川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

慌ただしい……

2006-09-20 19:12:26 | 日々のわざ
目が回る。
頭の中で、映画の早回しシーンの音楽がなっているみたい。

せちやんのゲラをアップするのと入れ違いに、動物小説のゲラがくる。
育児系短篇集の中に組み込む掌編を書き始めて、なんだかんだと呻吟する。
なにしろ、今の自分の関心事ではなくなりつつあるからフォーカスをどこに定めるか大変。

BJ誌の連載開始を、ちょっと後にさせて下さいとお願いしたりして、かなり気が楽になる。
今年、働きすぎたと思う。

一方、ipod nanoは快調。
くるりのnikkiが、実によいアルバムだと今更気づいたり。

ここのところ母の不在が多くて不安定な娘を、早めに保育園に迎えに行く。



ブルータスの落ち穂拾い2

2006-09-20 05:57:31 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
水族館特集で書いた、本文の第一段落についての補遺。

動物園と水族館について、動物園人が持つある種の贖罪意識と、水族館人が持つ「見せてなんぼ」の意識について指摘したのは、「両方」に勤務したことがある二人の知人だった。

で、日本では水族館と人事交流は少ないので、この「両方」派はきわめて少数。
たった一ヶ所だけ、そういう人が量産される場所があって……それは東京都。東京動物園協会が運営しているのは、上野、多摩、井の頭、大島に加えて、葛西があるのだ。
よって、水族「館」と、動物園を知る飼育係や管理者が輩出される。
というわけで、この「両方」さんは、東京都の動物園・水族館人。

彼らによれば、動物園・水族館の対立軸は、畜産学科対水産学科、でもある。
動物園サイドには、畜産出身の人が多く(ちなみに、獣医は畜産)、水族館サイドは水産学科、ということになる。

どっちも、「利用してなんぼ」の学部なのだけれど、実際の運営の場(動物園、水族館)では、差が出るのが面白い。

もっとも、この畜産対水産、というのは、世界的にみて、普遍的なものというわけではなさそう。例えばアメリカの動物園の場合、理学部生物学科的な教育を受けた人が多く集まっている。水族館も、生物学や海洋学系の人が多いかもしれない。
というわけで、日本における、畜産対水産というのは、世界的な「理念」が、生物学よりのところで出来ているのに対して、ちょっとねじれた解釈をして、なおかつ、そこに独特の対立軸もできる、という面白い構造になっているのかも。

ちょっと話が抽象的ですね。
ぼくも、深く考えていないです。