川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

「超PTA論」2012年頃に立てたPTA本の企画

2017-03-31 15:42:06 | 日記

自分のメールボックスを検索していたら、ひっかかって見つかった、本人も忘れていた計画。

2012年頃、「PTA再活用論」がほとんどもう品切れ重版未定状態になっており、その時に、たまたまPTA本を出さないかと打診してきた某社の編集者とのやりとりの中で、ぼくが書き記したアイデア。

つまり、「PTA再活用論」を「今の」の観点から徹底的に書き直す、というもの。オリジナルは、ぼくが役員をやりながら書いているので、かなり「入り込んでしまっている」部分がある。「今なら」、もうちょっと引いたところからものを見られるので、全面的に書き直しちゃえ、ということ。

この「今」のことを詳しく考えると、もちろん「PTA再活用論」以降であり、大塚さんや山本さんの本の前。でも、もう木村草太さんは、PTAについての言及を始めていた。そんな時期。

結果的には、その後、何度かのやりとりの後、編集者からのメールが途絶えた。だから、実現しなかった。

そして、オリジナルの「PTA再活用論」が、何年越しもの品薄状態を経て、やっと重版した。

自分でも忘れちゃっていたわけで、興味深いので、張っておく。

*****

超PTA論

PTA再活用論の最初の部分、PTAの成り立ちなどについては、補足しつつでき
るだけ流用する。「流用」しつつもあらたに書き起こす部分多数。

章立て
○PTAことはじめ・できるだけ流用
○PTA・この素晴らしきもの【基本構成だけ踏襲、PTAの多様な「役割」を網
羅】
・学級委員会/学級代表
・広報
・家庭教育・文化厚生
・校外委員会・地区班など(防犯PTAかはら防災PTAまで)
・役員選出委員会・推薦委員会
・本部役員
・PTAの連合組織
・日P

○PTA・この悩ましきもの【導入部以降はほぼ新ネタ】
・個人的な体験、400時間超の話
・役員選びの困難、ポイント制や一人一役などを絡めて情報をアップデート。
・活動できる余裕がない時、賛同できない活動に参加せざるを得ないことの問題。
・人権問題の実例(役員選びの非道や、加入しない者いじめについて)
・校長の責任
・会費の流用問題
・岩竹論文の慧眼(やりたくないことを、やりたくないままに、無理にやることに
ならされる団体)

○PTA・この大きな問題
・自由な入退会などについての認識は、教育支援協会のアンケートをもとに。この
分析はかなり使える。
・社会教育法と教育委員会の言い訳(世田谷区との個人的やりとりを出すか)。
・個人情報の取り扱い。
・・狛江市など。学校が提供した情報で入学前の保護者に連絡。
・・推薦方式で本部役員を選出する場合、同様のことが起きているのではないか。
・・クラスの保護者の間の連絡網をPTAのために転用してもいいのか。
・その他の法的な部分、教育基本法や消費者契約法、とPTAの関係。
・・改正・教育基本法はPTAの根拠になるか→ならない。
・・消費者契約法は、PTAと会員の関係もカバーすると解釈されているが……。
・誰も助けてくれない(校長に言っても理解がないとダメ、教育委員会は逃げ
る。法律相談では理解がない)。
・文科省からの通達。「入退会自由であることを前提に活動しているPTAのみを
表象する」。平成21年頃? しかし、各県教育庁レベルで止められ、現場には届い
ていないケースが。
・法律家の登場(木村さん)
・公平と公正は違うのだ!
・足下の生活から、社会的公正について、ひいては憲法についての認識まで、大き
な問題をなげかける。木村さんが高校生にPTA問題を説明した背景。

○超PTA論~ジレンマを超えるために【実例を多く取り入れたし】
・再活用論の時代から変わったこと。PTAが変わりうる場合もある。おかしなこ
とではない。ただし、「改革」が成功することは特別な条件か必要かも知れないこ
と。「団体としてまともな運営」、つまりPTAの正常化をめざしつつ、「PTA
がより魅力的な活動をする」ことを同時に実現しなければならないことが多い。そ
の困難。
・最近の報道。朝日新聞、アエラ、読売新聞、毎日新聞でそれぞれ属人的なキャン
ペーンがある。流れを追う。


・PTA法は実現できるか。PTAを制度として法制化したいという声が時々、あ
がる。市川市のPTA会長。最近、千葉市美浜区のPTA会長ツイートでもあった
なあ。はたして、PTAを法的に制度化するには、どのような仕組みが必要か。あ
んがいマイルドなPTAになるかもしれないが、「今のまま」は維持できないであ
ろう。
・地域住民の加入はPTAを変えるか。PTCAの実例。学校理事会のこと。
・ボランティア制度はどう変わったのか。江戸川区の場合。
・現在進行形? PTOになった学校。嶺町小学校PTAの取り組みは?
・岡山・西小、札幌・札苗小の実例。白井市のPTAはどうなのか?
・超カンタンなPTAを身の丈に合わせる方法(ちょっと楽観的な川端プラン。完
全ボランティアへ)
・PTAヘルプラインが必要ではないか。日Pが事業にすればよい(通常の運
用、法的な解釈などを助言する)。現在も行っている事例集に、「適切な運用」に
ついて視点を追加する。

○切実な「今」を乗り切るために
・就学前に戦々恐々としている人は?

・今まさに、PTA活動の最中にいる人
・・ずっと疑問を持ってきた。苦痛である
・・違和感なく適応できてきた。充実している。
・・義務だと思っていた。どうせやらなきゃいけないなら前向きに。
・PTAの本部役員を引き受けた。
・PTA会長を引き受けた。
・PTAをやめたい。やめた。
・PTA総会の服装は? 議員や近隣PTA役員や歴代PTA会長の出席など。

というような立場の人に実践的(サバイバル術ではない)アドバイスをしたい↑


○あしたはどっちだ。(子どもたちのために、残すべき社会とは)。
・あらためて考えてみよう。PTAの良い点とは?【よいソースは?】できるだけ
挙げて検討。
・よくよく考えれば、PTAでなくても、同じことが実現できるはず。
・英語圏にはあるクラスマムなどの仕組み。
・退会から見えてくること。PTAは保護者を分断している。学級懇談会との混
同。
・もつれた糸をほどく。すでに前例はできつつある。それを「当たり前」の文化に
変えていくのが今。当たり前を当たり前に実現できればよい。
・あらためて整理。PTAにはよいところがあるし、よいことができるかもしれな
い。どんどんやればいい。しかし、その時にやりたくない人、賛同できない人を巻
き込んではいけない。「よいことをする」からといって、「まともな運営」をしな
いのはナシ。現状、「まともでない運営」のために、良いこと・良くないこと、今
やるべきことの優先順位が、実際の活動に反映できなくなって久しい。

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「太陽ときみの声」(銀河のワールドカップ・サイドB)の連載終了。物語はto be continured

2017-03-28 21:17:15 | 日記

朝日学生新聞社の朝日中高生新聞にて半年間連載してきた「太陽ときみの声」が終了しました。

週間かつ新聞連載って、独特の慌ただしいリズムと、書きこめることの少なさの二重苦で結構苦労しましたが、分量を気にしないで書き直し、本にします。きっとその予定です。

そして、見よ、この告知。↓

強調文字でなんか書いてありますね。

10月から続編を連載します。

どうやらそういうことになったらしいですよ。

最初の半年では、高校2年生の光瀬一輝が、ブラインドサッカーにたどり着くところまでで終わってしまったけれど、もう半年間の連載で、先に進みます。はたして日本代表篇まで行けるか!

もちろん、栗林陽平も引き続き登場します。虎太みたいな人も、ゴンさまみたいな人も、同じ世界の住人です。

というわけで、乞うご期待!

 

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なぜこのタイミングで「動物園にできること」(第3版)の電子書籍化なのか。とりあえずはKindleから。

2017-03-27 21:24:56 | 日記

「動物園にできること」(第3版)をKindle書籍として出版しました。

この後、紙の本としてもオンデマンド出版できるように準備中です。そちらはBCCKSというサービスで提供予定。かなりのクオリティのものになりそうですよ。

さて、この本の電子書籍化は、かなり長いこと懸案でした。
1999年に単行本、2006年に文庫版が出て、しばらくは流通していたものの、この数年は中古でしか手に入らなくなっていました。「ほしいけど、ない」という声を聞きつつ、「中古で1円で売ってるよ(送料別)」と切ないインストラクションをしておりました。

ところが、最近、中古価格か高騰しはじめて、とうとう4万5000円とか馬鹿げた値段がつくようになり、これは「切ない」ではすまない事態になってしまったのです。

 

〈↑ ふざけた値段〉

そこで、なんとか電子書籍化、できれば、オンデマンドの紙書籍にしたいと考えたのが2週間前。たまたま連載が終わったり、脱稿したり、脱稿したり、手詰まりになったり、流れたりして、仕事の切れ間で、まとまった時間が取れそうなこともあって、3月中にやってしまおうと決意しました。

そこで使うことにしたのが、PTA本でお世話になったことがあるBCCKSというサービス。
実はPTA本の時には、「PTA問題仲間」というべき「とまて」さんが編集してくださったんですが、それを今回自分でやりました。

たぶん、とまてさんがPTA本を編集してくれた時よりも、格段に便利になっていて、古い原稿を引っ張りだしてきて、少しだけタグを打てば、すぐに体裁を整えてくれました。それに2017年時点での注釈を付け加えたかったので、それもやって、と。このあたりの作業については、またなんらかの形でリポートします。たぶん、すごく敷居が下がってます。簡単です。

(BCCKSは、電子書籍を作り、同時にオンデマンドで紙の本も作ることができるプラットフォームで、今回は、そこで電子書籍を作らせてもらいつつ、BCCKSでは公開せずにキンドルで公開し、紙本はBCCKSで出すというトリッキーなやりかただというのを一応注記しておきます)

〈BCCKSの編集画面〉

で、表紙とか、体裁を整えるは、やはりデザインセンスを問われるので、一度、自分でやってみたけれど、諦めました(笑)。ここは、知り合いのつてをたどり、関心をもってくださる方に有償、しかし、リーズナブルに表紙を作っていただきました。超感謝です。

参考までに、自分でやった表紙をごらんください。

かなり辛気臭いですけど、それもまあ、過程としてお楽しみいただければ、と。

〈自分でやるとこんなもんです(笑)〉

というのが、本書の「第3版」に至る、一番簡単な説明です。
それ以外にも、ひとつだけ言及しおくと、かつて「動物園をできること」を読んで、動物園や関連する仕事についたりしたと語ってくれる、ぼくにとっての「キセキの世代」の存在も大きいです。

実は1年くらい前から、メルマガ「川端裕人の秘密基地からハッシン!」の中で、「動物園にできること・再読企画」をやっています。キセキの世代の何人かが「やりたい」と声をかけてくれて実現しまた。たらたらと読み、ああだこうだと議論し、今、やっと半分に到達したくらいです。これはこれで、今後も続き、これも終わったら電子書籍化するかもしれません。

それはそれとして、この「再読会」のために、ぼくは重い腰を上げて、原稿を整え始めたんですよね。
本を出す時って、著者の元でテキストデータができて、それを編集者との間で何度かやとりとして、最終的には紙に印刷したもの(ゲラ)に赤字を入れて、それを印刷会社で修正したものを印刷に回します。この時の最終データは印刷所に残り、著者の手元のデータは、それよりも何段階か古いものです。

だから、手元の原稿から電子書籍をつくるには、一度、じっくり読んで、おやっと思ったら、書籍と照合したり、あるいは、自分が今の時点で納得できるような記述として、新バーションを作るみたいなかんじになるんです。これはわりと手間なんですが、再読会のおかげでこの作業をすでにほとんど終えていました。それで、迅速に電子書籍化に動くことができたんです。

思ったより簡単でした。
そして、Amazonのサイトの上では、出版社経由の本と同じ平面で、個人が出した本も扱われます。こうやってみると、ちょっと感動ですね。

しかし、個人的には、やはり、自分の時間は「新しいものを書く」ことに使いたいので、その点では、「自分の仕事ではない」感覚もありました。バランスを取ってやっていかなければなりません。

いずれにしても、紙の本ももうじき提供できます。
それについては別に報告いたしますね。

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「動物園にできること」(第3版)サポートページ

2017-03-26 20:20:43 | 自分の書いたもの

 

このページは、復刻版(第3版)「動物園にできること」のサポートページです

書籍には「誤植」はつきものですし、ひどい乱丁なんかあったりしますね。

本書は、電子書籍+紙の書籍です。

電子書籍は、AmazonのKindleでのみの発売です。

http://amzn.to/2mGMOUN

これについては時々、わかったミスを潰してアップしなおします。たまにこのページを見ていただき、更新情報があれば新たにダウンロードしていただけます。

ただし、マーカーなどを活用されている場合、その位置がずれてしまう可能性がありますので、あえて更新しないのもアリかもしれません。訂正の軽重にももちろんよりますね。

一方、紙の本の場合は、BCCKSのサービスでここから注文できます。

http://bccks.jp/bcck/149418/info

こちらは、従来の書籍と同じように正誤表をこのページでお伝えします。

 ***************

電子書籍更新情報

2017.3.28 2箇所ほどマイナーなミス。もうすこし発見があってから、直します。

2017.4.4 本文中の「復刻版」を「第3版」と表記を変えました。タグの消し忘れ、誤字を3カ所修正しました。

2017.4.7 英字の全角半角の不統一を修正。SSCJ(種保存委員会)とJCP(JAZA Collection Plan)について微修正。【SSCJは、委員会の名前だが、それが、SSP相当のプログラムの名前としても通用していた。今の枠組みでは、SSCJに相当するのは生物多様性委員会だが、これはあくまで委員会で、そこで運用される種保存計画が、JCPであるという、なんかややこしい背景に応じた記述の変更】

2017.4.21 第1章中 取材大賞 → 取材対象 修正  第4章中 4カ所で エッリッチメント → エンリッチメント と修正。

2017.4.23 さらに誤字脱字修正。詳しくは紙の本の正誤表を御覧ください。

2017.5.5 同上

紙の本・正誤表

2017.4.21 

8ページ下段 取材大賞 → 取材対象

第4章 エッリッチメント → エンリッチメント 4カ所あり

2017.4.23

111ページ下段 地下である → 地下にある

112ページ上段 巣穴とという巣穴 → 巣穴という巣穴

112ページ下段 イヌジスンパー → イヌジステンパー

116ページ下段 確信に満ちてにそう言う → 確信に満ちてそう言う

2017.5.5

83ページ上段 現代版ピッピー → 現代版ヒッピー

198ページ下段 日本人に二人に一人 → 日本人の二人に一人

(5月1日以降に発注した方には最新の修正が済んだ本が届きます。その前に購入してくださった方、申し訳ありません)

 

 

 

 

 

 

 

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