体力がある時期には、諸団体の役員等を歴任し地域の発展に貢献した人も、
歳を取り体力・知力の衰えが目立つようになる。
本人はそれに気付くこと無く、周囲の助けを借りて何とか持ちこたえた。
今回地域の人達と旅行に行くことになる。
夫婦での参加なので、周囲も何とかなるだろうとあまり気を使わなかった。
ところが夫婦が別々の行動をされ、夕方になっても姿が見えず、
参加者全員が青くなったとのことである。
妻は、「道に迷ったらしい」と届けたので、添乗員からの連絡で見つかった。
夫はエレベーターの前でウロウロしているのを見つけて、事無きを得た。
夫婦とも認知性になりつつあるらしい。何事もなく1泊旅行から無事帰った。
菜根譚の中の一節。
事を謝するは当に(まさに)正盛の時に謝すべし。
身を居(お)くはよろしく独り後(おく)るるの地に居くべし
引退するのは、意気盛んな時にするべしとの言葉である。
新聞のテレビ欄を眺めていたら、「好きか嫌いか言う時間」とのタイトルが付いた番組がある。
内容は見ていないので分からない。内容を知らないで取り上げるのは失礼だと思う。
大衆の面前で、「好き嫌い」を口に出してはいけないと教えられてきた。
好き嫌いは感情が出発点である。
感情の赴くままにお喋りをしても、一方通行である。
歳を取るにつれて、感情が先に出て理論がなくなり、失敗する事が多くなる。
「先生」と呼ばれる国会議員の方々の失言が多く、安倍政権もガタガタしている。
人間としてあるまじき行動・言葉が多過ぎる。
時には記者からの発言に、怒りの感情を丸出しにして、きつい言葉を投げかけたりしている。
暑さの中での仕事は疲れる。疲れるばかりでは、面白くない。
明日25日は、読書会に出かけて友とお喋をする
まさか25日に、何事かが起こることはないだろう。
一抹の不安があるけれど、何が起ころうと自分には襲ってこないだろうとの
理論にならい自信を持って、出かけることにする。
北朝鮮問題や広島選出の中川氏の事についても、考えを聴く予定である。
先日の馬庭恭子氏の講演会において、数十年後、女性の平均寿命は91歳との予想。
健康寿命がどのくらい伸びるかについては、何もなかった。
15年ぐらいの長い期間、寝たきりになったり認知症になったりするのであろうか?
恐ろしい時代がやってくる。
「自分は馬鹿だなー!」とつくづく思う。今回は農繁期に入るので、
仕事を引き受けたら身動きとれないので、要らぬ事は喋らずに大人しくしようと思っていた。
喋ると仕事が回ってくるから、黙って皆に従う気でいた。
長時間ジーッと我慢した。ついにしびれを切らして、「タタキダイを作るよ」と言ってしまった。
口ではタタキダイを作ると言いながら、頭の中では「お前は本当の馬鹿だなー!」と冷静な声が聞こえる。
冷静に自分は馬鹿だなと思う。”飛んで火に入る夏の虫”とは自分のことである。
今回ほど、冷静に自分のことを”お人好しで馬鹿だ”と思ったことはない。
田圃も畑もパソコンも呼んでいる。この馬鹿はどうする積りであろうか!!!