【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

ブルース・ハーバーストン監督「ダニーケイの天国と地獄」(アメリカ、1945年、98分)

2016-11-19 00:32:03 | 映画

                    

 おかしな、珍妙な映画です。ヴェラ・エレンのダンスが素晴らしいです。


 ニューヨーク随一の寄席芸人といわれたバズィ・ブルー(ダニー・ケイ)は、恋人ミッジ(ヴェラ・エレン)をパートナーとして人気を博していました。ところが、ギャングのテン・グランド・ジャクスン(スティーヴ・コクラン)が犯した殺人事件を目撃したため、検事局からの呼び出しをくらい、この情報を得たジャクスンの手下が彼を楽屋で殺し、プロスペクト公園の池に放り込んで隠蔽してしまいます。
 同じニューヨークのある図書館で研究生活を送っていたエドウィン・ディングル(ダニー・ケイ2役)は、ある夜、彼に好意をもっていた図書館員エレン(ヴァージニア・メイオ)に自宅への招待を受けました。エドウィンエレンにお使いを頼まれて食料品屋(S・Z・サコール)にサラダを買い行ったところ、不可解な音楽にいざなわれ夢遊病者のようにポロスペクト公園に迷いこみ、ここでバズィの幽霊に遭遇します。

 彼ら2人は双生児兄弟でした(10年前にはなればなれに)。バズィはエドウィンに「身代わりになってくれ」と頼みこみ、エドウィンになり替わり、バズィは随員にエドウィンの身体を借りることができるようになります。ここがこの映画のおかしなしかけです。

 バズィは再びクラブにあらわれると、死んだはずのバズィが再び登場したのでジャクスン一味は大いに騒ぎ。もう一度、彼を殺すことを画策します。ミッジはバズィとの結婚まで考えていたのですが、その彼が突然奇妙な性格の人間になったことで怒ります。

 一方、エドウィンはエレンに何とか釈明しますが、彼女は憤激してとりあいません。エレンはさらに、検事局に出頭を命ぜられ、証言を求められても、肝心の時にバズィが現われないので答弁はシドロモドロ。

 ギャングたちはエドウィンを追い、食料品店へ追い詰められたエドウィンはようやく現われたバズィの幽霊に無視され、オペラ劇場に逃げ込みます。主役の衣装を失敬した彼は、舞台へ突き出され、歌うハメになりますが、・・・。星(☆)3つ(5つ満点で)の映画です。


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