犬のロンを相手におしゃべりをする。
ロンはただ聞いてくれて、時々優しい目をしてペロッとなめる。
「ロン君、民主党の圧勝だって。何が変わるかなー?貧乏から抜けられるかね。
オバチャンが、お金が無いと言わなくなったら、スープ用豚骨ばかりではなく、
肉の付いたスペアリブが時には食べられるかな」 ペロッ。
「我が家の姉ちゃんや兄ちゃん達の就職先もあるかな?
実力主義の世の中って怖いよね。優しさも思いやりもないね。
ブーコさんは、やってられないよ。ブーコさんの働き口などないよ。」
薄目を開け、上目使いに見る。
「お米を作っても食べていけないのだよ。働いても働いてもお金にならない。
減反した田圃を、元の水田にかえすには、時間と労力が必要だよ。
農業は切捨てだよ。田舎も切捨てだよ。殺伐とした日本だなー」
お座りをして、ゆっくりと手をなめてくれる。手は汗で塩辛いのであろう。
ブーコさんの愚痴を聞くのも楽じゃないだろうな。
ロンは誰にも喋らない。ロンはどのようにしてストレス解消をしているの。
ロンはただ聞いてくれて、時々優しい目をしてペロッとなめる。
「ロン君、民主党の圧勝だって。何が変わるかなー?貧乏から抜けられるかね。
オバチャンが、お金が無いと言わなくなったら、スープ用豚骨ばかりではなく、
肉の付いたスペアリブが時には食べられるかな」 ペロッ。
「我が家の姉ちゃんや兄ちゃん達の就職先もあるかな?
実力主義の世の中って怖いよね。優しさも思いやりもないね。
ブーコさんは、やってられないよ。ブーコさんの働き口などないよ。」
薄目を開け、上目使いに見る。
「お米を作っても食べていけないのだよ。働いても働いてもお金にならない。
減反した田圃を、元の水田にかえすには、時間と労力が必要だよ。
農業は切捨てだよ。田舎も切捨てだよ。殺伐とした日本だなー」
お座りをして、ゆっくりと手をなめてくれる。手は汗で塩辛いのであろう。
ブーコさんの愚痴を聞くのも楽じゃないだろうな。
ロンは誰にも喋らない。ロンはどのようにしてストレス解消をしているの。