立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

特効薬?・・・ラヂオ散

2007年03月10日 | Zenblog
 水橋の通りを走っていると「歯痛・頭痛にラヂオ散」の看板があります。いつ見ても微笑ましい気持ちになります。「ラヂオはよく聴く」から「ラヂオ散は、よく効く」いうことで命名されたらしい。ネーミングというより、ここは「命名」と言いたいですね。
 テレビが現われるよりずっとずっと前の話でしょう。よく見える「テレビ目薬」はありません。このあたりからは、今ではかなり減りましたが「売薬さん」といって全国に配置売薬の商売に出かけます。この写真は、そのための薬を製造し卸している店の一つです。売薬さんは「先用後利」の商法で、一軒一軒足を使って回ったのです。直接お客さんと話しながら、オマケの四角い風船などを渡して、薬を置いていったのです。
 ネーミングも薬袋のデザインも二昔三昔もっと前の感覚です。足で歩いて庶民が庶民と接した実に「泥くさい」ユーモアが漂っています。金属製あるいはクリスタルな光りをまぶしく放つような現代風デザイン・ネーミングからははるかに遠いところで、これは悪くないなと思わせてくれます。
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天然記念物・ホタルイカ群遊地

2007年03月10日 | Zenblog
 水橋漁港に「天然記念物・ホタルイカ群遊地」の大きな看板が立っています。以前には「天然記念物・ホタルイカ群遊海面」とも書いてありました。
 スーパーに行けばホタルイカの茹でたのが、酢みそを添えて売ってあります。ホタルイカのシーズンに入りました。今年は天候不順のためか、水揚げ量は今ひとつのようですが。刺身でも食べられますが、内臓を必ず出さないと危ないそうで、小さいものだけにかなり面倒です。それより、とれたてをコンロで焼いて食べるのが絶品とも聞きます。ホタルイカの塩辛もいけますよ。
 本来深海に住んでいるホタルイカが、春先になると海面に上がってきて産卵するため、深海を抱く富山湾らしい産物です。ホタルイカの「陸への身投げ」を待って獲るということもあるようです。
 「天然記念物を食べてもいいの?」という疑問は当然ですが、それは「群遊地」「群遊海面」が天然記念物ですので、ホタルイカは食べてもいいのです。
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