川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

「新大学生にすすめる本」と「前立腺がん──早期発見の落とし穴」

2012-03-27 22:29:22 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
日経 サイエンス 2012年 05月号 [雑誌]日経 サイエンス 2012年 05月号 [雑誌]
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2012-03-24

大学の新入生に勧める本という企画があって、それに書いた。3冊のお奨め本、プラス、自分が大学生時代に読んで、影響を受けた(?)本を紹介、というパターン。
ぼくのはほとんど定番で、お奨め本は──
市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで市民のための疫学入門―医学ニュースから環境裁判まで
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2003-10
代替医療のトリック代替医療のトリック
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2010-01
素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~
価格:¥ 2,730(税込)
発売日:2004-08-26



自分がカツンとやられた本として──
1973年のピンボール (講談社文庫)1973年のピンボール (講談社文庫)
価格:¥ 420(税込)
発売日:2004-11-16


人に奨めてるのと、自分がやられちったものが、食い違っているといえる(笑)。
それはそれとして、特集の「前立腺がんの早期診断」の件は、このお奨め本と関連する内容だ。

前立腺の早期診断が、公衆衛生的にも、受けた個人としても、ハッピーなものであるかどうか、かなり疑問がありそうな気配。「無症状の人の受診はすすめない」というのがアメリカでのガイドラインになっているそうで。

一方、日本ではアメリカよりは「前向き」なものの、厚労省と泌尿器学会のガイドラインが食い違うという、興味深い状況になっている。
泌尿器学会の方がアグレッシプに「やるべし」派だ。

ぼくは……受けんでおこうと、思いを新たにする。


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