川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

財布を落とした

2005-11-30 19:27:28 | 日々のわざ
警察に電話した。
すでに届けられていた。

学んだこと。

日本っていい国だっ。

もうひとつ……ローライズでかなり下についているヒップポケットには財布を入れるな。
ましてや、そのまま自転車に乗るな。



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終わりと始まり

2005-11-30 08:54:03 | 自分の書いたもの
銀河のワールドカップが、たぶん今週中くらいに終章まで書き終わる。
そのあとであれこれ、いじったりするのだけれど、たたき台はできた。そこから押し引きはむしろ楽しいことの方が多い。どんどん完成形になっていくわけだし。

やっと、アウトブレイクものに戻れる。書かなきゃならない短編がいくつかあるけれど、なんとかなるでしょ。

12月中に、左目のPRK手術を再度するつもり(乱視が強く出たので再矯正)。それとの兼ね合いで、正月明け締め切りの原稿をどうするか思案中。


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街頭署名をしつつ、漫然と観察

2005-11-29 08:05:09 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
学童の問題で、日曜日に街頭署名活動。

一言で、興味をひき、立ち止まってもらい、署名してもらわねばならない。これが難しい。学童保育って、保育園にくらべてずっと世間的に認知されていないし、そもそも保育園だって、幼稚園と区別がついていない人の方が多かったりするわけだ。だから、無視されることも多い。それどころか、宗教団体の資金集めのための「街頭署名アンド募金」なんぞとそれほどかわらないような視線を受ける。

別にそういうのは気にせずに仕事するわけだが、やはり、無視され続けるとどこか心に摩耗する部分があり、なんとなく緩衝材がほしくなる。
それが、「観察」なんだな。
自分と人がどんなふうに交わりを持てるのか、ある種の実験と観察。
人に伝わりやすい、話しかけのモードを研究しつつ、受容と拒否の諸相を考察。



まず、張り付いた笑顔。
そういうのを自分が身にまとうのを自覚。よくあるでしょ? 特に宗教団体に顕著だけど、街角で、人々の拒絶の視線を浴びつつもそれにある種のカタルシスを得て、布教活動をしてるみたいな人たち。そういう人たちの顔に張り付く笑顔って独特だ。
たぶん、「世界に拒絶されているのだけれど、自分にはある種の義がある」という確信を持っている時に、その笑顔が生まれるのだと思う。「拒絶されること」と「確信」って、それぞれかなり極端な心理的状況でもあって、それを心の中で共存させている不思議。

で、学童の署名も、かるーく、そういうことなのだ。
よって、ぼくも、ぼくらも、軽く、そういう笑顔をして立っている。

その上で、どんな人たちがどんなふうにぼく(ら)を、受け入れたり、拒絶したりするかなのだけれど……。

一番、許容率が高いのが、高齢の女性。
特にモダンなかんじのお婆ちゃんがいい。紫や青に髪を染めていようものなら、百発百中ってくらいに話をきいて、署名してくれた。なんなんだろ。人生経験がたくさんある分、耳を傾ける度量があるのか。その一方で、高齢の男性は率が悪いから、これは謎。

次にいいかんじなのは、学生さん。社会経験の少なさゆえ、社会活動への直接参加ともいえる「署名」が物珍しいのかな。中学生、高校生あたりのグループがまとめて立ち止まってくれることが多かった。ひょっとすると、まだ自分が「学童」だった頃の記憶が鮮明なのかも。

さらに数は少ないけど、「外国人男性とカップルで歩いている女性」はこれは百パーセント。三人声をかけて、三人とも熱心に聞いてれくた。これは、ひょっするとそうだろう、という気がしていて、臆さずに声をかけたのだけれど、成功でしたね。

その一方で、難しいのは、二十代だなあ。
特に、若いカップるは、未婚はともかく、結婚しているように見えるカップルすら、関心なしの例が多い。本当にまったくなし。
驚いたのは新生児のお母さんとかもダメなことが多いこと。
人間って、五年先以降の想像力って、あまり働かないのかなあ、と思った。

また、ちゃら系の若い男性も、予想通りダメなんだけど、実はごく一部に例外があって楽しい。ビラをきちんと読んで、質問までして、理解した上で署名してくれた人が何人かいたのだけれと、それが全部、シルバーアクセじゃらじゃらの二十代三十代男性だったのね。

さらに……拒絶の仕方いろいろ。

完全無視。というのは、三十代より下の女性に多いかな。
もちろん、勝手に話しかけられているのを勝手に無視するのはまったく自由なわけで、完全無視作戦には、なんら悪いところはありません。
でも、こっち側としては引き際をどの辺もってくるのかが難しく、困るパターンですね。話しかけて途中で、完全無視に気付いて、ごにょごにょとこっちも語尾を濁すみたいなかんじになると、こっちもちょい心持ちの軟着陸を要するのです。

さらに、基本的には無視なんだけど、手で空間を切る動作をする中高年男性も多かった。あの「切る」動作にはなんの意味があるんだろう。あなたと私の間には断絶があります、とでも言いたげな切り方なんだな。

また、一番標準的なのは、「急いでいるので」という人。これはある意味まっとうです。本当に急いでるんだろうし、ぼくもやるな。急いでいる時は。

あと、「住んでるのが別のところなので」という人も結構いて。これって、基本的には「興味がない」という意思表明なのだけれど、ぼくもまた一応返事くれた相手とは話したいので、「今はこの区の話ですが、これからどんどん似たケースが増えていきそうなかんじなので、ここで食い止めておくのは意味があることで……」みたいなことを話して、煙たがられました。このケースで、じゃ、話を聞きましょうってなる人は一人もいなかったな。最初から興味ないって言ってくれればいいのに、なんて思ったり……。

ふう、人間勉強になります。
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漢字練習やら、まずいジャムパンやら

2005-11-28 20:54:32 | 日々のわざ
土曜日に展覧会で登校した代休(?)で息子が午前中家にいて、勉強をみる。
漢字があまりにもめちゃくちゃでびっくりする。本人も嫌いだそうで、書き順なんて「効率」優先のものにすべて変化してるし、存在しない漢字を書いていたり。
こんなんでいいのかっと強く言って、特訓開始。途中、近所の公園でサッカーして気分転換しつつ、結構やった。

午後、「はじめて」の会社の編集者と打ち合わせ。連載の話なのだけど、早くても来年後半あたりからか。
その帰りに、いろいろ買い物して、ついでにダイソーでいくつか小物買う。ついでに、たまたま売っていたジャムパンを買ったら、非常にまずい。ぱさぱさしてる。100円は高すぎ。というか商品として成立しておらんぞ。

夕方以降、感染症研究所の勉強会に行くはずだったのだけれど、トラブル発生で見合わせた。なんか籠もり気味な日々だなあ。

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eBayで、ちょっと戦ってみる1

2005-11-27 11:11:07 | 日々のわざ
腕が細いのでファットバンド系の時計を愛用していて(つけていて、安定感があるので)、ファットバンドの元祖のNIXONのものはいくつか持っている。最近、おもしろいモデルが出たので100ドル切るようなら、買ってみようと思って、90ドルくらいで落札した。

プロの(?)Sellerに時々いるのだけれと、S&H(送料・手間賃)がやたら高い。29.75ドル。おまけに保険代として5ドルが追加で必要。なんかすごいな。もちろん、こういった金額は了解の上で入札している。でも、ためしにいろいろ交渉してみる。

まず保険料から??。
送料から考えて、シッピングはEMSであろう。EMSなら100ドル以内の保険に自動的に入っているので(http://pe.usps.gov/text/Imm/immc1_004.html)、100ドル以下のこの商品には要らないと伝える。

そうすると、素直に保険料なしの請求をくれた。よしよし。これで5ドル節約。

一週間後、商品が届いた。やはりEMS。ただし、送料は21ドル。
8.75ドルの手間賃ということになる。これはさすがに高すぎないか。通常は「箱代」くらいしか取られないし、ゼロの場合も多い。

この件について質問すると、単なる手間賃というよりも、シッピングを業者に委託しておりそれにかかるお金だと説明を受ける。

反論。
多くのsellerが、自分で直接発送している。それを業者に頼むなら、それは買い手ではなく、売り手のconvinienceのためであり、売り手にそこまで払わせるのはどうか。

なんか分からないけれど、これで相手が切れた。きっと無礼な英語だったのだろう。その辺の押し引きはぼくには分からんのだ。「差額を返却してほしいなら、はっきりそう言いなさいよ」とメールが来て、しばらく放置しておいたら、差額を全額返してくれた。

うん、結構。

さらに、文句があるなら最初から買うな、という。

反論。
29.75ドルが、本当にシッピングのために必要なら払うのはやぶさかではない。ただし、発送のための業者のために払うことは事前に知らされていなかった。保険のことといい、あなたは顧客に対して充分な説明をしていない。

以上。

まあ、ひょっとするとアメリカ人の発想ではこのSellerの方が正しいのかもしれない。ぼくの方が、難癖をつけているだけなのかも。とはいえ、この手のSellerは時々いて、困ったもんなので、eBayのコミニュティに、こんな場合、どう考えるのが普通? みたいな質問を投げてみようかな、なんて思っていたり。

ほんと、eBayやってる人、シッピングでおかしいと思ったら、受け取った後でも質問するといいです。これだけじゃなく、結構、返してくれる人います。

あと、エントリのタイトルが「1」なのは、時々「戦って」いるから。
そのうち「2」を書くかも。

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ばたばた土曜日

2005-11-26 21:02:18 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
IMG_5406リサイクル当番。小学校では展覧会。娘と息子のそれぞれ別の習い事。それだけで、パニックな土曜日。たまたま娘の保育園のオトモダチのSちゃんが、きょうから一緒のバレエ教室に通うことになり、Sちゃんママが娘を連れて帰ってくれる。本当に助かった。あしたは、学童の街頭署名集めがある。その間、子供たちをどうするか未定。連れていっちまえばいいか。社会勉強ってことで。


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リサイクル当番の井戸端

2005-11-26 11:22:46 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
 土曜日だけど、つれあいは出勤、息子も登校(学校のイベントがある)、よって娘も登園(お昼帰り)。午前中がーっと仕事しようと思ったら、リサイクル当番なのだな。公園で紙やらアルミ缶やら、資源ゴミを収集。
 これって、毎回、暇な時間にPTA論議になる傾向にあって、今回も大人げなく、PTA任意加入論議をふっかけてしまう。PTAってボランティアであって、ボランティアマインドがないと勤まらないって話からの発展。ぼくにとっては、必ず入らなきゃならない団体の活動ってボランティアであっても、ボランティアではない。自分の中のボランティアマインドが減退してしまうのだ。「やらされている」感覚が頭をもたげる。リサイクル当番だって、事実上「やらされている」。なぜなら、PTAには好きで入ったわけではなく、自動的に入っており辞められないから。任意加入なら喜んで入るけれど、自分で選んだことと、選ぶまでもなく決められていたこととでは、心持ちが違ってくる。
 なんてことを話すと、それは男の人の考え方だなあ、なんて言われた。まあ、そうかもしれない。よくわからないが。やっぱりそうなのかな??

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やればできる子、郵便局

2005-11-25 12:06:56 | 日々のわざ
ゆうパック配達の不在通知が入っていて、郵便局に電話する。
毎度のとこながら、うざったい。電話番号を聞かれ、氏名を聞かれ、住所を郵便番号から聞かれ、お知らせ番号を聞かれ、郵便種別を聞かれ……とすべての情報を口頭で述べなければならない。
これって、いかがなものか。
これが宅配便だと、電話番号と氏名、お知らせ番号で済むのだ。あるいはドライバーの携帯に直接かけて、「どこそこのカワバタですが」で済むことすらあるのだ。あまりに違いすぎる。

前々から疑問なので、聞いてみた。
ゆうパックにはぼくの住所が書いてある。お知らせ番号を述べれば、あとはその住所に持ってきてもらえないのか。毎回言うのは面倒なんですが。等々。

回答は、「あまりにも数が多いので」、「個人情報保護法で」とのこと。
うーむ、首を傾げる。

数が多いって、そりゃあそうだろうけれど、ゆうパックはトラッキングつきのサービスなのだ。お知らせ番号とトラッキングナンバーを連動させれば、常時どこにあるか管理できるんじゃないか。

個人情報保護法というのは、単に言い逃れ、だよね。業務の中で知り得た顧客の個人情報を、外に漏らしたり、ほかの用途に使ったりするのがいかんわけであって、この場合の本来の目的であるゆうパックの届け業務に使うわけだから、なんら問題がない。そう指摘したら、素直に謝罪されてしまった。

というわけで、実験。
もしも、届かなかったら、またあらためて電話しますので、とりあえずお知らせ番号だけで届けてみてください。急いで受けとらなきゃならないものじゃないんで、とりあえず、やってみてくださいな。
そう言って、了解して頂く。

半日後。届いた。
やるじゃないか郵便局。
きっと、やればできる子なんだと思っていたよ。

でも、なんら本質的な解決になっていないな。
毎回これやっても逆に時間を食うばかりだし、また次回から、全部言うんだろうな、と思い、いやなかんじ。
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父に会う

2005-11-24 07:27:44 | 日々のわざ
 実家に帰って、グループホームに入っている父と一月半ぶりに面会。
 この間、一度、入院したりもしていて、かなり弱った様子。もう会話はない。はじめて、「孫」をつれていったのだけど、とてもうれしそうに顔を見ている。あどけない笑顔だ。
 惚けていくと子供に還っていく、というようなことをいう人がいて、それはそれで「事実」であると思える。でも、二度目の「童心」の中には、一度目みたいなほとばしるような好奇心はないし、むしろ、失っていくこと、状況を把握できなくなっていくことへの、本能的な怖れも同時に見えてしまう。父の「子供のような」笑顔には、不測の事態の中でつい愛想笑いをしてしまう、みたいなところがある。
 
 ホームのリビングで、お年寄りの女性が二人で談笑している。楽しそうだ。
 二人ともホームに入っている人たち。ほとんど寝たきりと化しつつある父と会った後では、同じ施設で一緒に暮らす人とは思えない。必要な介護の度合いがまったく違うように見える。
 
 帰る前に、介護士による「ケース記録」を読む。日々のことが書いてある。よくやってもらっている。

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小説現代12月号

2005-11-22 16:27:38 | 自分の書いたもの
本日発売の小説現代12月号に「ティラノサウルスの名前」という短編が出ています。
以前話題にした国際動物命名規約をネタにしたものです。

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マルチメディアデイジーについての考え方。基本的に許諾します。

2005-11-21 20:57:42 | 自分の書いたもの
って、多くの人に何がなんだか分からないと思うので、解説します。

著作権の話題です。音楽CDのコピープロテクト、いわゆるCCCDの問題とかに興味を持っていた方などなら、こちらも興味を持って読んでいただけるかもしれません。

まずことのきっかけは……自分が書いた本を、目の見えない視覚障害者に楽しんでいただくために録音で提供(メディアはCD-ROM)したり、という許諾はこれまでもしてきたのですが、さらに進んで、テキストデータそのものをディジタルメディアに乗っけたいという許諾願いが、ぼくのところに届いたのです。
視覚障害者の中でも大きな文字なら見える弱視(ロウ・ヴィジョンというそうです)の人たちには、録音書籍よりも、こちらの方がより適しているとのこと。また、学習障害の人が読みやすいように使えたり、「音と文字」を同時に提供できることで、なかなか書籍を読みにくい人たちに届きやすくできる、とのこと。
いい話です。基本的にはオーケイです。

そこで、どんな形で、ということになるのですが、その規格がマルチメディアデイジー。デイジーとは、Daisyで、Digital Accessible Information Systemの略。さまざまな形態のディジタルデータにアクセスするための規格、ということなっていいます。これまでのところは、デイジーといえば、視覚障害者のために録音したものをディジタルデータとして、CD-ROMで貸し出す、ということが多かったため、デイジー=ディジタル化された録音図書、というようなものだと思われいてるようです。

今回許諾の打診があった「マルチメディアデイジー」では、音だけではなく、テキストや画像をのっけられるようなります。実はデイジーの元々の定義では、これこそ本当のデイジーです。まさに、Digital Accessible Information System。メディアはCD-ROMであれ、フラッシュメモリーであれ、ネット上での配信であれ、論理的にはなんでもあり、です。

で、当然、問題になるのは、コピー問題ですね。テキストデータをディジタル化するわけだから、そのあたりどうなるのか。かつて、音楽CDが直面したのと同じことが、かなり小規模ではあるけれど、本質的な部分では同じ問題としてやってきたわけです。
あ、当然のこととして書きませんでしたが、許諾は無償です。点字訳なんかと変わりません。つまり、無償でテキストデータを出回らせる、ことになるわけです。

せっかくなので、それについて、少し調べ、考えました。

さてさて、何から書いていけばいいか。

まずマルチメディアデイジーという規格(http://www.daisy.gr.jp/daisy/daisy.html)のコピー対策について。
デイジーを用いたマルチメディアシステムなどの開発を行っている会社(株式会社エルザ、http://www.elsa.co.jp/)に電話したりして、技術者の方に教示願いました。

そうしたら、もうこれがまるっきりのノーガードなんです。
テキストデータは、本当に生のテキストデータ(htmlで記述される)であって、コピーガードはいっさいなし。違法コピー対策もなし。というようなシロモノなのですね。
ここまで来るとすがすがしいです。

また閲覧ソフトもオープンソースでやっていくことになっていたり、GPLに準じるライセンスをうたっていたり、つまり、かなり、オープン指向の思想のもとに開発されてきたものなのですね。

実はこれは結構好きです。

編集者に相談してみると、どちらかといえばネガティヴな意見が多し、です。まあ当然です。たしかにコピー自由のフォーマットで、なおかつ無料で、自作のテキストを流通させてしまっていいのだろうか、と。
これって、音楽CDを違法コピーされるのを心配するミュージシャンと同じとはいわないけれど、似た立場なわけですね。そういえば、moonridersだったか、くるりだったか、triceratopsだったかが(すごい記憶が曖昧!)が、ライヴに来たお客さんに未発表曲のCDを配って、ネットではばらまいたりしないでね、と良心に訴えた(?)みたないことがあったけれど、あれに近いようで……やっぱり、似ていたとしても、同じではないです。

で、悩んだわけです。細かいたことは飛ばして、先に結論をいうと……

いいんじゃないかな。
マルチメディアデイジーソフトの制作を許諾しようと思っています。
今、許諾を打診されている、四作、許諾するつもりです。

「夏のロケット」
「クジラを捕って、考えた」
「緑のマンハッタン」
「今ここにいるぼくらは」

なぜか、というと、今の時点で、テキストデータをCD-ROMで貸し出したからといって、カジュアルコピーをする人はいるかもしれないけれど(いや、するでしょう。ぼくならすると思う)、それで、本が売れなくなるとは考えられない、ということ。逆に、何十万部も売れるようなベストセラーだったりすると、潜在的な本の売れ行きを阻害する可能性はあるかもしれないわけですが(なにしろ、話題本をタダでつまみ食いできるわけだから)、そこまで売れれば、食うに困らぬ印税は入ってくるわけで、問題なし、ということにしようか、と(その前に、何十万部売れる本をきみが書くのかとツッコミあり)。

それに、一番基本的なことなんですが……、物書きにとって「勝利」というものがあるとすれば、それは多くの人に読まれることなのです。なかなか届きにくい人たちに、わざわざ人が労力を使って、届けやすい形に変換してくれるのを歓迎したいという部分が大きいです。

ただ、ネット配信は、今のところ留保。
現状では、ネットでのマルチメディアデイジーのサービスの提供はほとんど進んでいないようだし、今後、本格化してきたときにあらためて考えます。
マルチメディアデイジーのテキストデータのネット配信って、かなりネットでの通常の作品販売とバッティングするんですよね。いずれもまだ未成熟な状態であって、どんな形でこれらが妥協点を見いだすかというのは、ごく近いうちに動きがある気がします。ひょっとして、今の出版者側の電子出版の枠組みの中で、現在のマルチメディアデイジーのユーザが簡便に利用できるサービスができることだってありえるわけだし(そんなに難しいことじゃないです、きっと)。
デイジー側か、ネット出版側か、どちらが先に現実的な配信スキームを提供できるか。その時になってから、考えても遅くないと思うのです。

まあ、いずれにしても、権利権利と言い立てるのは、あんまり本意ではないし。どんなかたちであれ、「届けられない人」がいるなら、届けてほしいです。

なんて、考えていると逆にワクワクしてきましたね。

で、最後、一つだけ問題が。
これらのことを許諾する権利は基本的にぼくにあるということになっているらしいです。
でも、各版元との契約の内容によっては、何かとバッティングする可能性はあるわけで、そのあたりをきちんと確認しておきたいわけですね。
というわけで、このエントリを、上記の本の編集者さんたちに読んでもらって、検討していただこうか、と。
まあ、たぶん大丈夫、ですけど。

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「みんな一緒にバギーに乗って」一ヵ月

2005-11-21 06:39:01 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
書店に並んでから一ヵ月がたちました。
売れてるのか、売れていないのかまったくわからんですが……。

レビューをまとめます。書評wikiを使えば、便利とわかったので、こちらをどうぞ。下半分くらいは自分で登録したナリ、です。
リンク: 川端裕人 - 書評Wiki.
(コメント欄にも張っておきました)

ちなみに、永江さん、藪本さん、中澤さんの書評は、書店に並んだ時点ですでにあったものなので、紹介済みのものと一緒です。森下一仁さんのエントリは、編集者とぼくと涙して(笑)喜びました。

ついでに作家が自分の名前でネット検索するかって話し……
インターネットを使っているような人なら(って、最近はほとんどでしょうが)、するんじゃないでしょうか。
ぼくは自分のことしか知らないけど、しますよ。
というか、するのが自然。
そんなことないですか?
自分や自分の作品についての議論がどこかでされている。
検索一発で出てくる。
やりますよね。

なにか自分で縛りをかけて「見ない」と決めている人以外はやっていると思って正解です。
ちなみに、すごく売れている人、たとえば宮部みゆき、村上春樹レベルになると、多すぎてわけがわかんないから、逆にやっていない、というのもありえますね。
あと、嫌なこと書かれるとむかつくから見ない、とかいう人もいるでしょう。

でも、基本的に、自分について語られていることが、わずか一秒でアクセス可能なら、大抵の人は見ます。作家の人も、だいたいのところ「大抵の人」です。というだけの話。

さらにいうと、マーケティング的な意識で見るって考えもアリなんですよね。
ぼくはそういう意識は薄くて、「そりゃ、知りたいでしょ」レベルで検索するけれど、それでも、こう書くとこう伝わるか的な発見を楽しんだり、悔しがったり(伝わらない時)、することはあって、結果的に次作に何らかの影響を与えることは原理的にはありえます。具体的にはどれがそう、とは思い浮かばないですが。

さらに……ついでですが、ぼくは最近2ちゃんねるで、「氏ね」とか書かれるようになったので、なかなかいいかんじです。ある程度認知されないと、罵詈雑言やらも出てこないものなので、吉兆だと思うことにしております。
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プレデター対プレデター(エイリアン対……じゃないぞ)

2005-11-20 07:09:14 | サッカーとか、スポーツ一般
IMG_5405全日本フットサル選手権の千葉大会、決勝トーナメントの緒戦でプレデター対プレデターというカードが実現してしまった。層の厚いチームなので、AチームとBチームの二チームがエントリしており、それぞれがグループリーグを勝ち抜いて、たまたま決勝トーナメント緒戦で当たってしまったというわけ。千葉市蘇我の旧川鉄体育館。見にいきましたよ。千葉(実家がある)だし、プレデターだし。


プレデターとは、縁があって、Aチームの岩本昌樹さんは息子のフットサルコーチでもあったり、今回はBチームに入っている岡山孝介さんは、Euro2004仲間。さらに名前を気に入ってしまったので、「銀河のワールドカップ」で登場するのは「桃山プレデター」。と言うわけで、プレデター対プレデター、見なきゃって気分になるわけですよ。

心情的にBチームを応援しておりました。いきなり先制して、このままいくかーっと思っていたら、やはり地力にまさるAチームが勝ちました。やっぱりサッカーとフットサルは違うのです。点がサッカーより入りやすい分、やはり実力差が反映されやすい。

ぼくの目は当然二人に注がれていたわけだけれど、岩本昌樹、速い!そういえば試合での彼を見るのは初めてなのでした。すごいテクニシャンなのに、それ以前の部分で抜いている。ありゃ、技術系というより、天然系のプレイヤーなのですね。
岡山さんと同時にコートにいた時間はそれほど長くないけれど(フットサルなので、しょっちゅう選手が入れ替わる)、岩本・岡山のマッチアップのシーンはちょくちょくあって、ドキドキしておりました。
実は選手・岡山孝介も見るのは初めて。速い判断でシステマティックに行動できる選手ですね。あとでメールしたら、「見せ場なくて不満ー」と言っていましたが、ダブルタッチから抜け出すシーンなどもあったじゃないですか。その後、決定機にはならなかっけれど。また見せてください(またみにいきます)。
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結局、平山疫学のみ?

2005-11-18 21:02:20 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
小谷野氏のブログの最近の記述を読んだら、結局は、受動喫煙の害はインチキであるところの平山疫学のみを根拠としているとの認識が示されていた。そうじゃないんだ、ということを伝えたかったのだけれど、結局伝わらなかったようなので、脱力。
本人も分かっているように、受動喫煙の害を額面通り受け止めた上でも、彼の立場からは言えることがたくさんあるだろうに。平山疫学とエンストロームだけをつまみ食いして、ほかのすべての研究を無視する立場からは、建設的な議論は出てこないだろうし、かくも、現実認識が「科学的常識」とずれていると、いかに主張の中に取り上げるべきものがあっても、説得力を失ってしまうんじゃないか、と思うのですよ。

いずれにせよ、ぼくが指摘したかったこと、伝えたかったことの核心はまさにそれなので、伝えようとしたけれど伝えられなかった、という意味での敗北宣言をさせていただきます。

別に小谷野氏の疫学についての理解が正しかったという意味ではなく、彼の疫学的証拠についての扱いが控えめに言ってもミスリーディング、多くの部分で誤りだ、という指摘を、彼に納得してもらうことはできなかった、という意味で。

ただ、小谷野氏の発言を額面通り受け取る人がたくさんいるのも、なんだかまずいような気もするので、時々はその点においてのみ、何か言うかもしれません。
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書評Wikiのサーバが変

2005-11-18 06:31:07 | 日々のわざ
「みんな一緒にバギーに乗って」が出て、もうすぐ一ヵ月。そろそろ現時点でのネット書評をまとめてみようかなと思っていたら、便利な書評Wiki様が、不機嫌に。

http://mystery.parfait.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%C0%EE%C3%BC%CD%B5%BF%CD

なのだけれど、

Forbidden

You don't have permission to access /wiki/pukiwiki.php on this server.

Apache/2.0.52 (Red Hat) mod_perl/1.99_16 Perl/v5.8.5 DAV/2 mod_auth_kerb/5.0-rc4 mod_auth_pgsql/2.0.1 PHP/4.3.9 mod_python/3.1.3 Python/2.3.4 mod_ssl/2.0.52 OpenSSL/0.9.7a SVN/1.1.4 Server at mystery.parfait.ne.jp Port 80

というメッセージが帰ってくる。
そんなパーミッションが必要なサイトになってしまったのか?
それとも、メンテかなんかで止めてるんでせうか。

追記、しのぶんのところからは見られるという。
ということは、ぼくだけ不許可?
ほかの方も見られますか? うちはsafariもIEもだめで、別のマシンでもダメと確認。
つい2日前までは見られました。

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