【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

デイヴィット・フランケル監督「ブラダを着た悪魔」(アメリカ、2006年)

2012-06-26 00:09:05 | 映画

 ←アン・ハサウェイ

 敏腕編集長のもとで働くことになったアンディが、編集長の無理難題に最初はめげるが、ディレクターのひとことで立ち直り、周囲の友達、パートナーとの私的生活を犠牲にするほど、仕事が生きがいとなるものの、結末は意外な方向に・・・・。おしゃれな衣服、アイテムが次々にでてくるのでそれだけでも眼の保養になるが、わたしはそこには関心がないので、女性が働くことの意味を追いかけながら、この映画を観た。 
 
  舞台はニューヨーク。大学を卒業し、ジャーナリストを目指すアンディ(アン・ハサウェイ)。おしゃれに無関心なのにもかかわらず、彼女は全世界の女性が憧れる一流ファンション誌、「ランウェイ(RANWAY)」編集部への就職に挑戦する。


 彼女は面接で意外性を評価され、カリスマ編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のもとでジュニア・アシスタントとして働くことになる。しかし、それは過酷な社会人生活の第一歩だった。シニア・アシスタントのエミリー(エミリー・ブラント)には仕事で早朝から叩き起こされ、ミランダからは即決不可能な無理難題な命令が矢継ぎ早に次々と下される。

 ミランダから部下として落第の言葉を浴びせかけられたアンディは、深く傷つき落ちこむ。ミランダの右腕として仕事をしているファッション・ディレクターのナイジェル(スタンリー・トゥッチ)は、彼女の企業人としての甘さを素直に指摘。彼女は彼の言葉で意識が変わる。

 気合いを入れた仕事ぶり、ファッショナブルな服装の着こなし、アンディは周囲が驚く大変身を遂げた。仕事を誠意をこめ、テキパキとこれをこなすなかでミランダの信頼を徐々に勝ち取っていくが、そんな時、偶然ミランダの自宅で彼女が夫と口論している姿を目撃する。怒ったミランダは、その罰として、まだ発売前の『ハリー・ポッター』シリーズを子どもたちのために入手しろとの絶対不可能で無茶苦茶な命令をするが、アンディはかつてパーティーで知り合った有名エッセイストのクリスチャン(サイモン・ベイカー)の助けを得て、この難題を解決する。

 アンディは、このことでミランダにますます気に入られる。だが仕事が充実する一方で、私的生活は破壊されていった。友人たちと距離ができ、同棲していた恋人ネイト(エイドリアン・グレニアー)とも破局を迎える。

 失望困惑の状態で、パリ・コレクションへの出張したアンディは、クリスチャンと一夜の関係を持つ。そこで知ったのはミランダのライバル、ジャクリーヌがランウェイの新編集長に就任するという水面下の陰謀であった。

 ミランダはそのことをすでに知っていて、自分の運命を毅然とした態度で受け入れた。アンディはランウェイへの忠誠もここまでと退社を決意、ネイトと再会して許しを乞う。

 新しい出版社の面接に行くと、アンディはあのミランダが編集長に彼女を推薦するファックスが届いていたのを知らされた。