黄山民居の紹介がまだ終わっていないのですが、四川地震で1万2千以上の犠牲が出ているとのニュースを見た後では、再開できない気分です。今日は、成都周辺のお話をします。
成都を中心とした四川部分図を添付しました。成都の北西に都江堰(du jiang yan=とこうえん)が見えます。ここも大きな被害を受けたようです。ここには温家宝首相が出かけて奮闘しています。都江堰は、今も使われている古代の治水工事で有名で、現在は観光地になっています。ロープウェイもあり、台湾の観光客がゴンドラの中に閉じ込められ、宙づり状態のまま救出される画像をテレビで見ました。
この都江堰の北の方にWEN(さんずい+文)川県(wen chuan xian=ぶんせんけん)があります。ここが震源地です。当然ここも大きな被害を受けている筈ですが、交通が遮断され、昨夜漸く200人の救援隊が到着したとのことです。
成都から都江堰を経てWEN川県を通り、更に北の茂県(mo xian=もけん)に向かう道は、陸路で九寨溝(jiu zhai gou=きゅうさいこう)、黄龍(huang long=こうりゅう)へ行くルートです。九寨溝、黄龍は、手つかずの大自然が残っています。最近近傍に空港が開かれ、成都からの空路があります。私は、10年近く前に、成都から陸路で九寨溝へ行ったことがあります。1日がかりで行き、1日観光し、また1日がかりで成都に戻りました。従って、WEN川県は通過した筈です。トイレ休憩か昼食をしたような微かな記憶があります。山あいにある町です。
茂県から東に向かうと北川県(bei chuan xian=ほくせんけん)があります。この県も大きな被害を受けたようで、今日のニュースではこの地名がよく出ています。WEN川県の画像が入らないからかもしれません。この北川という名前は、今回の地震で初めて知りました。テレビで映像が出ていましたが、やはり山あいの町で、5階建て位の建物がごろんと仰向け状態で倒れていました。
この北川県の更に東に江油市があります。江油市は綿陽市の北に位置しますが、私は、この江油に昔々行ったことがあります。ここには電気炉による製鋼会社があります。
また成都近くの北東に金堂県があります。昨年12月に仕事で行ったことがあります。ここの被害状況は判りません。
このように、今回の地震の起きた地域は、私にとり知らない土地ではないのです。
中国では、今年はオリンピックが予定されていますが、あまり良い年ではないようです。2月には大雪があり、餃子問題があり、3月にはチベット民族の抵抗運動とそれに端を発する聖火リレー抗議運動がありました。
中国の地震で想起されるのは、1976年の唐山地震です。24万人が死亡した大地震ですが、この1976年も中国にとり厄年でした。1月に周恩来が逝去し、4月の清明節に第一次天安門事件がおこり、7月に唐山地震、9月に毛沢東が逝去しました。
今年の後半は、オリンピックを無事やりとげ、反転して貰いたいと願っています。
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成都を中心とした四川部分図を添付しました。成都の北西に都江堰(du jiang yan=とこうえん)が見えます。ここも大きな被害を受けたようです。ここには温家宝首相が出かけて奮闘しています。都江堰は、今も使われている古代の治水工事で有名で、現在は観光地になっています。ロープウェイもあり、台湾の観光客がゴンドラの中に閉じ込められ、宙づり状態のまま救出される画像をテレビで見ました。
この都江堰の北の方にWEN(さんずい+文)川県(wen chuan xian=ぶんせんけん)があります。ここが震源地です。当然ここも大きな被害を受けている筈ですが、交通が遮断され、昨夜漸く200人の救援隊が到着したとのことです。
成都から都江堰を経てWEN川県を通り、更に北の茂県(mo xian=もけん)に向かう道は、陸路で九寨溝(jiu zhai gou=きゅうさいこう)、黄龍(huang long=こうりゅう)へ行くルートです。九寨溝、黄龍は、手つかずの大自然が残っています。最近近傍に空港が開かれ、成都からの空路があります。私は、10年近く前に、成都から陸路で九寨溝へ行ったことがあります。1日がかりで行き、1日観光し、また1日がかりで成都に戻りました。従って、WEN川県は通過した筈です。トイレ休憩か昼食をしたような微かな記憶があります。山あいにある町です。
茂県から東に向かうと北川県(bei chuan xian=ほくせんけん)があります。この県も大きな被害を受けたようで、今日のニュースではこの地名がよく出ています。WEN川県の画像が入らないからかもしれません。この北川という名前は、今回の地震で初めて知りました。テレビで映像が出ていましたが、やはり山あいの町で、5階建て位の建物がごろんと仰向け状態で倒れていました。
この北川県の更に東に江油市があります。江油市は綿陽市の北に位置しますが、私は、この江油に昔々行ったことがあります。ここには電気炉による製鋼会社があります。
また成都近くの北東に金堂県があります。昨年12月に仕事で行ったことがあります。ここの被害状況は判りません。
このように、今回の地震の起きた地域は、私にとり知らない土地ではないのです。
中国では、今年はオリンピックが予定されていますが、あまり良い年ではないようです。2月には大雪があり、餃子問題があり、3月にはチベット民族の抵抗運動とそれに端を発する聖火リレー抗議運動がありました。
中国の地震で想起されるのは、1976年の唐山地震です。24万人が死亡した大地震ですが、この1976年も中国にとり厄年でした。1月に周恩来が逝去し、4月の清明節に第一次天安門事件がおこり、7月に唐山地震、9月に毛沢東が逝去しました。
今年の後半は、オリンピックを無事やりとげ、反転して貰いたいと願っています。
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