 | モーツァルトに会いたい・4
交響曲「ジュピター」第1楽章の冒頭部分、
モーツァルトのひらめきが素晴らしいと思うのだけど
それをなかなか上手く説明できず

この何日か
ことあるごとに・・・たとえば、ろくの散歩しながら・・・
そのことを考え続けてた。

①「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」
②「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードソーファ ラーソ 」

①②の各後半部分、すなわち
①「ドドーシレード ソーファ 」
②「レレードソーファ ラーソ 」 
これらをすごく簡単に書くと

①A「シードーファ」
②A「ドーレーソ」

となる。
つまり、アッポジャトゥーラ(倚音、前打音)を略したわけ。

この①Aと、②Aを
もっと簡単に書くとこうなる。

①B「シーファ」
②B「ドーソ」

もう一度「ジュピター」冒頭部分を最初から書くと

①「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」 
②「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードソーファ ラーソ 」  

になるけど
これを骨格だけにするとこうなる。

①C「ド ・ ド ・ ド ・ ・ ・ シーーーファ ・ ・ ・」
  (Ⅰの和音・・・・・・・Ⅴの和音)
②C「ソ ・ ソ ・ ソ ・ ・ ・ ドーーーソ ・ ・ ・」
  (Ⅴの和音・・・・・・Ⅰの和音)

これならとても単純で
誰でも思いつきそう。

モーツァルトの天才は
この後のアッポジャトゥーラの付け方なんですね。

続きはまたあした。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ジュピター音型①

2008-12-05 20:23:50 | モーツァルトに会いたい・4
11月22日の日記に書いたことなのだけど
交響曲「ジュピター」冒頭の音型

①「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」
②「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードソーファ ラーソ 」

これがなんでもないようで

特に①②のそれぞれの後半
①「ドドーシレード ソーファ 」、②「レレードソーファ ラーソ 」
これらが本当にすばらしい。

以下のことをやってみるとそれがよくわかる。

この聴きなれた8小節を
暗譜で弾いてみる(ドレミで歌ってみる)。

①「ドドーシレード ソーファ 」は、問題なくクリア。

ところが②になると怪しくなる。

その証拠に!

実は私が11月22日に書いた日記のなかで
この音型を
みごと間違えて書いていたノデス。

正しくは
②「レレードソーファ ラーソ 」なのに
②「レレードファーミ ラーソ 」と、真ん中の2音(ファーミ )が違う。

自慢じゃないが
私は絶対音感バリバリ少女だったので
通常ドレミを間違えるということはまずあり得ない。

・・・・ここまでやっと書いたのに
さきほどバカな単純ミスをして
書いたもの全部消えてしまいました・・・(泣)

今日はこれ以上書く気力なし。

つづきは明日。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

モツ愛4 打ち上げ

2008-12-01 22:19:28 | モーツァルトに会いたい・4
11月24日の「モーツァルトに会いたい4」の事後報告つづき。

終演後、1階のマエダコーヒーで
簡単にビールでカンパイ、サンドウィッチなどをつまんだあと、
近くの居酒屋さんで
10人あまりと飲んでは食べ、食べてはしゃべり・・・。

今回は
気鋭のピアニスト・O井クンが打ち上げに参加、
喋くりマシン全開だった。

私が覚えているものでは
以下のような会話がかわされていました。

お客様F氏
「むかしバレンボイムが弾くモーツァルトのリサイタルを聞いて
それ以来モーツァルトに全然魅力を感じてなかったのが

『モーツァルトに会いたい』でコーノさん(私のコト)のピアノを聴いて以来、
モーツァルトに惹かれるようになったんですけど
なんでなんでしょうねぇ?」

わたし
「そらモーツァルトに対する『愛情』がちがうんよ~!」(たぶん半分酔ってる)

O井クン
「あんた~(私に対して)、
普通はそういうとき
『いや~、そんなことあらへんわぁ』
ていうもんやでー!」

・・・・11月24日の夜はこのように更けていきました・・・。

翌朝、O井クンは関空よりヨーロッパへ飛ぶ・・・はずが・・・。

O井クン、
前夜わたしにアラレもないコトバを投げた
そのバチが当たったのでしょうか、

JR特急「はるか」で関空に余裕で着く、と思いきや
大阪環状線で飛び込み自殺が発生、
あろうことかチェックインに間に合わなかったとか。

お気のドク・・・・。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

本番その後

2008-11-28 20:39:38 | モーツァルトに会いたい・4
24日「モツ愛4」は
昨日の日記の通り無事終了。

本番では、おおむね大過なく全てが進行したと思う。

OS嬢のナレーションも
初めに比べると随分こなれてきた感じだったし
(なにしろ私もOS嬢も某京都市立音楽高校の出身なので
一般常識的国語能力に時々陥穽があったりして?!)

後半のパート交代も
全部で6回あったわけだけど(第1、第2、第4楽章それぞれ2回づつ)
比較的落ち着いてできたように思う。

・・と言っても
ゆっくり立ち上ってたら間に合わないので
私の場合(最初は左側に座ってる)、

繰り返しの4小節くらい前になったら弾きながら中腰になって立ち上がり始め
提示部が終わったとたん椅子の左に出て椅子の後ろをまわり
小走りで右の椅子の右へ移動、

提示部冒頭のフレーズ4小節くらいはOS嬢にお任せしながら
第5小節目から半分立ったまま弾き始め
そのまま腰掛ける

ということをやった。

最初の交代のときは
客席からもどよめきが聞こえたような・・・。


それにしても
「魔笛」は、私はウィーンでさんざん見たオペラで、弾くのが本当に楽しかったし
「ジュピター」は、プログラムノートにも書いたけど
弾いてるときの高揚感というのは特別な感じだった。

アンコール「アイネクライネナハトムジーク」は
前半・Primo KM嬢、Secondo わたし、
リピート・Primo OS嬢、Secondo KM嬢、
後半・Primo わたし、Secondo OS嬢
ということで締めくくりました。

アンコールでは、
譜めくりも、3人のうちの立っている1人がすることにしていたところ
みごとOS嬢が間違ってめくったりしましたが
それもご愛嬌。

笑ったのは
(あとで昔の芸大の学生さんからもらったメール中に書いてあったことですが)、

OS嬢とKM嬢が弾いているとき
わたしが、そのうしろでうろうろと歩き回りながらその演奏を聴いていたのですが、
それを見て
「センセイのピアノのレッスンみたいでした。
センセイが後ろに立たれるとキンチョーしたのを思い出しました。」
ですって。

確かにあのとき
二人のうしろに立って聴きながら
半分センセイになってたかも。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

本番終了

2008-11-27 13:54:48 | モーツァルトに会いたい・4
11月24日、「モーツァルトに会いたい4」
「ピアノ連弾で聞くオペラと交響曲」無事終了。

3時開演で、終わったのが5時半近く、という演奏会になって
時間的に長すぎたかと心配してたけれど
いろいろな方のメールやアンケートを読むと
そんな心配は無用だったみたい。

前半の「フィガロの結婚」序曲(Primo OS嬢、Secondo わたし)のあと、
少しお話。

続いてオペラ「魔笛」抜粋を
Primo KM嬢、Secondo わたし、ナレーション OS嬢
という布陣で。

休憩のあと
約百歳のピアノ・ペトロフ修復のお話を山本宣夫さんがされ
最後に「ジュピター」交響曲をPrimo OS嬢、Secondo わたしで。

アンコール
アイネクライネナハトムジークを
三人で交代しつつ。

・・・今からレッスンなので
この続きはまたのちほど。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

いよいよ

2008-11-24 01:05:09 | モーツァルトに会いたい・4
本番を控えて
今日(昨日)日曜日は
京都芸術センターの、修復後のペトロフとご対面。

夕方から夜にかけて練習させてもらいました。

なんというか、独特の潤いある音色は変わらず
以前より安定した感じ。

明日のGPで、もうちょっと変わるかも。

たいへん楽しみです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ジュピターについて何を語る?

2008-11-22 23:40:59 | モーツァルトに会いたい・4
今日は、夜7時にOS嬢が来宅。
ジュピターとフィガロ序曲を練習。

OS嬢には、「魔笛」のナレーションもお願いするため
その原稿を今日少し音読してもらったが
漢字の読みが独特なこと(?!)判明、
明日の練習に期待。

プログラムノートについては
「魔笛」は一応書けたのだが
「ジュピター」について何を書くかまだ思案中。

さっきもコープマンのジュピター聞きながら
なんでこんな音楽考えつくの、と思わずつぶやいてしまうほど
この音楽に惚れてるけど

ジュピターの中の
たとえば第2楽章のこの部分が素晴らしい、と思っていても
それを、読者に伝えるのは至難の技。

楽譜を使ったり
楽器を使えば簡単に説明できることもあるけど
プログラムノートには、それは無理。

かといって
モーツァルトがジュピターを作曲した頃は
借金の手紙を書きまくっていました、と書くのも・・・。

ところで、
今日練習していてあらためて気づいたのは
第1楽章冒頭の8小節だけでも、ほんとーに素晴らしい、ということ。

「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」
「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードファーミ ラーソ 」

この各後半の「ドドーシレード ソーファ 」「レレードファーミ ラーソ 」が、
良くできてる、というより
すごいヒラメキ、という感じ
(バスや内声は省略しますが、もちろんそこも素晴らしい)。

なんでもないようで、このメロディ
とてもイロッポイ。

①「ドドーシ レード ソーファ 」と②「レ レード ファーミ ラーソ 」の二つが
対応しているようで
微妙に違うからでしょうね。

①「ド・シ・レ・ド・ソ・ファ」の音程関係と
②「レ・ド・ファ・ミ・ラ・ソ」の音程関係を調べてみるとわかる。

①「半音・短3度・全音・完全5度・全音」
②「全音・完全4度・半音・完全4度・全音」

こう書いてしまうと全然色気ないけど
実際に弾いてみると
①と②の曲線の曲り具合の違うのが、なんともイロッポイのです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

コープマンに会えました

2008-11-21 23:20:08 | モーツァルトに会いたい・4
ようやく「魔笛」ナレーションが完成。

今日はKM嬢が来宅、練習のときに
そのナレーションを入れて通して弾いてみた。

時間的に長くなることを心配していたけど
なんとか1時間以内にはおさまりそう。

あとは、ジュピターのプログラムノートを書かなければならない。

ジュピターは、
「ジュピター音型」のことや
最後の3つのシンフォニーがものすごい短期間で書かれたこと
ブラームスのシンフォニーのこと(第1番~4番の主音がジュピター音型)など

書かれるべきことは一杯あるのだけど
なんというか、今さら書くのもね~って感じ。

それはそうと、
この間から私の好きなトン・コープマンの
ジュピターCDをずっと捜していて、
ネット上のいくつかのお店でももちろん捜したのだけど
どうしてもこれだけが見つからなくて(他のシンフォニーはある)
半ばあきらめていたところ

iTunes という、ネットからダウンロードするサイトで発見!!
シンフォニーが3曲入っているアルバムが800円でダウンロードできた!

今も、このPCのスピーカーから
そのコープマンのジュピターフィナーレを聞きながら
これを書いてる。

おっこれは実況録音だ!
ブラヴォの声が入ってるぞ。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

詩人モーツァルト

2008-11-20 22:47:53 | モーツァルトに会いたい・4
せっかく髪を切りに行ったのに
カメラマンさんが×とかで、
24日当日の写真は載らないことに・・・。

まあその分、演奏に集中できるということですね。

今日はOS嬢と、フィガロ序曲とジュピター。

練習の時には譜メクリの人がいないので、
提示部繰り返しのときのパート交代が
まだまだ慣れない感じ。

今日感じたのは、
再現部(A・B・Aダッシュ の中のAダッシュ)を弾くとき
提示部(A)と同じメロディの所でも
何かしら気分が違う、ということ。

あるいは、ゼクエンツでも
その3回なら3回が
カラーが変わるというか、決してパターンではなく
気持ちや様子が変化する、ということ。

そういうことを誘うような音楽が
モーツァルトの譜面に書かれている、ということかな?

形としては、
フィガロの序曲も、ジュピターのどの楽章も
しっかりした定型(ソナタ形式やメヌエットなど)だけど

中身に「詩」がある。

その「詩」というのは、
たぶん、大ホールの大勢のお客さんには気づかれないような微細なことで

ひょっとしたら
弾いている者だけが感じ取るものかもしれないけれど

不思議なことに
その具体的なことはお客さんにはわからなくても
全体の印象として
そのココロが必ず伝わる、と思うのです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

魔笛試行錯誤

2008-11-19 23:46:27 | モーツァルトに会いたい・4
今日は、いきなり寒くなった。

朝、ろくの散歩で船岡山に行ったら
北側の小広場からの眺め
すなわち、比叡山や大文字を含む東山の峰々が
くっきりとほんとにきれいに見えた。

ふとんきて寝たるすがたや東山

という川柳を思わず口ずさんでしまったのは
ちょっと恥ずかしい。

季節感、ちょっと違うよね。

夕方のろくの散歩も、暗くなるのが早くって
5時半ごろに出発したときには
ほとんどまっくら。

船岡山には怖くて行けないけど
ちょうど船岡山から降りてきた二人のおじさんが

空気が澄んでるさかい星がくっきり見える、
まるで山の上みたいや。

と言いながら歩いたはるのを聞きながら
思わず空を見上げました。

今日の日中は、合わせの練習はなかったので
まず、髪を切りに美容院へ(なにしろ新聞に写真が載るそうなので)。

それから、当日お客様にお渡しする
プログラムノートを書き始める。

今回は、オペラ「魔笛」ハイライトをやるので
やはりそのストーリーを書かないわけにいかず、

でもけっこう魔笛の内容をかいつまんで書くと矛盾が多くって
(たとえば、悪人と思われたザラストロが高徳な人だった、て
いきなり言われても・・・ねぇ)

そうかと言って、ゴテゴテ書くのは良くないし。

いつもの「モツ愛」では、
プログラムノートを書くのは
実は結局、前日の夜だったりするのだけど(アセります)

今回は、とっても一日では無理そうで
今日から始めました。

当日も、やはりナレーションは最低限には入れないと
お客さまがワケわからなくなるだろう、ということで
苦肉の策。

「ジュピター」担当のピアニスト、OS嬢にお願いすることに。

そういえば「モツ愛2」のとき
K林M夫氏に、
人使いあらいね~って言われたような記憶がうっすらと・・・・。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

マッサージ短歌

2008-11-18 20:51:31 | モーツァルトに会いたい・4
今日は火曜日なので学校(京都市芸大)へ行くはずが
朝起きたら
異常にアタマが痛い。

ここ何日か、ちょっと疲れているのは自覚してたけど。

一旦起きて
ろくの散歩に行こうかと思ったけど
やっぱり異常な頭痛で
もう一度ベッドに戻る。

結局、今日は学校はパスさせてもらって
ろくにも朝の散歩は辛抱してもらって
ひたすら寝る。

起きたら午後2時だった。

ろくちゃん可哀想にじっと待っててくれたので
船岡山に散歩。

それから迷わず
北大路ビブレの中にあるマッサージのお店に行く。

ここは、私はけっこう長く何年も通っていて
特に本番前は必ずお世話になる。
(何回か変わった店長さん、たぶん4人くらいは知ってる。
今の店長Y木さんが、初心者として入ってきたときから知ってます。)

そういえば
ここのお店のニューズレターが時々発行されるのだけど
その紙面に私の短歌が載ったこともある。

「そのツボがああ効くのよとマッサージ受けつついつか口あけ寝入る」

(この「マッサージ」は「リフレッシュ」に添削されましたが)

ちなみに、現在のニューズレターでは
店長のY木さんの文章が抜群におもしろいデス。

最初の30分は、5分間お湯で足を暖めてもらったあと、
膝下の足オイルマッサージ。

足裏や足の甲、足指、スネのリンパなど
私が知ってる限り
ここのお店のオイルの滑りは抜群に気持ちいい。

そのあと
上半身アロマ、といって
背中、肩、腰、とまず裏側をオイルマッサージ、
続いて仰向けになって、腕、手のひら、鎖骨のあたり、首、頭などを。
(頭だけはタオルにくるんで)

私の場合
特に肩甲骨の周りや肩、鎖骨のあたりなど
オイルでマッサージしてもらうと
ほんとーに極楽。

この、オイルを使う上半身アロママッサージは
女性のみが対象らしく、男性方気の毒・・・。

ここのお店のスタッフは、今はたぶん女性ばかりで
私はしょっちゅう通ううちカオになって(?)しまって
今までの私の演奏会に
そのスタッフの人達が何人か来てくれている。

そういえば、今回の「モツ愛4」出演のO部S子嬢も
本番前はここに通いつめてるとか。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「魔笛」練習

2008-11-18 01:38:42 | モーツァルトに会いたい・4
今日は、K石M嬢が来宅、2時過ぎから6時頃まで「魔笛」抜粋を練習した。

全曲は時間的にとっても無理で
序曲や、各アリアなど約12曲ほどを演奏予定。

基本的には
私が低音パートを担当するのだけど
今日またまたアイディアがひらめき
2曲ほどはパート交代することに。

それにしても、オペラをこうやって弾けるのって
本当に楽しい。

むかしウィーンに住んでた1年あまり
ほぼ毎日のように音楽会に通った。

特に国立歌劇場は
夏の一ヶ月以外、本当に毎日毎日上演するので
何回も同じ演目を立ち見で見た。

当時は私も若い学生だったので
何百円かで見られる立ち見席は本当にありがたかった。

オペラ観劇は
最初の何回かは、ストーリーと舞台の動きを追うのだけで終わってしまう。

何回も見て、目が舞台に慣れてくると
今度は歌手の出来不出来が聞こえてくる。

それからもうちょっと見続けると
オケが断然面白くなってくる。

ウィーンのシュターツオーパーのオケは
ウィーンフィルなので
それはそれは素晴らしい。

モーツァルトのオペラでいえば
「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「後宮からの誘拐」などを
何度も何度も聞いた。

歌手が歌っているとき
その後ろでファーストヴァイオリンが
チッチッチッチ、とそれを彩る
あの音色が忘れられない。

といっても
やる気のない演奏をするときももちろんあるのだけど(指揮者が×なとき)。

ピアニストとしてオペラにかかわるには
コレペティ(下練習のピアノ)しかなくって
それはそれでとってもやりがいのある仕事だけど
本番でないっていうのがちょっと残念。

最近気づいてきたことがある。

私が何をしたいか、ということは
↓ こういうことなんじゃないかしら。

本当に良くできた音楽を、
私のピアノを使って
一番素敵な形(音)で他の人に伝えたい、ということ。

今回で言えば

モーツァルトのオペラの魅力を、
私は歌手ではないので
ピアノで
なんとか伝えたい。

こういうスタンスなんです。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

弾きながらパート交代

2008-11-16 22:59:01 | モーツァルトに会いたい・4
「モツ愛4」の本番まで、あと1週間。

今日はO部S子嬢が来宅。
1時から休憩をはさんで5時前まで練習した。

OS嬢とは「ジュピター」と
チラシには載せていないが「フィガロの結婚」序曲(プログラム1番最初に弾く)を連弾(1台のピアノを二人で演奏)する。

基本的には、私が低音パート(左側に座る)で
ゲストが高音パート(右)を担当してもらうのだけど

交響曲(ジュピター)の、各楽章前半をリピートすることを考えたとき
ちょっとしたアイディアが・・・・。

曲の冒頭は、OS嬢が右、私が左。

で、提示部の終わりになったら、やおら私が立ち上がる。

そして急いで椅子の後ろをまわり、
右側の椅子へ座ってリピートした提示部を
今度は、高音パートを弾く。

私が立ち上がって座り直している間
右側に座っていたOS嬢は何をしているかと言えば

指はピアノを弾きながら
右側の椅子から左へ移動。

音楽は途切れることなく
パートが入れ替わるのです。

リピートしたあと二度目の提示部が終わったら
さきほどの移動をもう一度して
(今度はOS嬢が立ち上がって椅子の後ろをまわり右へ
私は、弾きながら左へ移動)
最初と同じパートに戻る。

リピートするということは
同じ音楽を2度聴くということなのだけど
奏者が入れ替わると
たぶんずいぶん違う印象になるとおもう。

弾いてる方も
相手のパートのことも実際にわかってなかなか楽しい。

それにしても
ジュピターを弾けること、ほんとにうれしい。

ほんの時々
オケで弾いている人たちを秘かに羨むことがないとはいえない・・・
(ソロほど練習に時間をかけなくていいのに、すごく立派な曲が次々と演奏できる、という点
プラス、仲間と一緒に演奏できて楽しそう)のだけど
今回、少しだけその気分あじわってます。

それにしてもモーツァルトの音楽、
上等なところは一杯あってとてもすべてを言い尽くせないけど

たとえば今日の練習で気づいたのは
提示部と再現部の同じ部分のメロディ(もちろん調は違うけど)が
ほんのわずか、曲線の具合が違うこと。

再現部というのは
もちろん提示部の「再現」なのだけど
モーツァルトのような音楽家(詩人?芸術家?)になると
ただの再現じゃつまらなくって

必ずどこか
ココロの飛躍がある。

作曲者が意図したもの、というより
音がそこへ行ってしまった、かのような自然さで
でも、提示部とは違う「飛んでる」感じがある。

決してパターンで曲を作ってない。

ゼクエンツなどでもそう。

単に音を、たとえば2度づつ下げるのではなく
メロディの、全音だったところが半音になっていたり
ハーモニーが翳る(長三和音のところが短三和音になる)など。

う~ん、すばらしい!

そういうのを弾く喜び。
ありがとう、モーツァルトさん。
 
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

完売

2008-11-16 01:08:41 | モーツァルトに会いたい・4
モツ愛4前売り券、完売しました。

今回はちょっと変わったプログラムなので心配だったのですが
おかげさまで。

某大新聞A社が、夕刊の「勝手に関西世界遺産」(でしたっけ?)に
今回使用するグランドピアノ・ペトロフを取り上げるそうです。

当日、書き手であるI上S一氏も御来聴予定。

どのような紙面になるか楽しみです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ポップのパミーナ

2008-11-13 23:19:32 | モーツァルトに会いたい・4
「魔笛」の、1980年代前半のミュンヘンオペラ録画を見た。

サヴァリッシュが若い!
ルチア・ポップのパミーナが素晴らしい!!
あと、もちろんグルベローヴァの夜の女王も。

アライツァがタミーノ、
クルト・モル=ザラストロなど。

私がよく知ってる舞台は
80年代前半のウィーンのもので、
エディット・マティスのパミーナが可憐で可哀想でほんとに良かった。
グルベローヴァはウィーンでもしょっちゅう歌ってていつも凄い人気だった。
タミーノは、たしかトマス・モーザーとかいう人がよく歌ってた。

ポップも別の演目で何回か聞いたけど
こんなに歌が上手かったとは、その時は気づかなかった。

今回の「モツ愛4」では
「魔笛」を全曲やる時間はなく、抜粋なのだけど
やはり第2幕のパミーナの g-moll のアリアは印象深い曲。

そのアリアを、
ポップは本当に深い気持ちで歌ってる。
もちろん、超がつくほどの高い技術があるからできることなのだけど。

声って不思議なことに
その人の内面をとても良く表わすと思う。

ポップの、この録画での声は
世に数多(あまた)存在するソプラノ歌手の
他のどの人の声よりも
この可哀想な「パミーナ」の声そのものだと思う。

これをピアノだけで表現するっていうのは
とても
内的エネルギーが必要。

それにしても
ほんとうにこのアリア

深い深い曲です。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加