一駅くらいの外出にはエッセイ本がちょうど良い。
今回の本は2017年に刊行されたもの。
筆者の女性が40歳になって「憧れていた場所に10年かけて出かけてみよう」と決意し、
旅行ツアーに一人参加した旅行記だ。
旅行に行ったのは2011年くらいからとこれまた古いことになる。
工程表と値段も書かれていたが、その安さにため息が出た。
私はやりたくなったら即実行をモットーにはしているが、
そんな私でも行ってみたかったが行っていない場所が二つある。
一つはエジプト。
行こう行こうとしていたのに、ちょっとの間に情勢が悪化して怖い所になってしまった。
もう一つはドイツのクリスマス・マーケット。
これはこの本でも出て来る。妙齢の女性の憧れなのかな。
バイトに行っていた時に通り道に大きいJTBがあって、
そこに置いてあるパンフレットを3年連続で取って来ていた思い出がある。
クリスマス・マーケットをいくつか回るのは個人で行くよりツアーの方が効率的なのだ。
ただ12月は休みが取りづらい。
悩んでいる内にそこのJTBはなくなり、バイト先もなくなってしまった。
あの頃は資金的には行けない金額ではなかったが、今はどうかなあ。
行きたいと思った時、行ける時に行くのが吉である。