夕方、同居人にお風呂に行こうと誘われる。
１７時頃出かけて、お風呂に入り食事をしてから帰る。２０時近くになった。
お風呂で温まり、ビールを少し頂くと、「幸福！生きていて良かった！」とつくづく感じる。
昼間に聞いた親鸞様の話より、生身の幸福を感じる。
「１２月になったら、また来ようね！」 休みの少ない同居人は、あちこち誘われて困ることであろう。
Sさんから美味しい物が届いた。好物ばかりである。広島から何を送ろうかと考える。
高齢になると、お餅は送らないことにしている。美味しくて日持ちのする物は、何であろうか？
今日は、Tさんがお喋りに来ることになっている。「柚子味噌があるから持って行くよ。」と電話をすると、
取りに来るとのことである。幸い雪が降っていないので、安全である。
晩秋になると、ムベの実が赤く色付いた。アケビの一種であるが、ムベは緑葉樹である。
緑色の葉の間から、赤紫色のムベの実が下がっている。綺麗な眺めである。
色々料理方法があるようであるが、料理をしないでそのまま口に入れ、黒い種を吐き出している。
種が沢山あり、ゼリー状の実を少しだけ口にすることが出来る。
２８日・２９日の両日は、報恩講（親鸞聖人の祥月命日）である。
近くのお寺の僧侶５人の「正信偈」の読経と、親鸞聖人についてのお話があった。
若い男性の僧侶が、声を張り上げての正信偈の読経は、迫力があると言えるが、心が落ち着かない。
その声をマイクを通すので、ガナリ立てるとの感じになる。
若い頃に、大勢で「安保反対」と、がなり立てたのを思い出す。
親鸞聖人の話は、呼び名が次々に変わったことの話である。その度に成長されたのである。
比叡の山から下りられてからの名前の変遷は、聖人の成長過程であろう。
範宴（ハンネン）、綽空（シャックウ）、善信、親鸞へと名前を替えながら、少しずつ前進される様子を、
絵巻物を示しながらの説明である。
帰る時には、多くのご婦人達の心づくしの料理・おひらを頂く。
これにもいろいろの謂れがあるが、消えることなく将来に引き継いでいただきたいと祈る。
地域の荒神社の祭りである。掃除をした後、神事をする。
神主さんは、柏手を打って祝詞を上げるだけの神事しか行わない。
以前は更にお話があった。それを楽しみに出席したのであるが・・・・。
荒神社は、神を祭っているのであろうが、その謂れとかの説明があると嬉しい。
荒神社の社の敷地内に、薬師さんが同居されている。その事についても、何の説明もない。
何も知らずに柏手を打っても面白味がない。
お寺では、「南無阿弥陀仏」の意味とか、「阿弥陀様の物語」などのお説教がある。
それらの謂れを聞くのが面白い。
朝夕は寒さを感じるが、昼は気持ちの良い秋晴れである。
落ち葉の処理に時間を取られているが、集めて落ち葉焚きをするしか処理できない。
更に百日紅の枝切りの時である。次々に仕事が降ってくる。
Hさんの合鍵造りが気になっていた。１日も早く作らないとと思い、同居人にも訊いた。
ホームセンターDCMなら作ってくれそうとの返事を聞く。
早速９時ごろから出かける。
まず川内のホームセンターDCMに行く。このような精密なカギは駄目、とのことで断られる。
次に西村ジョイに行く。すると５分待ってください造りますからとの返事。
１１００円で出来上がり、持ち帰る。
鍵穴に挿すと、鍵が周り、扉が開く。ヤッター！！阿弥陀如来様にお礼を言う。
「合鍵造りを探して５店舗目」
時代は急速に変化しつつある。合鍵を作る時代ではない。持ち主しか、扉が開かいような鍵になっている。
だから合鍵を作る必要もないし、商売が成り立たないのである。
時代に乗り遅れた人達は、住み難い時代になったなー！！
一気に寒気が押し寄せ、気温が上がらず風が強い。仕事はいくらでもあるので、
柚子取りをしようとした。高バサミを使いたいが、目が見え難いので思うように取れない。
脚立を使って取りたいと思ったが、高い所に上がると脚立にしがみついているので、思うように手が動かない。
情けないと思うが、同居人に取ってもらって、自分は下に落ちた柚子を拾う事しかできない。
寒い時に仕事をしようとすると、足や手がスムースに動かない。なぜであろうか？
仕事をしようと思う時には、歳を取りたくないと思う。
身体の調子がイマイチの時には、歳を取っているので、医療機関に行く必要はないと思う。
夕方クロネコヤマトさんが、大きな箱を運んで来た。同居人が何かを申し込みその配達らしい。
その配達人が、「大丈夫ですか？重いですよ！」と言う。（あなたが軽々持つくらいな重さなら、私にも持てますよ）と言いたかったが・・・。
明日は、合鍵を作ってくれるところを訊ねて、出かけなければいけない。
事故無く、合鍵が作れますように！！
Hさんから、家の合鍵を作りたいとの相談があった。
「ナフコやフジにあったので、行きましょう。」と安請け合いをして出かける。
ナフコに行くと、今はやっていませんと断られる。ではとフジに行く。
１階の入り口付近にあったと記憶する。探したが見つからないので、お問い合わせセンターに行く。
昨年までは営業していましたが、現在は営業していませんとのことである。
以前は腕時計の修理に、アチコチと廻ってやっと可部まで足を延ばして見つけた記憶がある。
現代は、古いものを修理したりする時代ではないのであろうか？
合鍵を作るより、新しい鍵に取り換える時代なのであろうか！！不便な時代である。
夕方１６時ごろ、同居人から「満天の湯」に行こうと誘われる。
お風呂に浸かった後、夕食を食べて帰ろうとの誘いである。会計は婆さんの方である。
長いことお風呂に行ったことがない。以前は４人で、お風呂に入り・食事をし・お喋りをしていた。
今は皆歳を取り、一緒に遊ぶことも出来なくなった。
遊べる時に遊び、行ける時に行きたい所に行き、食べたい物を食べ、お喋りしたい相手と十分喋ろう。
一期一会と言う言葉があるではないか！！
昨日に続き抜けるような青空。行楽日和・お出かけ日和。
シェリの君と彼の乗るバギーを積み、２人と１匹で、湖畔の里・福富道の駅に、お散歩と洒落込む。
平日なので、車も観光客も少なく、のんびり散歩。白木の地から、ゆっくり車を走らせても約３０分。
手ごろな息抜き場所である。山を越えるので、近所の人は見かけない。
シェリの君は、多くの人から「可愛い！！」と声を掛けられる。
シェリの君は、ブルドッグである。フレンチブルドッグではないので、30Kg以上の巨体を持つ。
触りたい人がいるので、「闘犬ですから」と言うこともある。
買い物も食べ物も、まあまあである。広い土地と、湖の眺めが良い。
お天気の良い日に、また散歩に出かけることにする。充分に散歩も出来たので、今夜はゆっくりおやすみ。
寒さが、深まらないので、紅葉もイマイチである。
ハコちゃんは、私より１０歳も若い。だから当然体力が違う。それでも彼女なりに努力をしている。
毎日体操をし、家事をし、野菜作りをし、猪鹿の柵を作り、それを保全する。
体重30Kg以上のシェリの君と、散歩をし汗を流している。体力保持に心を砕いている。
それを考えると、自分はもっと努力をしなければと思うが・・・・・。
毎日１回は汗を流すほど身体を動かそうと計画した。それを忘れてはいないが、実行力がない。
昨日会ったEさんは、「あなたは、元気で羨ましい！」と言った。
短時間なら、弱い所を隠せる。長期間一緒に行動するとバレてしまう。
短期間なら、足の悪さも、眼の悪さも、記憶力の悪さも知られずに隠すことが出来る。
だからEさんにもバレないで誤魔化すことが出来た。いつまで誤魔化されるかが問題。
昨日の雨と寒さを疑うような秋晴れ。気温も高く、深い青い空。
天高く 馬肥ゆる 秋 （天高く 人恋ゆる 秋）
どこまでも青く深い空を見上げると、ふと人恋しくなる。
あの人は、今頃どうしているのであろうか？もう一度会いたいし、会おうと言ったのであるが、
言っている間に、体力・脚力が落ちてくる。二度と会いまみえることは、不可能なのであろうか？
あの人も、この青空を見ているであろうか？１日1日と会える可能性は遠のいていく。
あの頃はまた会えると思い、簡単に「では又ね」と言って別れた。それが最後になるとも思わずに！！
この深い深い青い空を眺めていると、つい感傷に浸る。「会うことは、別れ行くため・・・・」との言葉は知っているが。
仏教では、「会者定離」という言葉もあるが・・・。青い空に吸い込まれそうになりながら、考えてしまう今日この頃である。
見上げた空に延びているのは皇帝ダリア。霜が降りないので、元気に咲いている。
雨と太陽が、交互に競争している日である。
気温も上がらず、山の頂が白くなる丘雪も見られる。
昨日の最低気温は、今日の最高気温である。明日は、今頃の気候に戻って欲しい。
午前中は、新聞を読んだり、ストーブを囲んだり、時には掃除をしたりしていた。
午後は、お喋りに出かけようと計画していたが、この寒さでは出かけるのも億劫であるが、
来られる方も迷惑と思う。TVもイマイチ。
机の前に座り、ストーブを近くに引き寄せて、昨日購入した本を読む。
虫眼鏡を使って本を読むのであるが、直ぐに目が霞み、ルビを振ってあるそのルビが見えなくなる。
姿勢も良くないことであろう。気が付くと肩がガチガチで痛い。目も共に痛くなる。
つい面白く、三十帖「藤袴」まで摘まみ読みをした。蛍光灯の下で、虫眼鏡を使っての本読みは、止めよう。
これ以上視力が落ちると、本も読めなくなるし、運転免許証の返上までしなければいけなくなる。
もう少し人生を楽しむためには、無理は禁物である。
明日お天気が回復したら、空と山々を眺め、更に気温が上がったら、ハコちゃんやシェリの君と、道の駅に遊びに行こう。
先日、社会福祉協議会の相談員から、「何か悩み事は、ありませんか？」と言われたので、
「高齢になると、なぜ物が見えずらくなるのでしょうか？」と言ってしまった。
このようなことを言われると、相手も困ることであろう！！！
