川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

横浜の市P連の新任役員研修で「あたりまえのことがあたりまえのように」語られた件

2014-06-10 01:09:58 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
さてさて、しばらく前に話題になっていたのだけれど、横浜の市P連の新任役員研修で、PTAって任意なんですよ、そこんとこ理解して運営しようね!ってきわめてまっとうなことが周知され、その時のスライドがアップされるというかなり画期的な「事件」がありました。

公共性の高い団体の公共性の高い研修会資料であり、なおかつ、ウェブサイトにアップされているものなので、出典を明記した上で、スライドをJpegにしたものをはり付けておきます。

この件、自分が説明するように頼まれたとしても、だいたいこんなかんじに説明しただろうなあという既視感すらおぼえるスライドです。あ、自分ならこうは言わないかも的なところが多少あるとしても。

Yokohamapta
Yokohamapta2
Yokohamapta3

なお、リンクはこちら。この中のスライドリストの中からみつけてください。
http://www.pta-yokohama.gr.jp/archives/1693

ぼくはこの横浜市P連のサイトをみて、法律相談のコーナーがあるのを、本題ではないけれど、興味深く拝見しました。
市P連に入っているPTAの会員なら弁護士さんへの相談を利用できるらしいんだけれど、ここにPTAでの諸問題を持っていく人がいるといいかも。
少なくともPTAとは? というところから説明する必要はない、わりと分かっている弁護士さんが来るのだろうから。
などと思いました。

追記
わりと最近、乞われてPTAについて語る場に出向いて、入退会の自由についての話をしていたところ、教育行政にかかわる立場の方から「それは当たり前のことだから言わないんですよ」という指摘を受けた。

横浜の市P連のこのスライド、画期的!とか言われるけれど(ぼくもそう思うけれど)、個々のPTAの役員になるような人たちにこういうことを言わなければならないほど、実は「あたりまえ」があたりまえじゃないのだ。

「当たり前だから」というのは、これまで行政側の見解として何度も聞いてきたので(逆に、当たり前じゃない、とする見解に一度も会ったことがない)スルーしてしまったけれど、なんかじわじわ効いてくる。



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PTAをけっこうラクにたのしくする本、について思うこと

2014-06-04 22:32:07 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
PTAをけっこうラクにたのしくする本PTAをけっこうラクにたのしくする本
価格:¥ 1,728(税込)
発売日:2014-05-30

この本は、とても重要なものだと思うので、カンタンに紹介します。
細かく言い出すときりがなさそうなので。

共同体づくりに興味のある人には、とてもお奨めです。
ここまで目の行き届いた記述をした書籍は見たことがないです。
当たり前のことが当たり前だと書いてあります。
PTA界隈において、それがどれだけすごいことか。

・クラスから何人とか決まってる委員会制度なんているの?
・ポイント制ってどうよ。
・自分が始めた活動はつい続いて欲しいと願ってしまうけれど……。
・時々難しくなる「地域」との関係について。
・先生も会員だけど、そこんところに取り扱いはどうする?
・会計報告の具体例まで挙げての「PTAのお財布問題」についての章。
・入退会自由なんて当たり前。
・退会条項がない規約が多いよね。じゃ、つくってみよっか。

今、3分間、ページをランダムにくりつつ、ぱっと見て書き出しただけでも、これだけ。
あと3分間を使えれば、倍の行数になるでしょう(笑)

様々な人の声を取り入れつつ、かなり客観的なデータ(ネットアンケートなどだけに頼らないデータ)とセットにすることで、説得力が増してます。

こういう本が、さらりと当たり前のように出るようになったことに快哉を叫び、著者&版元に感謝したいです!

本書についての忌憚なき賛辞です。

以上!

【あえて付け加えるコメント】
この本がターゲットにしているのは、PTAでのコミュニティづくりに興味がある人だと思います。
すっごくやる気がある人のためのものだと思います。

もしも、あなたが「すっごくやる気がある人」じゃなくても気にしないでね。
やる気がありそうな人に、この本の存在を伝えるのはとてもよいアイデアだと思います。

【あえて付け加えるコメント2】
「すっごくやる気がある人」の中には、この本に勇気づけられる人、さらにやる気が出てくる人がたくさんいると確信します。

そんな人には、一応ですが、

・ご安全に!(いわば「PTAリフォーム」を実現するには、一定以上のがんばりが必要だと思われます。仲間の有無、校長や地域などの利害関係者に理解者が多いか、さらに時の運も左右します。無理だと思ったら、ぎゃっと叫んで引き返してね。心身の健康はとても大事。自分の子との時間もとても大事)。

と述べたいです。

本の内容は折り紙付き。というか、ぼくは折り紙(付箋)たくさん付けてます。
くさしたいわけではなく、それでも、こういうコメントも書いとかなきゃと思ってしまう背景は、またの機会に。

とにかく、当たり前のことが当たり前になって、機会が多くの人に開かれるようになったらいいなあ。

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【ただの資料】小学校「父母と先生の会」(PTA)第二次参考規約

2013-11-21 18:24:12 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R2236767
以下、ただの資料。

*****

小学校「父母と先生の会」(PTA)第二次参考規約 昭和29年2月4日 文部省父母と先生の会分科審議会

     小学校「父母と先生の会」(PTA)参考規約

 この規約は、日本のPTA活動を、より実情に即したものとし、今までの「与えられた規約」から「自からつくり、自から実行の責を負う」規約たらしめPTA会員の規約に対する関心と責任を深める契機となるような意図で作成されたが、今後単位PTAが規約を改正する場合、一参考資料として活用していただけば幸いである。
                      文部省  昭和二十九年三月


昭和二九年二月四日
PTA審議会決定

     小学校「父母と先生の会」(PTA)参考規約

   第一章 名称および事務所
第一条 この会は、○○小学校父母と先生の会(PTA)という。
第二条 この会は事務所を○○に置く。

   第二章 目的および活動
第三条 この会は、父母と教員とが協力して、家庭と学校と社会における児童・青少年の幸福な成長をはかることを目的とする。
第四条 この会は、前条の目的をとげるために、次の活動をする。
一、よい父母、よい教員となるように努める。
二、家庭と学校との緊密な連絡によつて、児童・青少年の生活を補導する。
三、児童・青少年の生活環境をよくする。
四、公教育費を充実することに努める。
五、国際理解に努める。

   第三章 方針
第五条 この会は、教育を本旨とする民主団体として、次の方針に従つて活動する。
一、児童・青少年の教育ならびに福祉のために活動する他の団体および機関と協力する。
二、特定の政党や宗教にかたよることなく、またもっぱら営利を目的とするような行為は行わない。
三、この会またはこの会の役員の名で、公私の選挙の候補者を推薦しない。
四、学校の人事その他管理には干渉しない。

   第四章 会員
第六条 この会の会員となることのできる者は、次のとおりである。
一、○○小学校に在籍する児童の父母またはこれに代る者。
二、○○小学校の校長および教員。
三、この会の主旨に賛同する者。
2 ただし、第三号に該当する者の入会は、運営委員会が決定する。
第七条 この会の会員は、会費を納めるものとする。
2 会費は、年額○○円とし、分納することができる。
第八条 会員は、すべて平等の義務と権利とを有する。
第九条 この会の会員は、○○区郡市協議会、○○都道府県協議会および○○全国協議会の会員となる。

   第五章 経理
第十条 この会の活動に要する経費は、会費、寄付金およびその他の収入によって支弁される。
第十一条 この会の経理は、総会において議決された予算に基づいて行われる。
第十二条 この会の決算は、会計監査を経て、総会に報告され、承認を得なければならない。
第十三条 この会の会計年度は、毎年四月一日から始まり、翌年の三月三十一日に終る。

   第六章 役員
第十四条 この会の役員は次のとおりである。
 会長 一名  副会長 一名  書記 一名  会計 一名 
 役員は、他の役員、会計監査委員または選挙管理委員を兼ねることができない。
第十五条 役員は、総会に出席した会員の無記名投票により、選挙される。
第十六条 役員の任期は、一年とする。ただし、同じ役員の職については、一回に限り、再任を妨げない。
2 役員は、引続いて他の役員に選任されることができる。ただし、役員の職にあることが連続し、通算して四年を超えてはならない。
第十七条 会長は、次の職務を行う。
一、総会および運営委員会を招集し、会議の議長となる。
二、他の役員および校長の意見を聞いて、常置委員会の委員長を委嘱する。
三、運営委員会の承認を得て、臨時委員会の委員長を委嘱する。
2 会長は、役員・会計監査委員候補者指名委員会、選挙管理委員および会計監査委員の集会を除くすべての集会に出席して、意見を述べることができる。
第十八粂 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代行する。
第十九条 書記は、次の職務を行う。
一、総会および運営委員会の議事ならびにこの会の活動に関する重要事項を記録する。
二、記録、通信その他の書類を保管する。
三、会長の指示にしたがって、この会の庶務を行う。
第二十条 会計は、次の職務を行う。
一、総会が決定した予算に基づいて、いっさいの会計事務を処理する。
二、定期総会のつど、会計報告をする。
三、年度末総会において、会計監査委員の監査を経た決算報告をする。
四、この会の財産を管理する。
五、予算の立案について協力する。

   第七章 会計監査委員
第二十一条 この会の経理を監査するため、三名の会計監査委員を置く。
第二十二条 会計監査委員は、総会に出席した会員の無記名投票により、選挙される。
第二十三条 会計監査委員は、必要に応じ、随時、会計監査を行うことができる。
筋二十四条 会計監査委員の任期は、一年とする。

   第八章 選挙管理委員
第二十五条 役員および会計監査委員の選挙に関する事務を処理するときには、三名の選挙管理委員を置く。
第二十六条 選挙管理委員は、総会に出席した会員の無記名投票により、選挙される。
第二十七条 選挙管理委員は、その任務を終了したときに、解任される。

   第九章 役員・会計監査委員候補者指名委員会
第二十八条 役員および会計監査委員の候補者を指名するときには、役員・会計監査委員候補者指名委員会(以下「指名委員会」という)を置く。
第二十九条 指名委員会の委員の数と選出の方法は、細則で定める。
第三十条 指名委員会の委員は、その任務を終了したときに解任される。

   第十章 総会
第三十一条 総会は 全会員をもって構成され、この会の最高決議機関である。
第三十二条 総会は、定期総会および臨時総会とする。
2 定期総会は、四月、○月……一月、二月および三月に開催する。臨時総会は、運営委員会が必要と認めたときまたは会員の十分の一以上の要求があったときに開催する。
第三十三条 総会は、会員の現在数の五分の一以上出席しなければ、その議事を開き、議決することができない。
第三十四条 総会の議事は、出席者の過半数で決する。

   第十一章 運営委員会
第三十五条 運営委員会は、役員、常置委員会の委員長、校長および臨時委員会のある場合には、その委員長をもって構成され、この規約に定めるもののほか、役員、会計監査委員、指名委員会、選挙管理委員、常置委員会および臨時委員会の権限以外の事務を処理し、かつ常置委員会の連絡調整をはかり、総会に提出する議案を調整する。
第三十六条 運営委員会は、会長が必要と認めたとき、または構成員の四分の一以上の要求があったときに開催する。
第三十七条 運営委員会委員の現在数の二分の一以上出席しなければ、その議事を開き、議決することができない。
第三十八条 運営委員会の議事は、出席者の過半数で決する。

   第十二章 常置委員会および臨時委員会
第三十九条 この会の活動に必要な事項について、調査、研究、立案するために、常置委員会を置く。
2 常置委員会についての必要な事項は、細則で定める。
第四十条 特別な事項について、必要があるときには、臨時委員会を設けることができる。
2 臨時委員会について、必要な事項は、細則で定める。

   第十三章 細則
第四十一条 この会の運営に関し必要な細則は、この規約に反しない限りにおいて、運営委員会の議決を経て定める。
2 運営委員会は、細則を制定または改廃した場合には、その結果を次期総会に報告しなければならない。

   第十四章 改正
第四十二条 この規約は、総会において、出席者の三分の二以上の賛成がなければ改正することができない。ただし、改正案は、総会の開催の少くとも、二週間前に全会員に知らせておかなければならない。

 細 則

   第一章 役員、会計監査委員ならびに選挙管理委員の選挙および就任
第一条 役員、会計委員ならびに選挙管理委員の選挙および就任は、左のとおり行われる。
一、九名の委員からなる指名委員会を次の方法によってつくる。
イ 父母の中から、次のとおり六名を選出する。
 (1)各学級の父母は、互選により、それぞれ一名の学級代表を選出する。
 (2)これらの学級代表は、学年ごとに会合して、互選により、それぞれ一名の指名委員を選出する。
ロ 教員の中から、互選により二名の指名委員を選出する。
ハ 運営委員会の中から、互選により、一名の指名委員を選出する。
二、指名委員は、役員および会計監査委員の候補者および選挙管理委員になることができない。
三、指名委員の名を一月の総会に発表する。
四、一月の総会において、選挙管理委員三名を選出する。
五、指名委員会は、各役員ならびに会計監査委員別に、選挙の少くとも十五日前までに、定員以上の候補者を指名する。
六、選挙管理委員は、選挙の少くとも十日前までに、候補者の氏名、住所、性別、年齢、PTAにおける経歴、職業を全会員に知らせる。
2 選挙管理委員は、選挙に関するその他いっさいの事務をとりあつかう。
七、候補者の追加指名は、選挙を行う総会において、一般会員からなすことができる。
八、候補者の氏名は、指名委員会によってなされる場合も、前号の場合も、その氏名を発表する前に、被指名者の同意を得なければならない。
九、役員および会計監査委員は、二月の総会において、総会に出席した会員の無記名投票により、過半数決で選挙される。
十、役員および会計監査委員は、三月の年度総会において就任する。
第二条 会長に欠員を生じたときには、副会長が昇格する。任期は前任者の残任期間とする。
第三条 会長以外の役員に欠員を生じたときには、運営委員会がこれを補充する。任期は前任者の残任期間とする。

   第二章 総会
第四条 会員の異動および新役員に関する報告、ならびに年間計画および収支予算の審議決定は、四月の総会で行う。
第五条 会計監査を経た収支決算報告の承認は、三月の年度末総会で行う。

   第三章 常置委員会および臨時委員会
第六条 常置委員会として、企画委員会、予算会計委員会、会員委員会、児童厚生委員会、校外補導委員会、学校給食協力委員会、広報委員会、就学前教育委員会、成人教育委員会、渉外連絡委員会を置く。
第七条 臨時委員会は、その任務を終了したときに、解散する。
第八条 各常置委員会の委員は、それぞれ委員長の推薦に基づいて、会長が委嘱する。
第九条 委員長および委員の任期は一年とする。ただし引続き一年間だけは留任してもよい。
第十条 企画委員会は、
一、他の各種委員会の意見を総合調整して、年間計画をたてる。
二、この計画に基づく諸活動を評価して、次の企画の資料とする。
三、総会の議事日程を立案する。
 企画委員の数は、○名とする。
第十一条 予算会計委員会は、
一、年間計画に基づく活動に必要な収支の予算を立案する。
二、総会が決定した予算に基づいて経理が行われるように協力する。
三、必要に応じ補正予算を立てる。
 予算会計委員の数は、○名とする。
第十二条 会員委員会は、
一、この会の主旨の解明につとめ、すべての会員がよい理解と自由意志とをもって入会するようにする。
二、会員名簿をつくり、常に会員の特技、関心、異動について知っているようにする。
三、会員相互の連絡と親睦をはかる。
四、通信の伝達、会費の徴集その他各種委員会の活動に協力する。
 会員委員の数は、○名とする。
第十三粂 児童厚生委員会は、
一、一般児童の福利厚生をはかる。
二、特殊な事情にある児童の援助、補導につとめる。
 児童厚生委員の数は、○名とする。
第十四条 校外補導委員会は、児童の家庭生活、社会生活ならびに児童相互の自主的集団生活の補導をする。
 校外補導委員の数は、○名とする。
第十五条 学校給食協力委員会は、学校給食が十分な効果をあげるように協力し、ひいては各家庭の食生活の改善をはかる。
 学校給食協力委員の数は、○名とする。
第十六条 広報委員会は、この会の会員に対し、また必要に応じその地域社会ならびに関係諸機関および、諸団体に対し、情報の伝達、意見の交換につとめる。
 広報委員の数は、○名とする。
第十七条 就学前教育委員会は、就学前の乳幼児が、心身ともに健やかに成長することにつとめる。
 就学前教育委員の数は、○名とする。
第十八条 成人教育委員会は、
一、すべての会員が、一層よい父母、よい教員となるように、みずからつとめ、互に磨き合うようにする。
二、地域社会に対し、この会の教育的な催しに参加する機会を与える。
 成人教育委員の数は、○名とする。
第十九条 渉外連絡委員会は、児童青少年の教育ならびに福祉に関して、この会と同じ目的をもつ他の団体または機関、ことに近隣のPTAおよびPTA連絡協議会と連絡し、この会およびこの会の会員との意志の疎通をはかる。
 渉外連絡委員の数は、○名とする。
第二十条 校長は、学校管理ならびに教育上、各常置委員会または臨時委員会に出席して意見を述べることができる。

   第四章 改正
第二十一条 この細則は、運営委員会において、構成員の三分の二以上の賛成がなければ、改正することができない。ただし改正案は、運営委員会の少くとも一週間前に、各構成員に知らせておかなければならない。改正の結果は、次期総会に報告しなければならない。


 備 考

一、この参考規約は、各単位PTAにおいて規約を検討する場合の参考資料として、各地PTAの要望にこたえ、文部省父母と先生の会分科審議会が、従来の参考規約を修正草案したものである。
 なお、最後決定に至るまでには、日本父母と先生の会全国協議会、都道府県教育委員会を通じて全国PTAの意見を求め、できるだけこれを採り入れることに努めた。
二、この参考規約は、国、公、私立の別なく、全国すべての小学校PTA規約の基準を示そうとしたものであるから、これを個々のPTAにそのまま適用し難いことはいうまでもない。各単位PTAは、この参考親約の意のあるところをよく把握した上、必要に応じ、それぞれの学校、それぞれの地域の実情に即して、自主的な改正をして頂きたい。
三、この参考規約は、資料の性格上、最大公約的な一つの線をうちだしているが、決してこれが唯一無二のものではない。次の諸点については、次のような別なゆきかたもあり得る。
(1) 区郡市協議会、都道府県協議会、または全国協議会に現に加入していないか、あるいは加入する意志をもっていないPTAにおいては、規約第九条の一部または全文を削除すべきことは勿論であって、この参考規約は、未加入者に対して加入を強要するような意図は全く持っていない。ここにこのような条文を特にかかげたのは、およそいかなる連絡組織であっても、これを構成する会員のひとりひとりの自覚と責任に根ざさない限り真の民主的運営と発展は期せられないばかりか、時として統制の拠点となる恐れさえあると思うからである。(規約第九条)
(2) 役員となるべき者の資格について、規約の上でなんらの条件をつけなくても、一票一票の正しい判断によって、良い役員が選挙される期待が持たれるならば、この参考規約のとおりでよいが、まだ会員の自覚がその域に達していないと思われるPTAにおいては、従来の参考規約に準じて、必要な条件をつけた方が安全である。
 特に規約第六条第三号に該当する者の被選挙権については、それぞれ地域に即して慎重に考慮すべきである。
 婦人会員に対して、役員になる機会を多くするために、過渡的措置として、役員の定数を一名以上にする必要な場合も考えられる。(規約第六条)
(3) 会計監査委員は年度末一定期間のみ置くかについては、実情に即してよく得失を検討すべきである。また必要によっては公認会計士に監査を求めることもできる。(規約第二十四条)
(4) 総会や運営委員会を成立させるに必要な出席の条件(定足数)は、百%を以て理想とする。例えば、総会の出席は五分の一で十分だというのではない。せめて、五分の一はという意味であって、高率である程望ましい。
 このために、規約としてはできるだけ高率なものにしておいて、これを適用する総会の方を限定するという方法も考えられる。(規約第三十三条、三十七条)
(5) 指名委員会の構成の仕方については全会員の意思がまんべんなく公正に反映することが肝要な点であって、選出の足場は必ずしも学級でなくてもよい。たとえば農村地域においては、部落を単位にして選出した方が便利でもあり、また結果もよい場合があるであろう。ときには部落、学級、両面が考慮されてもよい。(細則第一条の一)
(6) 表決の仕方には、三分の二決、過半数決、最高点決等いろいろある。選挙の表決は、過半数決になるのが通例であるが、候補者の多い場合など選挙の手続きを省くために最高点決を採用することがあり、また原則を過半数決としておいて、過半得票のない場合、直ちに決選投票の方法をとることもある。(細則第一条の九)
(7) 役員選挙を前年度未にするか、当年度初めにするかについては、いずれをとっても一長一短で問題が残る。この参考規約は、前者の方が理論的にも実際的にも比較的長所が多いという見解から二月選挙のゆき方をとったが、各単位PTAにおいては、種々の場合を十分に研究して善処されたい。(細則第一条の九)
(8) 常置委員会については、全国PTAの実情にかんがみ、必要にして設置可能と思われるものを、列挙してあるが、おのおののPTAがこれを全部網羅しなければならないというのではない。各PTAにおいてこの中から必要なものだけをとり、また事情によってはここにあげていない委員会をつけ加えることも自由である。(細則第六条)
(9) 委員会の構成の仕方については、この参考規約のようにすれば会長と各委員会、したがってまた委員会相互の関係はうまくゆくが、このようなゆき方が妥当であるためには、そもそも会長選挙の時、各委員長委嘱の権限をまかせても心配のない人を選ぶ必要がある。この点がもし不安ならば、たとえば指名委員の選出の方法にならって、先ず委員をきめ、委員の互選によって委員長を決定するゆき方をとってもよい。(規約第十七条の二、三、細則第八条)
四、PTAの全活動が「よい父母、よい教員」をつくるものでなければならないが、特に「よい父母、よい教員となる」ための具体的な研究、調査、立案の衝に当るのが成人教育委員会である。(規約第四条の一、細則第十八条の一)
五、公教育費とは、ひとり義務教育に限らず、およそ児童青少年の教育に係わりを持つすべての家庭教育ならびに社会教育の公的な教育費を意味する。これを確立することが、国民全体の責任であることは、憲法や教育基本法の明示するところであるが、特にPTAが「教育を本旨とする民主団体」としてこのことを目的にかかげるのは、じつに貧困な教育財政の現実の要請である。公教育費が確立すればするほど、PTAの学校後援会的な望ましからざる性格は払拭され、ひいては、PTAの活動がもっぱら児童・青少年の福祉増進にむけられるようになってくる。(親約第四条の四)
六、「もっぱら営利を目的とするような行為は行わない」という意味は、例えば、バザーとか映画会とかのように、それ自体教育的な意味を持っていて、かねてなにがしかの収益を伴いこれを個人の利得とするのでなく、子どもたちのために生かすというような場合はさしつかえないという意味である。(規約第五条の二)
七、「この会の会員となる者は」とか「‥‥ならなければならない者は」としないで「…‥会員となることのできる者は」としてあるところに「自由入会」の精神が示されている。PTAが民立団体である限り、会員になることも、会員に止まることも自覚に基づく個人個人の由由であって、いささかも強制があってはならない。(規約第六条)
八、PTAの会費とは、PTA本来の目的にそう活動に必要な財源の一つであって、会員のひとりひとりが義務として平等に負担すべきものである。公費援助に関する経費は、左のような理由で、収支ともに、これとは全く別途の扱いにすべきである。(規約第十条)
1 公費援助は、本来の目的ではない。
2.本来の目的でないことに関して、会員を義務づけることはできない。会費として扱えば会員すべてにその負担を義務づけることになる。
3 T会員といえども、会費はP会員と同様に納めなければならない。ただし、公費援助の義務はない。
4 公費援助については、PTA会員でない一般の人々にも協力を求めてよい。しかし、PTA会費は会員でない人からとることはできない。
5 会費は、各会員同額でなければならないが、公費援助は、必ずしも同額であるを要しない。人により理解と能力に応じて差があってよい。
九、この参考規約では、PTAの会計年度を学校の会計年度と一致させる便宜上、四月一日から翌年三月三十一日までとしてあるが、会計監査ならびに決算報告およびその承認は、経理事務の実際問題として、翌年度の四月か五月でないとできない。
 これを年度末に行うことは、ほとんど不可能である。しかし、一方、予算をたてた者が決算の結果についても責任をとることは大切である。そのためには、小学校PTAならば六分の一、中高PTAならば三分の一の会員が、自然退会する前の年度末総会において是非とも、当年度の決算報告をし、その承認を得る必要がある。そこで、この必要性と経理の実際との矛盾を解決する一法として、次のようなことが考えられる。このような便法は、年度がわりに日時の余裕のないわが国においてはやむを得ないことであろう。(規約第二十条の三)
1 一応二月末なら二月末現在に、収支の決算をし、監査をうけ、年度末総会において承認を求める。
2 三月三十一日までの決算の整理を終えた後、改めて前年度の監査委員の監査を受け、その結果を現在の会員には総会において、前年度退会した人々には書面で報告し、意見があったら申出るよう希望する。
十、二月総会において選挙された翌年度の役員の就任は、当年度事務が一応完了する三月の年度末総会においてなされるのであるが、予定された役員は選出と同時に、直ちに翌年度の準備、各委員会の人選、(年間計画および収支予算の立案等)にかかることが望ましい。選挙総会から年度末までの間の期間は、現役員と翌年度役員になるべき者とが併存することになるので、この機会を事務の引継に活用すべきである。(細則第一条の十)
十一、幼稚園、中学校、高等学校のPTAは、この参考規約にそれぞれの特殊性を加味して、それぞれの規約を研究して頂きたい。


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【ただの資料】「父母と先生の会」(PTA)第一次参考規約

2013-11-21 18:20:15 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R2235754
ありそうで、あまりネットで見当たらなかったので、ここにアップしておきます。

******
「父母と先生の会」(PTA)第一次参考規約送付について 昭和23年12月1日 発社302

昭和二三年一二月一日 発社三〇二
都道府県教育委員会宛 
文部省社会教育局長

    「父母と先生の会」参考規約送付について

 本省設置の「父母と先生の会」委員会においては、研究審議の結果、このほど別紙「父母と先生の会」参考規約を完成したから送付する。貴会におかれては管下の
一、公私立の幼稚園、小学校、中学校及び高等学校の各園長ないしは校長、二、前記の各学校の「父母と先生の会」会長、三、連合体ないしはそれに類するものがあればその代表者、四、図書館長及び公民館長
あてにそれぞれ複写配布されるようお願いする。なお本規約は一般的な参考規約であるが、貴管下の各「父母と先生の会」において、各自の規約を反省検討されるに際して、あるいは又、今後新しく「父母と先生の会」の規約を作成しようとするにあたり、十分に本規約を活用するように配慮されることを重ねてお願いする。

別紙

    「父母と先生の会」(PTA)参考規約

     第一章 名称
第一条 本会は○○学校「父母と先生の会」(PTA)と称する。

     第二章 目的
第一条 本会は、左の諸項を目的とする。
一、家庭、学校及び社会における児童青少年の福祉を増進する。
二、家庭生活及び社会生活の水準を高め、民主社会における市民の権利と義務とに関する理解を促すために、父母に対して成人教育を盛んにする。
三、新しい民主的教育に対する理解を深め、これを推進する。
四、家庭と学校との関係を一層緊密にし、児童青少年の訓育について、父母と教員とが聡明な協力をするようにする。
五、父母と教員と一般社会の協力を促進して、児童青少年の心身の健全な発達をはかる。
六、学校の教育的環境の整備をはかる。
七、児童青少年の補導、保護並びに福祉に関する法律の実施につとめ、さらに新しい適正な法律をつくることに協力する。
八、適当な法律上の手段により、公立学校に対する、公費による適正な支持を確保することに協力する。
九、その地域における社会教育の振興をたすける。
十、国際親善につとめる。

    第三章 方針
第三条 本会は、教育を本旨とする民主的団体として活動する。
第四条 本会は、非営利的、非宗派的、非政党的であって、本会の名において、いかなる営利的企業を支持することも、また他のいかなる職務(公私を問わず)の候補者を推薦することもできない。本会および本会の役員は、その名において、営利的、宗派的、政党的、その他本会の本来の事業以外の活動を目的とする団体およびその事業に、いかなる関係をも持ってはならない。
第五条 本会は、児童青少年の福祉のために活動する他の社会的諸団体および機関と協力する。
第六条 本会は、自主独立のものであって、他のいかなる団体の支配、統制、干渉をも受けてはならない。
第七条 本会は、教員、校長および教育委員会の委員と学校問題について討議し、またその活動をたすけるために意見を具申し、参考資料を提供するが、直接に学校の管理や教員の人事に干渉するものではない。
第八条 本会は、国および地方公共団体の適正な教育予算の充実を期するために努力する。
第九条 本会は、学校の財政的維持および教員の給与並びに生活費に関して、直接責任を負うものではない。
    第四章 会員
第十条 本会の会員になることのできるものは、学校に在籍する幼児、児童、生徒の父母またはそれに代わる人(以下父母という)、学校に勤務する校長および教員(以下教員という)とし、会員はすべて平等の権利と義務とを有す津。その地域に在住し、特に教育に関心を持つものは、希望により入会を認められる。
    第五章 会計
第十一条 本会の経費は、会費、事業収入および自発的な寄附金を以て支弁する。会費の額および資金獲得の種類を決定する場合、並びに会員または外部のものに対し寄附を求める場合には、総会における無記名投票による多数決で総会の承認を得なければならない。
第十二条 会費は、月額、○○円または年額○○円である。会費は、月ごとに納めることも、また一年分を一度に納めることもできる。
第十三条 本会の資産は、第二章の目的達成のため以外には、支出または使用してはならない。
第十四条 本会の会計年度は、四月一日に始まり翌年の三月三十一日に終る。

    第六章 役員の選挙
第十五条 本会の役員は次のとおりとする。
一、会長   一名   父母
二、副会長  一名   教員または父母
三、書記   一名   教員
四、会計   一名   父母
 役員の任期は一年とする。ただし引続き一年間だけは重任しても差支えない。
第十六条 役員の選挙および就任は左のとおり行われる。
一、七名の委員からなる役員候補者指名委員会をつくる。
(イ)父母の中から次の方法により四名を選出する。
 (1)各学校の父母は、多数決により、それぞれ一名の学級代表を選出する。
 (2)これらの学級代表は会合して、多数決により四名を互選する。
(ロ)教員の中より互選により二名を選出する。
(ハ)実行委員会の中から互選により一名を選出する。
二、役員侯補者の指名は、指名委員会によってなされる場合も会員席からなされる場合も、その名前を発表する前に被指名者の同意を得なければならない。
三、指名委員会は、各々の役員に対し二人以上の候補者をあげ、役員選挙の少くとも十日前に全会員に通告する。
四、指名委員の名を一月総会に発表する。
五、役員候補者の追加指名は、選挙を行う総会の際、会員席からなすことができる。
六、役員は、二月総会において、無記名投票により多数決で選挙される。
七、新たに選ばれた役員の就任は、三月の年度末総会において行われる。
第十七条 役員の兼任は認めない。

    第七章 役員の資格および任務
第十八条 公職追放や教職不適格者でないもの、昭和二十二年政令第十五号、昭和二十二年政令第六十二号、のいずれにも該当しないもので、児童青少年を愛し、民主主義と教育とに理解を持っている会員は、第六章の規定に従って役員に選挙されることができる。
第十九条 役員の任務は次のとおりである。
一、会長は、総会および実行委員会のすべての集会を司会し、実行委員会の承認を得て、役員候補者指名委員会および会計監査委員会を除くすべての委員会の委員長を任命し、かつ職責上、役員候補者指名委員会および会計監査委員会以外のこれらの委員会に一委員として出席する。会長または会長によって指名あるいは任命された者は、必要のある場合諸種の会合に本会の代表として出席する。
二、副会長は会長を補佐し、会長不在の場合には代理をつとめる。
三、書記は、総会並びに実行委員会の議事を正確に記録し、各種の会合について通知する。
四、会計は、本会のすべての金銭の収入支出を正確に記録し、総会のつど収支を報告し、年度末総会においては、会計監査委員会または公認会計士の監査を経た決算報告をする。
   第八章 集会
第二十条 総会および実行委員会は、少くとも毎月一回開かれる。各種委員会の集会、学級の集会および研究班の集会は、会員の都合により随時開かれる。
第二十一条 毎年次のような事務的総会を開く。
 四月総会 新会員に関する報告、企画委員会より提出された年度計画および年度予算その他の緊急事項に関する審議並びに承認。
 一月総会 役員候補者指名委員の選挙。
 二月総会 翌年度役員および会計監査委員の選挙。
 三月総会 会計監査を経た年度決算報告の承認、新役員の就任。
第二十二条 総会の日時、場所および議題は、前回の総会のとき告示する。
撃二十三条 総会の定足数は、会員の五分の一とする。決議は、出席者の過半数の同意を必要とする。
第二十四条 実行委員会が必要と認めた場合、または全会員の五分の一以上の要求のあった場合には、会長は臨時総会を召集する。

    第九章 実行委員会
第二十五条 実行委員会は、本会の役員、各常任委員会の委員長および校長またはその代理によって構成される。
第二十六条 実行委員会に任務は次のとおりである。
一、会長によって選ばれた各種委員会の委員長を承認する。
二、各種委員会によって立案された事業計画を審議検討する。
三、総会に提出する報告書を作成する。
四、必要ある場合に特別委員会を設ける。
五、その他全会員より委任された事務を処理する。
六、役員に欠員を生じた場合に、それを補充する。ただし会長に欠員を生じた場合にかぎり、副会長が昇進する。
第二十七条 実行委員会の例会は、少くとも毎月一回開かれ、その日時は、その年度最初の集会のとき定める。
第二十八条 実行委員会は、委員の半数以上が出席しなければ成立しない。
 会長または委員の半数以上が必要と認めたときは、事務的臨時会議を開くことができる。

    第十章 委員会の選定
第二十九条 委員会には常任委員会、特別委員会、役員候補者指名委員会および会計監査委員会の四つがある。
第三十条 役員候補者指名委員会および会計監査委員会を除く各種委員会の委員長は、実行委員会の承認を得て、会長がこれを任命する。
 任期は一年とする、ただし引続き一年間だけは再任を認められる。
第三十一条 役員候補者指名委員会および会計監査委員会を除く各種委員会の委員は、それぞれ委員長によって選ばれる。校長は企画委員会の委員になる。会員委員会は、各学年を代表する委員によって構成される。
第三十二条 常任委員会には予算会計委員会、会員委員会、企画委員会、厚生委員会、成人教育委員会がある。
 この他必要に応じ実行委員会によりその他の委員会をおくことができる。
第三十三条 常任委員会の委員長は、役員および校長の承認を得て、会長がこれを任命する。各委員長はそれぞれ委員を選定する。
    第十一章 委員会の任務
第三十四条.予算会計委員会は、会計を補佐して年度予算をつくり、健全な財政の運営に協力する。
第三十五条 企画委員会は、本会の目的および能力に応じた各種の計画をたてる。
第三十六条 会員委員会は、会員の増加と本会の趣旨の解明につとめる。
欝三十七条 厚生委員会は、本会の企画の一部として、児童青少年の福利に寄与する計画にたずさわる。
第三十八条 成人教育委員会は、両親教育の企画にたずさわり、あわせて本会の企画の一部として社会教育を盛んにすることに協力する。
第三十九条 役員候補者指名委員会は選挙総会に提示する役員候補者を選定する。
第四十条 特定の目的を遂行するために、実行委員会は特別委員会を設けることができる。
第四十一条 会計監査委員会は、二月総会において、会員の多数決により選出された三名以上の委員によって構成される。会計監査委員会は、(公認会計士を必要としないときは)その年度の会計を監査し、その結果を年度末総会に報告する。
第四十二条 常任委員会および特別委員会は、いかなる事業計画についても実行委員会にはからなければならない。
   第十二章 改正
第四十三条 規約は、総会において出席者の三分の二以上の賛成投票により改正することができる。
 但し改正案の提出については、前回の総会においてその内容を全会員に通告しておかなければならない。

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懸案だった「校長先生のためのPTA入門」オンライン版できました!

2013-07-16 11:14:54 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
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数多くの協力を得て(みなさんありがとう!)、学事出版の「月刊プリンパル」に2011-12年度2年間続けた連載を、ちょっと面白いカタチで流通させることにしました。
「校長先生のためのPTA入門」というのがもともとのタイトルですが、こちらでは「PTA会長と校長先生ってどっちがエライの」とイミフでポップなタイトルになってます(本編がこの謎を解くためにがんばっている内容ではない、ということはご理解を)

くわしくはこちらを。
http://bccks.jp/bcck/114992/info

そして、補足説明しますと……
BCCKSは、気に入った電子書籍を、文庫本など紙媒体に印刷できるサービスです。
ePUB版も、試し読みも、すべて無料に設定してありますので、読むだけなら、無料でご覧になれます。

その上で、文庫版で欲しい方は、印刷して入手出来る仕組みです。
これも、印税ゼロの設定にして、つまり、実質の印刷費・送料のみで手に入るようにしておきました。

「なぜ?」という質問には少々昔話を。
「PTA再活用論」という本を2008年に出しました。その際、本に勇気づけられて、PTA改革に乗り出しました!という人がかなりいました。
そこで、はっきり分かったのですが、校長がこの問題の無理解だと、話はすごく進みにくくなります。
それどころか、陰湿に「あいつを会長にするな、役員やらせるな」などと、やる気のある人を外しにかかったりする例も聞きましたし、もっと隠然と、PTA会長に改革などまかりならん的なことを言う例もききました。

一方で、PTAの改革(というか、ぼくは正常化、という表現を好みます)がすんなりいくところは、校長が問題の所在を理解しているのですよね。校長が理解を示すことが、PTA正常かの必要条件のひとつです(十分条件ではないですが)。

それで、ぼくは校長先生がよむ「月刊プリンパル」に連載をはじめ、今回、その原稿をまとめたわけです。校長がPTA問題を重たくみていないなら、この本を印刷して(せいぜい数百円でできます。仲間とまとめ買いすれば、本体も送料も安くなります)、校長室の机の上にデンと置く、と。ついでに、PTA会長や、執行部の人たちや、副校長や教務主任や担任にも、ドンと手渡す。
そういった使い方を想定していまして、紙の本にもできるこのBCCKSのサービスをまずスタートに選んだ次第。

なお、紙の本を発注する方は、よく中身を見て、役に立つか、自分がほしいものか確認してからにしてくださいね。
その上で「おぬし、使える!」と思ったなら、充分にご活用下さいませ。

なお、通常の電子書籍版としてKOBO(無料予定)、kindle(システムが許す限り最低価格)で出せるような計画も進んでいます。ただ、kindleは手元にないので、どなたかちゃんと読めるか確認してくださる方が必要です。

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世田谷区へPTAについての質問を公開します(暫定)

2013-01-20 16:53:16 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
Twitterでの流れから、この文書を公開します。
学校名、校長名などもすべて黒で消したりせずに、そのまま出します。暫定です。
すべてJPEGなのは、この質問文書自体、その前にした質問への回答を画像としてはり付けてある部分があるから。
なお回答は12月に来ましたが(さっき半年とかツイートしてしまったけど、それは間違いでした)、個別の質問に回答するものではなく、実質的に返事はもらっていないと思っています。
再質問してものれんに腕押しであろうと確信したので、それ以上深追いせずにおりました。
(一番したにPDF版も用意しました)
Photo

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画像ファイルがちいさいので一応PDFも。
「SetagayaPTA.pdf」をダウンロード


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学校寄席のこと

2012-09-11 09:03:38 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
飛ぶ教室 第28号(2012年冬)―児童文学の冒険 新作落語満載!教室寄席飛ぶ教室 第28号(2012年冬)―児童文学の冒険 新作落語満載!教室寄席
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2012-01
飛ぶ教室28号は「教室寄席特集」で、オリジナルCDまでついている。
前から一度、読み聞かせで使おうと思っていて、きょうやってきました。
ちょうど10分と少しで収まったし、結構みんなくすくす笑っていたし、まあ愉快な朝のスタートを切れたのではないかな。
その点手応えのある読み聞かせでしたよ。

ちなみに、「飛ぶ教室」には「リョウ&ナオシリーズ」というのを2年計画で書いていて、それで毎月号手元にくるのです。
この号は、読み聞かせ用途としてもお奨めよ。

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3X2=6と式を書くと、3本耳のウサギが2羽って意味になるよ! と思っている方々、朗報です。実在しま

2012-07-31 04:16:20 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
五輪サッカーの観戦のために、U.K.にやってきました。
ウェールズの中心都市カーディフにいます。
そこで、なでしこジャパンでなくて、3本耳のウサギに思いを馳せています。

だっていたんだよ。これウサギ?って問題はおいておいて、3本耳だよ。え、耳じゃない? でも、そう見えるよ。
R1039889

というわけで……
3羽のウサギがいて、それぞれ2本耳があります。
ウサギの耳は全部でいくつ?
 

という問いに、3X2=6と式を書くと、3本耳のウサギが2羽って意味になるよ!
と思っている方々。

朗報です。3本耳、いました。

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また新しい春が来る(校長先生のためのPTA入門最終回を公開)

2012-05-10 12:38:27 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
月刊プリシンパルに昨年度連載した最終回。
PTA役員だけを見ていると、PTAにある程度適応できた人が集まりがちなので、校長は「うちのPTAは大丈夫」と思いがちかも、という話。
校長にPTAの現状を知ってもらうのはわりと大事なことなので、学事書房のご厚意で、誌面を掲載します。配布オーケイ。PDF版も下からにリンクがあります。
201203princi1
201203princip2

PDF版はこちらからダウンロードできます。

さらにテキスト・バージョン(検索にひっかかればいいなと思い掲載)。



********

 また新しい春が来る

 連載開始から暦は一周し、学校の1年度は終了。進級といい卒業といい、学校を仕事場にする人にとって、一番ドラマティックで、感動的な季節であろう。

 学校で活動するPTAにとっても、3月は区切りの月だ。役を担った保護者たちは一応のところ、3月末日をもって重責から解放される。

 様々な価値観を持つ保護者が、学校という不思議な空間(保護者からはそう見えることが多いのです)で活動するPTAは、本来必要ないはずのやっかいごとを学校にもたらしたり(例えば、広報が学校経営上あまりうれしくない特集をしたがったり)、校長からは見えない水面下の摩擦(次年度役員を決める時など、保護者にとって深刻な大問題に発展していることもある)を経つつ、最後は雨降って地が固まるがごとく、形の上では大団円を迎えるようにできている。もちろん、もう二度とやらない、登校拒否!という保護者もいるから「終わりよければ全てよし」と手放しで言うわけにはいかない。

 この点、校長からは実に見えづらく出来ている。機会があったら、任期を終えようとしている本部役員に、ぜひ質問してみてほしい。「一年間の感想は?」と。

 回答として標準的なのは、「大変だったけど、勉強になった。学校のことがよく分かるようになった」というものだろう。かくいう筆者も、はじめて本部役員をやり遂げた3月に校長から聞かれ、そのように回答した。

 でも、実際には、言わなかった続きがある。
「それにしても……無駄な摩擦や、理不尽や、軋轢が多すぎる。心身に不調きたす保護者もみた。嫌々やっている人が多いから、やる気があると逆に疎んじられる。元々、保護者や教員の学習の場なのに、学校への奉仕だと思っている人が多い。それもこれも、関心のない人、出来ない人にまで網をかける強制加入の問題が大きい……」

 実は、その時の校長は女性で、自分の子どもの学校のPTA活動を経験していた。広報の仕事で夜なべしてガリ版を切ったといった思い出も語ってくれた。共感してもらえるかと期待して、実は折に触れて先の様な本音も述べていた。しかし、反応は芳しくなかった。年度末、校長からの質問に、筆者は、自分にちょっと嘘をつき前述のような総括に留めたのだった。

 今にして思うと、件の校長はPTA活動の本当のしんどさを体験していなかったのかもしれない。PTAの保護者会員で、職業が教員であることは最強のカードだ。ほかの保護者は、自分の子の先生を通じて、教員たちがいかに替えの効かない仕事をしているか目の当たりにしている。基幹病院の手術室看護師のように、別の意味で替えの効かない仕事をしている人より、教員の方が「大変だ」と認定を受けやすい。そんなわけで、かの校長のPTA体験は「一般保護者」とはかなり違っただろう。

 大変だったけど……の背景には、校長が想像する以上に、ぎゅっと凝縮されたひと言で言い表せない苦労が含まれている可能性がある。だからこそ、校長には、PTAが本来の主旨を超えて、義務・強制・負担になってしまいがちな現状に、歯止めをかけられる可能性があることを自覚していただきたいと願うのだ。筆者は世の校長先生に、そう伝えたい一心で本連載に臨んだ。

 なにはともあれ、また新しい春が来る。
 
********

なお、月刊プリンシパルはこんな雑誌です。
ぼくは今年も連載を持ってるんですが、PTAを離れた話題です。6月号では、ルワンダの小学校を訪問した時の話を書いています。
月刊 Principal (プリンシパル) 2012年 06月号 [雑誌]月刊 Principal (プリンシパル) 2012年 06月号 [雑誌]
価格:¥ 620(税込)
発売日:2012-05-12

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月刊プリンシパルに、今年度も連載継続

2012-04-15 00:10:33 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
月刊 Principal (プリンシパル) 2012年 05月号 [雑誌]月刊 Principal (プリンシパル) 2012年 05月号 [雑誌]
価格:¥ 620(税込)
発売日:2012-04-13
校長先生が読んでいるはずの「月刊プリンシパル」に今年度も連載をしてます。
前年度は、校長先生のためのPTA入門、みたいな話でしたが、今回はその枠は取り外して、保護者として、「地域の人」として、「外」からみた学校について書いてみれ、という発注。
PTAのこともきっと書くけど、少なめになるでしょう。

ちなみに5月号は、かなーりリアルに実体験系です。
学校にとって、保護者よりも地域が大事に見える瞬間があって、その地域ってのは、たいていPTA元会長だったり役員経験者だったりする件。

あれ、結局PTA話じゃないかって自分でも思いますが、次回などはまったく違う方面へ行く予定。

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週刊女性で「あるある!PTAトラブル最新事情」(なぜか袋とじ)

2012-03-21 19:26:45 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
週刊女性 2012 3/20週刊女性 2012 3/20
価格:(税込)
発売日:2012

表紙には地味ーにでてますが、実は袋とじという特別扱い(?)で、8頁ににもわたる特集!
なんだか、ぶっちゃけ話が続出で、赤裸々系PTA特集になってます。
ぼくもインタビューに出てます(丸1頁ももらってます)。言っていることはいつもとそんなに変わりませんが。

冒頭に「PTAってどんな組織なの?」というコーナーがあって、各「役」の大変さを星五つであらわしているんだけど、会長が星4つ、副会長が星5つなのには、思わず吹きました。

たしかに、そうなることが多いのだよね。
もちろん、抱え込んじゃう会長もいるんだけど、こと実務については、副会長が全部(ほとんど)こなすケースが多いから。


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ルワンダの学校で

2012-03-15 02:08:04 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
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ルワンダの田舎町の小中学校を訪ねてみた。
突然の訪問だが校長代理が歓迎してくれて、なにか話していけという。
中学校のクラスでちょうど「歴史」をやっていたので(最初にヨーロピアンがやってきた目的は、とか)、日本とルワンダは遠い国だけど、米を作るし、お魚食べるお友達!的な話をしてきた。
将来、もっと歴史をまなべば、世界史の中で、日本とルワンダはつながっているし、おんなじ星の上にいるんだよー、みたいな話でした。写真はまた追加するかも。
Img_3387

なお、ルワンダの学校で面白いのは、小学校はPTAが、中学校以上はガバナーボード(地元教育当局、有力者、NGO、教会など)が仕切るということ。
PTAがスクールボードとして機能しているらしい。

あんまり調べる時間がなかったんだけどね。

写真追加。
最初のやつ、なんたら白熱授業みたいでしょ?
ティーチャー、プリーズ!って、ぼくを当てて!と手を挙げるのです。
おまけに指をぱちぱち鳴らして。
Img_3476
Img_3455

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「月刊プリンシパル12月号」でニュージーランドの学校理事会について

2011-11-13 16:30:09 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 12月号 [雑誌]月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 12月号 [雑誌]
価格:¥ 620(税込)
発売日:2011-11-14
今回は、日本のPTAを少し離れて、ニュージーランドの学校理事会制度について語っています。

日本のPTAは本来の「保護者と教師が勉強する会」をこえて、保護者代表の役割りを、すごく捻れた形で担ってきたけれど、それってやっぱりおかしいよね。と思うので。

今、日本でも順次導入されつつある学校理事会・運営協議会の類の参考になればよいなとおもい。
なお、この件についての長い論考は日経ビジネスオンラインで読めます。登録は必要ですが、無料。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100205/212615/?rt=nocnt

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朝日新聞の「ニュースの本棚」に掛け算順序の話題を書いた

2011-09-25 16:20:17 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)かけ算には順序があるのか (岩波科学ライブラリー)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2011-05-27
本日の朝日新聞の読書欄「ニュースの本棚」のコーナーに、「数学本を読む」というテーマで本の紹介を書いた。タイトルは「憧憬と忌避のあいだで」。

いまこの時点では、ここから見られるみたいだけれど、朝日デジタル購読している会員だけらしい。きょうみのある方は、なんらかの方法でご覧ください。

さて、書影つきで紹介した本は3冊あるのだけれど(本当にたくさんあるので選ぶのはすごく困難だった)、それよりも大きな紙幅を割いて、上の「かけ算には順序があるのか」を紹介している。

そして、ある意味、小学校の先生にケンカを売るような締め方をしている。参考までに、ラストのパラグラフ。
*****
具体物との対応を重視する算数から抽象的な数学へ、飛翔するための助走路がない。「憧憬」に至る前に「忌避」に傾く人を増やしていないか。この懸念はうがちすぎだろうか。
*****

この件は、以前書いたかけ算の順序についての記事でも、表明していることだけど、順序を徹底させる指導法は、結果として算数から数学へのテイクオフを邪魔してるのではないかということ。

また、「先生自身が、指導法ではなく、本当に正しい順序があると誤解すること」「教えられた子が、正しい順序があると誤解したまま成人すること(そして教員になったり!)」といった事例が、割合がどれだけはともかく、存在するかも、という件もなかなか恐ろしい。

前のエントリを書いてから、多少、知見が広がって、この指導法を批判する人が、「できる子視線」でものを見ており、元来、順序を揃える教え方は、分からない子を減らすためだ、といった指摘も受けた。

しかし、今もぼくはそれについてもピンと来ていなくて、実際にこの教え方をすると、算数が苦手な子が、かけ算ワールドへすんなり入っていけるのか、よく分からない。
実際にぼくは「できない子に順序を徹底させようとしてもかえって混乱する。もし順序が関係ないならわざわざ教えない方がいい」と言う小学校の先生を知っている(この先生は、正しい順序があると信じていた)。

指導法というのはなかなか深くて、その有効性については、専門性の高い人たちがやってくださいという立場(ぼくは深入りするつもりはない)。
しかし、少なくとも、小学校を卒業するまでには、「今まで教室のルールとしてかけ算の順序を決めてきたけど、これから先はどっちでもいいです」と解放してくれない困る
というのが今最低限、お願いしたいこと。

問題は、誰にお願いすればいいのかわからないことなのだけれど。

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月刊プリンシパル10月号

2011-09-15 17:30:04 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 10月号 [雑誌]月刊 Principal (プリンシパル) 2011年 10月号 [雑誌]
価格:¥ 620(税込)
発売日:2011-09-13
「校長先生のためのPTA入門」の7回目。
今回は前回に続いて最近の事例紹介。
校長が「PTAとその周辺」の問題から目を逸らしている、思わぬ悲劇が起こってしまった沖縄県那覇市の例を挙げています。
結果的に児童が非常に悲しい思いをすることになった話なのでちょっとつらい事例なのですが、ご確認いただけたらさいわいなり。

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