河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

6/22(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.56全曲、ワルツ「ソステヌート」他

ワルトシュタインは月光だった?!

2021-06-23 17:17:42 | ベートーヴェン
今度の土曜日です! 

ワルトシュタイン、この巨大な曲も、実はいきなり出現したわけではなく、
ベートーヴェンがそれまで書いた数々の「ソナタ」の下積みがあったからこそ、
ということが、今回よくわかりました。

たとえば冒頭
・ミミミミミミミミミミミミミ♯ファ♯ファソーーーシラソ・・・のメロディが有名ですが、
バスに注目すると、「月光」の第3楽章のバスを思い出す! 

月光のバスは〈♯ド→♯シ→♮シ→ラ→♯ソ〉でほぼ半音下降、(下の★参照)
ワルトシュタインのバスも〈ド→シ→♭シ→ラ→♭ラ→ソ・・・〉と半音下降(そっくり!)。
・・・これって「ラメントバス」!!
今までのベトさんのアプローチを見るに、
【ラメントバスの、従来の使い方=嘆きを、敢えてそうではない文脈で使った】のだと思います。 
おもしろいねえ!

  ★もちろん、この「月光」第三楽章のバスは、第一楽章のバス(♯ド→シ→ラ→♯ソ)、
  第二楽章冒頭のメロディ(♭レドー♭シ♭ミ = 異名同音で ♯ド ♯シ ♯ラ)から来てますね。

  
他にもいっぱい!

コメント
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