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丹沢のヤマメ

2020年09月22日 | 渓流・本流レポート2020
10日ほど前にやってしまった左ふくらはぎの肉離れは完治していないけど、西丹沢へ連休ど真ん中に出掛けて来た。山のケガは山で治せ、はちょっと乱暴かな。

数日前の依頼で急遽決定した山行きだったため、工房仕事に調整が必要だった。連日朝の5時、6時から夜までみっちりの工房仕事をこなし、何とか丸一日時間を捻出した。

私が知る限りイワナがまったく、もしくはほとんど生息していない、西丹沢のヤマメリバーを4本選んでスケジュールを組んだ。これは難題だった。朝の4時から歩き始め、夕方6時に竿を納めるまでずっと後ろを歩いた。



ある沢で今シーズン初めてペアリング寸前のヤマメを見つけた。見た感じだと20cm未満と思われる、まだ若いヤマメだ。ぐるぐるパシャパシャ円を描きながら盛んにアピールしている。よく見ると時折りちょっかいを出すもう少し小さなヤマメもいた。三匹の若いヤマメ、結果が気になるところだけど上手くいくといいね。

思い切って大きく川を変えてみた。ヤマメしか生息していない小さな沢で、滅多に訪れることはないけれど、心のどこかで大切にしてきた沢だ。けれどさすがに連休中、ヤマメの反応は得られるものの苦戦は続いた。



小さな沢の限られた絶好のポイントで。真新しい足跡を踏み直し、40MDを丁寧に引いてみたところ一投で応えてくれた。もっと秋っぽいのが釣れるかと思っていたけれど、やはり温暖な丹沢、まだまだ夏を引きずっているような体高のある綺麗なヤマメだった。

決して大きくは無いけれど、山と川とヤマメに感謝、感謝。もひとつ感謝。


私は仕事柄、自由に釣りに行けると思われがちのようだ、そんなわけ無いよねえ。なんとか時間を捻出して山に出掛ける、貴重な初秋の一日。ヤマメが挨拶に来てくれたのはただただ幸運だった。

けれど幸運は続かない。これからの人生に残されている限られた時間を考えてみろ。思うところにはほど遠いぞ。すでに暗闇の中着替えながら、また自分自身に思った。

足はこれだけ歩いて再発もなかったので、まずはひと安心。

ロッド:レヴェルトラウト5.0MT
リール&ライン:ツインパワーC2000にナイロン5lb
ミノー:40MDXmas限定カラー

Photo&Report by 小平

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