河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/30(土)13時半【生演奏でバッハを③】「フランス組曲」3番、6番。NHK文化センター京都教室(大丸より徒歩5分)

次期「モーツァルトに会いたい」

2007-07-16 23:02:33 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
京都芸術センターの、
次期共催事業申し込み締切が迫っています。

今までと違い
使用可能な日はわずか8日間!

「モーツァルトに会いたい・3」を
ずいぶん前から考えていたのですが、
どうなることやら。

①「モーツァルト・マニアック」と題して
谷川俊太郎氏の朗読やお話と
一般的でないモーツァルトのピアノソロの曲を。

②「ピアノで聞くオーケストラ作品」と題して
若いピアニストとの連弾。
交響曲39、40、41番(ジュピター)。

③小編成のオーケストラと「ピアノコンチェルト」。
これは芸術センターでは無理なので
別のホールで。

などなど。

書くのは簡単、
弾くのも楽しい。

でも、その他もろもろの
演奏会を開くための
雑用の山を見上げて
ちょっとためいき。

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「モツ会い」練習第一日目

2007-07-04 02:22:27 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
今日は、学校(京都市立芸大)での練習。
他の大きい部屋が空いてなかったので、
ラッキーにも講堂を使わせてもらった。

空調もきいてるし、
予算少ない学校なのに
ありがとうございます。

で、その練習。

う~ん、
小林氏と私のテンポ感、
ぜんっぜん違う。

これをどう上手くまとめることができるか、
あと2日の練習で。

相手が他の楽器なら、
今の私なら
テンポ感が違っても
なんとでも平気でできる(と思う)。

でも、同じ楽器、
しかも一台の同じピアノ、というのは、
アンサンブル(室内楽)といっても
まったく違うものだと
よくわかりました。

考えてみれば、
今までさまざまな本番をやってきましたが、
連弾の本番というのは、
ほとんどなし。

学生時代に試験で一度(シューベルトの幻想曲)。
その後、小林氏とブラームスのハンガリアンダンス。

それくらい。

私が弾いている楽器から聞こえてくる
他の人の音が、
まだ、自分の音として聞こえにくい。

耳が慣れてないのでしょうね。

でもここは
私もプロですから
あと二日あれば
なんとかなります。

小林氏にはお勉強させてもらってます(いっぱい)。

偉い方なのですが
お話はユーモアがあるので、
小林氏の演奏会のお客様は、
高度なお話を、
笑いながら聞いてらっしゃいます。

6日の本番もその点たのしみ。

いや、演奏の方が
もっとたのしみデス。
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手紙を書かない理由

2007-07-03 01:30:24 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
昨日の続き「アマデウスへの手紙」を書くはずが、
時間切れ。

明日(今日)火曜日は、
6日本番で共演して頂く小林道夫氏との初練習が
朝から学校で。

プラス
明日、角川「短歌」の月評締め切り。
これは6分の5くらい書けましたが。

プラス、
車検の期限が迫ってて、
わがVWゴルフちゃんとしばしのお別れ。
(関係ないか)

プラス
明後日水曜日は、
小林氏が、練習のため私宅に。

お掃除しなくっちゃ!!


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ジレンマ

2007-06-30 01:55:15 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
練習したい+原稿締切。

こうなるの、わかってるんだから
早くから練習始めればいいものを、
やっぱり、そうはいかないのですね。

7月6日本番の日に向かって
クレッシェンドしていく気持ち。

それに付随して
練習に気合が入ってくるのです。

角川の短歌月評原稿の方も
予定では、
今日、2台のピアノの調律をしてもらっている間に
書き始めるつもりでしたが、
いまだ、その勇気がありません。

ぐだぐだブログを書いて
スタートするのを
ためらってます。

この気持ち、
わかってくれる人
いますよね~。
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K.502 変ロ長調-「アマデウスへの手紙」2-6

2007-06-08 00:35:52 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
モーツァルトさん、こんにちは。

変ロ長調トリオは、以前に本番で弾いたことあるのですが、
今回、気づくことがたくさんあります。

たとえば、音域のこと。

この楽譜は、第1楽章の再現部、164小節目です。

この第164小節では、
右手(ソプラノ+アルト)は、
第1テーマ変ロ長調の音型(ファ~ミ ソファ )が、
そのままト短調になって(レ~♯ド ♭ミレ )3回繰り返されるのですが、
3回目に、1オクターヴ下がる。

一方、左手(テノールとバス)は
右手を追って、
テーマの音型(♭シ~ラ ド♭シ )が2回繰り返されるのですが、
2回目に1オクターヴ下がる。

つまり、
テーマ音型は全部で5回。
1回目、右手。
2回目、左手。
3回目、右手(1回目と全く同じ)。
4回目、左手。1オクターヴ下がる!
5回目、右手、左手に影響されて、1オクターヴ下がる。

(提示部では、この部分はもっと単純で、
右手も左手も、同じ音域を繰り返すのみ。)

左手は、後から入ってきたにもかかわらず
右手より先に翳る。

それを聞いて
右手も左手の後から翳る…。

こうやって文章に書くと
ホントもどかしいのですが、
この音域の、
オートマティックではない変化が
なんというか、
素晴らしい。

音域の変化、というのは
他ならぬ、
カラーの変化だと、
最近わたしはつくづく感じます。

昔の楽器は、
良い意味で
音域によって特徴があった。

今の楽器はオールマイティですけどね。

でも奏者が、
その音域によって変わるカラーを感じてたら
むらのない現代の楽器でも
カラーの変化を音に表すことは可能でしょう。

いえいえ
音にあらわす、なんてことじゃなく
弾いてて、その音域が変わることが
めっちゃステキなんです。

モーツァルトさんが自分でここを弾くとき、
どんなふうだったか、
ものすごくわかる気がします。

一瞬、濃くなるんですよね、ここ。

でも次の瞬間、もう別の場所へ行ってる。

それが、モーツァルトさんの音楽。♪




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プレヴィンのピアノ

2007-05-22 00:29:32 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
DVD「Mozart piano trios―Muttter」(実況録音)を見ました。

偶然だと思いますが、
6月10日の私の本番とまったく同じプログラム。

K.502 ハ長調、K.542 ホ長調、K.548 変ロ長調の3曲で、
順番までいっしょ!

指揮者としても著名なアンドレ・プレヴィンのピアノ、
アンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリン、
ダニエル・ミュラー=ショットのチェロ。

もう圧倒的にプレヴィンのピアノが素晴らしい。
良い意味での「指揮者の音楽(ピアノ)」なのです。

多くの音楽を知り尽くしている人だからこそ
大づかみな音楽ができる。

ピアノだけをセコセコ弾いている人には
絶対にできない音楽。

巨視的な視点やテンポ感があって
その上で自由に弾いている、といったらよいのでしょうか。

商業的にはムターが前面に出ていますが、
彼女のヴァイオリンは、
ひとことでいうと、エ・グ・イ……。
(私が知ってる限り、こんなにエグイ
ヴァイオリニストも珍しいです……。)

でも、それを支えるプレヴィンのピアノが堅牢なので
ヴァイオリンのエグさも
少しは気にならなく……はならないけど…。

それはともかく、
私は世間のことに疎いので
たった今まで知らなかったのですが、
プレヴィンとムターは結婚していたのですね!!

このDVDには、
3曲のあと、オマケで
「Making of“The Mozart Project-Piano Trios”」が
入っているのですが、
そこで二人が話しているのを聞いて
やっとわかったのです。

たぶん年齢的には祖父と孫くらい離れてると思うのですが?

プレヴィンさん、
見た目はずいぶんお年を取られましが、
モーツァルトのピアノトリオを
今まで弾いたことがなかった、とのこと。
めっちゃ難しいともおっしゃっていました。

2006年4月の録画ですが、
貴重なものだと思います。


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古典調律

2007-05-17 23:52:00 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
今日は調律のS神さんに来てもらいました。

平均律ではない「古典調律」にはさまざまな種類があるのですが、
うちではヴェルクマイスター法でお願いしています。

いろんな作曲家の作品を数多く弾いていると
明らかに「その調性の持つ性質・特徴」といったものを感じます。

たとえば、ニ長調は「黄金の調」。
ニ短調は「ドラマティック・悲劇的」などなど。

昔は、私もそのことについて
なぜだか解らなかったのですが、
結局わかったのは、
楽器の「響き」のモンダイなのですね。

つまり大雑把にいうと、
「平均律」ではない調律法
(バッハやモーツァルトの生きていた時代の調律法)では、
調によって響き方がそれぞれ異なるのです。

和音がよく響く調。
メロディラインが際立つ調etc.

うちのピアノでは、
ニ長調主和音はたいへん立派に響きます。

ロ短調主和音は、歪む。

平均律に慣れた耳では、
この調律法で調律されたピアノは
一瞬狂ってるように聞こえるかもしれません。

でも、
今、私が関心あるのは
「調のカラー(色彩)」ということ。

モーツァルトの晩年の作品というのは
ある意味、調性の色彩の「うつろひ」(←ここだけ旧仮名遣い)が
イノチですから、
この、それぞれの調が個性的な(「平均」的ではない)調律法が
たいへん刺激的なのです。
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「アマデウスへの手紙」再開

2007-05-17 00:30:03 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
昨年秋にこのブログで書いていた、モーツァルトさんへの手紙、
「アマデウスへの手紙」。

これは、本番(演奏会「モーツァルトに会いたい」
―ソロピアノ曲でたどるモーツァルトの生涯―)が終わった時点で
一応ピリオド打ちました。

が、今回「モツ会い・2」開催に際し
「手紙」を再び書きたくなりました。

練習して、
つまり音を実際に出してみて
初めて気づくことがやっぱり一杯あるのですね。

この何日か「ピアノトリオ」をさらってみて
書くことたくさん出てきました。
(今までさらってなかった…

明日あたりから再開します。
モーツァルトさん、待っててね。
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ピアノトリオCD・モーツァルト

2007-05-09 23:59:30 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
今日は、たくさんのCDを買い、注文してきました。

リリークラウス、ピレシュ(ピリス)、場恋慕医務、
もといバレンボイム、ベートーヴェントリオ、ズスケ等。

あと、ピリオド楽器系がふたつ。
ザ・モーツァルティアンプレーヤーズと、ザルツブルクモーツァルトトリオ。
このごろは、ピリオド系が増えましたねー。

昔のものは、廃盤になったのもたくさんあるようです。

ところで、今日の目玉。

それは、トリオではなかった!

7月6日に小林道夫氏と一緒に弾く、K.608の「自動オルガンのための幻想曲」。
これをはじめ、自動オルガンもの(K.594、K.616←これは昨年11月に弾きました)が、
なんと、木管五重奏に編曲されているもの。

「モーツァルト&シェーンベルク/アンサンブル・ウィーン=ベルリン」
という長いタイトルのCD。
他に、シェーンベルクの木管五重奏曲Op.26が入ってます。

おっ、フルートはシュルツさん。
ウィーンに居たとき、レッスンして頂いた方。
ウィーンフィルに長くいらっしゃいます(今でも?)。

このアンサンブル、
ウィーンフィルとベルリンフィルメンバーが
一緒になってるのですね。

まだ聞いてませんが、
こういうの見つけると、ちょっと得した気分になるんですー。
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【モーツァルトに会いたい・3?4?】

2007-05-07 22:47:37 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
演奏会【モーツァルトに会いたい・2】がまだ終わってないというのに
次の構想が次々と。

【モツ会い・3】は、たぶん来年春あたり。
やはり2回公演で別プログラム。

①「ピアノで弾くオーケストラ作品(連弾)」と
②「マニアック・モーツァルト」と題した、
ちょっとマニアックなピアノソロ作品演奏+谷川俊太郎氏の朗読。
京都芸術センターの雰囲気が、朗読に良く合うはず。

【モツ会い・4】は、
ここまで来たら、もう「ピアノコンチェルト」しかない。
会場は、芸術センターではムリっぽいのがとても残念ですが。

曲は今のろころ
23番イ長調、24番ハ短調、25番ハ長調
が最有力。

指揮なしで、なるべく小さい編成、
室内楽のように。

……ここでようやく
「モツ愛」
いや、「モツ会い」シリーズも
一応完結するのではないでしょうか?

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現代のモーツァルト?

2007-05-05 22:50:51 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
ロバート・レヴィン氏。

鬼才といわれる鍵盤楽器奏者で、
今はたぶんハーバード大学に所属。

私は去年、たまたま東京文化会館で
全曲モーツァルトプログラムのフォルテピアノ演奏会を聞き
その鬼才ぶりにホント興奮しました。
(12月1日日記)

今回の演奏会【モーツァルトに会いたい・2】の「4手のピアノ曲」7/6 で弾く
「アレグロ K.357」は未完の曲で
そのレヴィン氏が補作し完成された楽譜が2005年に出版されました。

このアレグロ、
展開部に入ってすぐの所からオリジナルの楽譜がないためか
マイナーな曲で
私も実は今回初めて知った曲なのですが、
提示部だけでも本当に驚くほど魅力的な曲で、
なんで今まで知らなかったんだろう、と本気で思いました。

レヴィン氏補作の部分、一昨日M村さんと初めて音を出してみたのですが
よくできているのに、ちょっとびっくりしました。

こういう補作やカデンツァの作曲の場合、たいていは、
「悪くない」とか、「無難」とかになりがちです。

私達演奏者は、そういうのを聞いたり弾いたりしながら
「モーツァルトはこうじゃないのよね。」
とは言うわけです。

正解はわからないけど、
こうじゃない、ということはけっこう断言できるのですね。

でも、今回のレヴィン氏の補作はそうじゃない。

モーツァルトの音楽を
彼は知り尽くしているからこそ
冒険ができるし、また
そのひらめきが的を射ている。

モーツァルトの他の曲の再現部って
提示部のただの繰り返しではなく、
必ずちょっとした飛躍があるのですが、
レヴィン氏の補作もまさに。

このアレグロ、弾けるのがうれしいです。
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本番と原稿締切

2007-04-30 22:28:05 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
6月4日締切→10日本番→7月3日締切→6日本番→8月1日締切。

原稿1回につき5600字あまり(400字詰原稿用紙約14枚分!)なので
けっこう分量あります。

角川書店の月刊総合誌「短歌」の「短歌月評」を
7月号より3回にわたって書くことになりましたが、
その原稿締切日が
「モーツァルトに会いたい・2」の演奏会本番と
みごとに重なりました。

6月はなんとかなるとして、
7月、小林氏との練習は直前の3日間のみなので
締切日絶対厳守でがんばらなくちゃ。

…とりあえずカラダが資本。

明日はヨガへ行ってきます。


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K.542 ホ長調

2007-04-23 23:41:16 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
演奏会「モーツァルトに会いたい・2」。
2プログラムのうちの「ピアノトリオ」(6月10日)、ホ長調K.542を今日は一人でさらいました。

10年以上前に本番で弾いたことありますが、その時はじめてこの曲に出会って、まず驚きました。
モーツァルトの曲の中ではどう考えても有名でなく地味な存在ですが、特に第1楽章、なんでこんなに上等なん?! とほとんど叫びたかったです。

また第2楽章、いわゆるカンタービレの緩徐楽章ではないのですが、その冒頭のリズムというか拍子感が特徴的で、たいへん刺激を受けました。

あんまり面白く思ったので、その年の年賀状に、この第2楽章冒頭の楽譜をわざと小節線ナシで印刷し、「この曲に小節線を入れてみましょう。」とかなんとか、今から思えばお正月からイヤミなこと書いて、皆さんに出したりしました。


今回弾いてみて感じるのは、16分音符の連続パッセージがたくさん出てくるのですが、それぞれがなんとニュアンス豊かであることよ!というようなことです。

そのニュアンスの妙味を実際に音に出すのが、なんとも「喜び」ですね。


……そろそろまた「アマデウスへの手紙」を書く時期になってきたのでしょうか?

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4手のピアノ曲・音だし

2007-04-18 22:44:33 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
演奏会「モーツァルトに会いたい・2」2回公演のうちの第2回、7月6日本番の「4手のためのピアノ曲」。

今日、初めてプログラムのほぼ全曲を弾いてみました。
お相手は、むかし教えていたM村さん。

本番での共演・小林道夫氏は、日本のバッハ・モーツァルト演奏の第一人者。
小林氏は現在大分県由布院に在住で(由布院が気に入って、東京のお宅を引き払って何年か前に引っ越されました)、お忙しいということもあり、私との練習は本番直前の週のみ。

お話によると、どの曲も、どちらのパート(プリモ=高音・セコンド=低音)も弾かれたことあるそうで、小林氏はもちろん大丈夫なのですが、私はやっぱり初めてなので(!)ちょっと心配。

ということで、M村さんに助っ人をお願いしたというわけです。

最初のニ長調のソナタ、楽勝!
……と思ったのも束の間……(汗)。

ところで
4手の曲の楽譜というのは不思議です。

普通、ピアニストが見る譜面は必ずスコア(総譜)になっていて、共演者が何をやっているか一目瞭然の楽譜になっています。

ところが、4手の曲の楽譜に限っては、横長になり(つまり普通の縦長の楽譜を90度動かした形)、右ページがプリモ(高音)、左ページがセコンド(低音)になります。

ですから、たとえばある箇所がどんなハーモニーなのか楽譜上で知りたい時は、左ページを見て音符を読み、それから同じ小節番号の付いている右ページを探して譜を読み、ようやくわかる、ということになります。

一人で練習するとき、それではやってられない。
いちいち反対側のページの音符も同時に読みながら弾く、というのは、よっぽど簡単な場合以外はタイヘンすぎますから。

今回、唯一の例外として、ウィーン原典版の輸入版が、縦長のスコア形式の楽譜になっていました。
ただしスコア形式にするとやたらとページを食い、譜をめくる回数が滅法多いのは事実。


でもとにかく、実際に音を出してみると、まだ練習が全然足りないにもかかわらず、やはり音楽やる喜びといったものを感じます。

ト長調変奏曲の第2変奏、私はセコンドなのですが、もうこの3連符のパッセージ弾くのがうれしくてうれしくて。

なんでこんな魅力的な音楽をモーツァルトさんは書けたのでしょう?


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譜めくり秘話

2007-04-04 21:30:30 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
日曜日に書いた、フランスアカデミーの演奏会の会場は、京都・アルティだったのですが、聴きながら、私の昔の譜めくり体験を思い出してしまいました。

もう20年くらい前、あのカントロフ(超有名なフランスのヴァイオリニスト)とルヴィエ(同ピアニスト)の演奏会でのことです。

本番当日、エラート音楽事務所さんより急遽譜めくりをたのまれました。
舞台の上で、私はピアノのルヴィエさんの左斜め後ろに座っていました。
曲は、たしかバルトークの「6つのルーマニア舞曲」。

ヴァイオリンのカントロフさんも、一応譜面台を立てて譜面を見ながらの演奏でした。
実は、アルティの舞台上はわずかながら風があるのですが、ひょいと演奏中のカントロフさんの譜面台の方を見ると、なんと楽譜が勝手にめくれそうになっているのです。

私としては、ピアノの譜面も目で追いつつ、ヴァイオリンの譜面台も気にしてやきもきしていたのですが、ある時とうとうヴァイオリンの譜面が勝手に次のページにめくれてしまいました。

演奏真っ最中でしたが、私はとっさの判断で、なるべく目立たないよう身体を前かがみにしながらヴァイオリンの譜面台のところまで行き、もとのページに戻して、またピアニストの左後ろの譜メクリストの椅子の所に戻りました。

ほっとしたのも束の間、見ると、またもやヴァイオリンの譜面がペラペラしてる!
で、あろうことか、再び勝手にめくれてしまったのです。

もちろん私は、また同じ行動をしようと立ち上がりかけたのですが、カントロフさんは、ヴァイオリン弾きながら、私に目配せ。

めくらなくていいよ、覚えてるから。

で、そのままなんとか最後まで。

演奏が終わって、もちろん万来の拍手。

二人はお辞儀。

そして舞台ソデに入るとき、普通はもちろんソリストが一番最初に入るのですが、カントロフさんは私が歩いてくるのをソデで待ってくださり、私に対して「どうぞ」という、うやうやしいジェスチャーをしつつ私を一番先に入れてくださいました。

後で、客席で見ていた友達がひとこと。

「あんたが一番めだってたわ。」


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