2018年最後の日である。大掃除をしようと思いながら、本を読んでしまった。
「テレーズ・デスケルウ」である。重くて暗く、湖の底に沈んでいくような気分である。
それでも本から目を離す事が出来ず、読み終わってしまった。
テレーズは、最終的には夫から解放されるのであるらしい。
死を選んで解放されると読んでしまった時もあったが、
パリの街で自分の人生を選び取ることが出来るような解放を得たのである。
年末年始は、子供・孫・曾孫等に囲まれて、賑やかな時間を過ごす人がほとんどである。
すると電話も掛らないが、こちらから電話をする事も遠慮する。
年末年始のTVは、見るに耐える番組が少ない。知らない歌手や歌詞の紅白も興味がない。
以前は、聖徳太子が飛ぶように出て行った。今はほとんど移動はしない。
人の出入りが無いのだから・・・。
親族に高齢者がいる人は、声を掛けて元気付けて欲しい。お正月とか盆とかの行事の時ほど、
孤独を感じる時はないように思う。
今から、年老いた夫(老犬ロンのこと)との散歩に出かけよう。