川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

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これからは新しいカンバスに新しい絵を描こう。(2017年展望、というか「やりたいこと」)

2017-01-06 14:21:22 | 日記

(写真はペルーのイキトス近辺の国立公園にて)

2016年の回顧を終えて、2017年の話。

抱負といいますか、ビジョンといいますか……そのどっちでもなく、「やりたいこと」を書いています。

前のエントリ「2016年回顧・物書きとしての川端裕人の第一大周期が終わったような気がする」に書いたとおり、大きな周期をひとつ終えたように感じています。真っ白に燃え尽きたわけじゃないですけど、よくやりました◎!という気分ではあって、次の大周期ふの抱負もビジョンもないんです。

しかし、ただやりたいことだけがある、と。

いいかんじのスピード感でやりたいことを表現できる場は維持しつつ(その代表がメルマガ「川端裕人の秘密基地からハッシン!)、Webなり雑誌なり、書籍なりで、書いていきたいことをざっくり書き出します。

編集者と話をしているものも、まったく自分の中で考えているだけのものも全部、同じに扱います。

小説系

・ブラインドサッカー小説
「太陽ときみの声」というタイトルで朝日小中生新聞で連載中。
なんとかこれは紙の本にまとめたいですね。半年の週刊新聞連載なので大幅に加筆しなきゃならなくなりますが。
なお、これは、ずっと言っている「銀河のワールドカップ・サイドB」です。

・選挙特番小説
これはテレビ局を舞台にした最初で最後のものになるかも。
時々しかない国政選挙に向けて日々、戦っているテレビパーソンたちのお仕事小説です。
やる気満々だけど、まだ始動してないかんじ。

・工業高校生の日常とスーパーな青春
身近なところにいる工業高校出身者や高専出身者に話を聞きつつ、少しだけ現実とズレた世界で、工業高校生がそれぞれの専門分野(機械・電気・情報・建築・化学など……)を駆使して活躍する話。最後は、校舎が変形ロボになるくらいのはっちゃけた話書きたいですね。

・生涯にひとつだけ書く「ノワール」はPTA小説と決めている。
これは、新しいというよりも「積み残し」かも(笑)。

・動物小説を書きたい
「星と半月の海」という短編集を、ぼくはこよなく愛しておりまして、ああいう作品をまた書きたいです。これは、すごく切実にそう思ってます。オオサンショウウオとか、水族館のイルカとか。いろいろ。

・絶滅動物小説を書きたい
え? また? とか言われそうですが、今生きている動物じゃなくて、絶滅したものの小説を書きたい! 書きたい!

・はじめてちゃんとSFを書きたい
ぼくは、今ある現実の世界を描く欲望が強いので、現実プラスアルファくらいのところで、「現代科学小説」をかなり書いてきました。これがまた、一人ジャンルみたいなところがあって、明らかにSFじゃないと自分では思ってます。そんなぼくがSFを書きたい!

・鄭和の西洋下り
明の永楽帝の時代にインド洋をまたにかけた偉大な航海者鄭和について。
鄭和の話は、とても書きたいけど、まだまだ準備が不足しているような。

・火山小説
雲仙普賢岳で命拾いしたぼくは、ずっとそのことを書かねばと感じています。できれば小説で。

・気象小説
「雲の王」「天空の約束」は続きが書きたい!

・「声のお仕事」の続き。


ノンフィクション系

・「8時間睡眠のウソ」を増補して文庫にしたい。
これは実現します。実現します。

・「ブロンクス動物園(正確にはWCS、野生生物保護協会)の本田公夫さんとの共著。
これも、出します。出します。

・人類学についてのブルーバックスWebの連載を本にしたい。海部陽介さんの監修による豪華企画。そろそろホモ・フロレシエンシス(ホビット)の話に突入しないとけないです。

・野生動物の生息地をがんがん訪ねたい。類人猿からペンギンまで、いや両生・爬虫・魚類まで!

・ドードーについてそろそろまとめたい。
メルマガを始めるモチベーションは、これでした。「編集者は面白い!というのに企画会議を通らない」というのをかなりの回数繰り返し、ええっい!もう自分でやらー!と始めた企画なので。メルマガ由来の書籍としては、最初のものになるのではないかと期待。

・「日本の動物園にできること」を始動したい
今30代前後で、動物園にかかわる仕事をしている人たちの中に、「動物園にできること」を読んでこの道を志したと言ってくれる人たちがいます。ぼくは、「キセキの世代」と呼んでいます。彼ら彼女らに促され、「日本の動物園にできること」を書くべし、ということになっているんですけど、やります。やるけど、今年中に構想が固まればいいなあ。

・色覚をめぐって。
日本における「色覚異常」「色覚障害」の歴史に興味を持っています。実は、「日本人」ほんとどが当事者であるにもかかわらず、色覚の少数派は、えらい逆境に立たされてきました。

・世界天文遺産
世界天文遺産というのが2010年からユネスコと国際天文学会のコラボで始まっているんですけど、それをフォローしたい。

・宇宙生物学 
生き物が好きで宇宙が好きなぼくが、ふと気づいたのは、それらをつなげるのは宇宙生物学だ!という話。宇宙ロケットは、人類が創り出した宇宙樹です。

 

以上、とうてい一年でやりきれる話じゃないけど(すでにある予定で手一杯かもしれないけれど)、気合を入れていきますよ!

よろしくお願い致します!

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2016年回顧・物書きとしての川端裕人の第一大周期が終わったような気がする。

2017-01-06 02:45:58 | 日記

2016年は、わりとよく働いた1年だったような気がします。

メルマガ「川端裕人の秘密基地からハッシン!」は、だんだんスタイルか定まってきて、これまでたまりにたまっていた自分の中の情報をアウトプットする場として確立してきた感があります。本当に、たまりにたまっていた(笑)ものがありまして。

たとえば、今、野生のオランウータンについての連載を書いていますが、これは2010年に、ダナムバレー(ボルネオ島サバ州)での取材なんですよ。2016年末になって、ナショジオWebで久世さんをインタビューすることができたので、それに合わせてメルマガでも特集することにしました。なんと6年越しで、発表の機会を得たというわけです。

ナショジオのインタビュー
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/112900019/

メルマガでの連載(を一部、表に出したもの)
http://pret.yakan-hiko.com/2016/12/26/boruneo/

オランウータンの取材はその後もやっていて、スマトラオランウータンや、マレー半島の「オランウータン島」なんかの話もあるので、この後、順次、出していきます。それをいうなら、マウンテンゴリラやチンパンジーも、野生のを見に行っているので、引き続き書いていくことになるでしょう。

トピックは本当に自分の関心に薄く広く広がっていて、まだらにマニアックですけど、どうやらぼくは、地球から宇宙まで「生命」にかかわるものとして把握しているのだと、最近、気づいたところです。

そう、宇宙ロケットは、地球に立つ世界樹、宇宙樹の究極の姿なんだとぼくは思っているわけです。

というところで、紙の本の話を。

「青い海の宇宙港・春夏篇」「青い海の宇宙港・秋冬篇」を早川書房がら上梓しました。
小説デビュー作である「夏のロケット」からずいぶんたちましたが、ぐるりと時機がめぐり、「最初に戻る」みたいなものを描くことになりました。

「夏のロケット」はいまだに、「絵空事」というふうな読まれ方をすることがあるのですが、とっくに現実に追い越されています。2020年代に時代を移した「20年後くらいの夏のロケット」は、種子島の宇宙留学生(作中は、遊学生)たちが主役です。

宇宙ロケットはもはや輸送手段として当たり前で、「その先」に何を送るかが問題になります。作中で、宇宙に送られるものは「究極」なかんじの宇宙機です。野田篤司さんの協力によって、ものすごいものを「リアリティの範囲内」で、宇宙に送り出すことが出来たと思います。

そして、もう一冊。「声のお仕事」を文藝春秋から。

これも思い出深く、思い入れ深い作品になりました。「銀河へキックオフ!!」で知り合った声優さんたちの仕事ぶりや、交流を通じて知り得たもろもろのことをモチベーションにして、「声で世界を創る」仕事を描こうとしました。

これ、「世界を活写する」系統の仕事です。実は、「活写する」というのは、小説を描く時にすごく強い衝動のひとつです。物語を作り込むよりも、その世界のかんじをうつしとることに情熱を傾けてしまうので、最近、流行るようなもんとは違う風合いになってしまうなあと思いつつも、書きたいものがこうなんだから仕方ないですね。それに、うまくハマると、すごく楽しんでくれる人が結構いるわけで、やめられないです。

とはいえ……2016年は、ある意味で、物書きとして川端裕人の第一大周期が終わった、ような気がしています。

ということは、2017年は新たな旅立ちの年ですね!(きっと)
というわけで、次のエントリに続く。

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マナティには口に指がある???(メルマガ引用のサンプル記事)

2017-01-01 02:09:27 | 日記

(写真は許可を得て転載)←みたいなことを入れてください。

「川端裕人の秘密基地からハッシン!」24号 http://yakan-hiko.com/BN5562 に紹介されていたんですが、アマゾンマナティっておもしろいですね! ↑メルマガへのリンクをどこかに入れてくださいね。

口に指みたいなものがついているんですって。
紹介されているマナティの保護センターでは、日本では特定外来生物に指定されていてやっかいもの扱いされているウォーターレタス(ボタンウキクサ)を餌にしていて、その食べ方が独特なんですと。

*********
それを、アマゾンマナティはむしゃむしゃ食べる。本当に文字通り、むしゃむしゃ食べるのである。食べる時の独特の口を動きは、つい魅入られる。頬の両側の感覚毛が密に生えている部分をむにゅーっとのばして、囲みこむような動作をする。これは個体差があって、給餌した2頭のうち、2頭は、とてもこの部分がよく動いた。まるで指のようだった。(川端裕人の秘密基地からハッシン!24号より)
********

↑文章を引用するならこんなかんじで

指ですよ。
たしかに、掲載されている写真をみると(一番上に、許可を得て転載しているやつです)、むにゅーっと指が伸びているような感じがするんです。
太い毛(感覚毛というそうです)が生えている部分が両側にあって、それで囲みこむような動きをすると。

記事によると、まだ、本当に指として使えているふうでもないし、個体差も大きいみたいなんですが、いずれ、マナティがゾウみたいに鼻でものを掴むみたいに進化するってありえるんでしょうか。

そんなことを考えると、ふと楽しくなったのでした。

 

********

(これは、メルマガ「川端裕人の秘密基地からハッシン!」から、購読者が引用する場合のサンプル記事です。メルマガからブログやソーシャルメディアに引用する際のひとつの例として書いてみました。「引用ルール」はこちらを御覧ください

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「川端裕人の秘密基地からハッシン!」からの引用について

2017-01-01 01:45:08 | 日記

メルマガ「秘密基地からハッシン!」の記事を紹介したいがどうすればいいか、という相談を受けます。

もちろんやってくださっていいのですが、メルマガはクローズドな媒体なので、それを元に、外で記事を書こうにも、ちょっとやりにくいようです。

というわけで、そのあたり、見解を示しておきたいと思います。

まず、「夜間飛行」のメルマガは、購読者がメルマガ外への「引用」することを認めています。ぼくも同様です。

なので、購読者は引用してよいです。もちろん、メルマガのアドレスのリンクを張った上でお願いします。

最近は、あちこちで、「引用」をめぐるトラブルがあるので、もうちょっと細かく書いておきますね。

●文の引用

文の「引用」の目安は、ぼくのメルマガ記事を紹介していただくさいに、ご自分で書かれる地の文が「主」で、記事からの引用が「従」であること、です。

「こんなことが書いてあって、特にここがおもしろかったー」とか「この人はこう言っているけど、自分はこう思う」とか、自分の論旨があって、その中で引用を使っていただければいいわけです。

これは、簡単、ですよね? たぶん。

●写真の「引用」

通常の引用ルールでは、ダウンロードしてご自分のブログなりその他のソーシャルメディアに貼り付けるのはNGだと思います。

でも、ぼくのメルマガの場合、写真がやたら多いので、写真なしに記事を書くのは難しいかもしれません。

そこで、これも、購読者については、1記事に1写真、使っていただいてよいことにします。じゃあ、いくつも記事を書けば、全写真使えるのかといえば、それは良識の範囲で。

もうちょっと具体的に言うと、次の条件を満たす場合に、使っていただけるようにしたいとおもいます。

・川端裕人が撮影した(つまり、川端裕人がライツを持っている)写真であること。特に註釈がなにも書いていない写真はそうです。

・また、川端以外の人物が写っているものは避けてください。(たいてい、メルマガに出していいですかと聞いて撮っているので、それより先の使用はまた許可を得ないと)

・NASAのパブリックドメインの写真や、wikiなどから引いたクリエイティヴ・コモンズの写真などを使っていますが、それらを使いたい場合は、ぼくのメルマガから引かず、オリジナルのソースから引いてください。自分がライセンスについて誤解していた場合、「被害」を増やさないため。

・転載した写真には「許可を得て転載」などと表記してください。この「許可」は購読者が、引用記事を書いてくださる時に自動的にあたえる「許可」なので、いちいち聞いてくださらなくて結構です。

 ざっとこんなかんじです。

 運用してみて、不都合があれば、柔軟に変えていきますが、とりあえずのところはこんなかんじで。

 ちょっとイメージが掴みに行くかもしれないので、次のエントリで、サンプル記事を書いてみます

コメント (2)
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