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ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
タックルのお知らせもこちらからどうぞ。

金箔

2022年05月26日 | 制作状況
渋い輝きが魅力の金箔仕上げはビートアップ130と115ストレート。



オーダーをいただいていて、先日久し振りに制作しました。

今は貼りやすいよう工夫された金箔もあるみたいですが、伝統の極薄金沢金箔はやはり難しい。息を殺しての作業です

準備完了

2022年03月26日 | 制作状況
あす27日、サンビーム高崎店さんでのイベント準備がたった今完了しました!

急ぎUVライトをあてたもの、あてていないもののケイムラの比較写真を撮ってみました。



人間の目にはいつも通りに見えますが、



UVライトをあてて効果を強調すると、こうなります。奥が鏡面ヒメマス、手前がフルシルバー。

人間の目にはほとんどわからいケイムラの反射ですが、お魚たちには違って見えるようです。



ケイムラは蛍光クリアー系塗料同様、朝夕のマズメ時や曇天に効果を発揮してくれるでしょう。



なんとなく吹いてみたターコイズヤマメもイイ感じです。制作者大絶賛のブラックヤマメ、この時期限定のサクラヤマメを中心に100本以上を揃えました。

11:00~15:00です、お待ちしています。

きょうはFMおだわら出演

2022年03月25日 | 制作状況
おはようございます。

本日25日、FMおだわらの釣り番組「BIG FISH」ゲスト出演します。番組は18:45~、私はたぶん19:00頃からの出演になると思います。

何かと小田原に縁をいただく今日この頃。インターネットラジオで全国どこからでも聴けます、よかったらお付き合いください。

https://fm-odawara.com/




27日のサンビーム高崎店さんイベントのオリカラ、ケイムラ・フルシルバーとケイムラ・ヒメマス。

ケイムラを使うのはまったく初めてなので、色々考えました。考えた末にケイムラを塗る前に下地処理をすることに。その様子です。

ここまで仕上がりました。

2022年02月24日 | 制作状況
今月制作のフルハンドメイドミノーは130本ほどですが、フィールドワークに原稿書きも忙しくようやく目入れ、最終コーティング、リップ付けが完了したところ。

リップ補強部分の乾燥を待ちながら、コツコツ来月分のバルサ削りをやっているところです。3月はふたつのイベントに参加するので、今回制作分からお店への納品は限られます。ご了承ください。



オリジナルのプリズムアイ。滅茶苦茶手間が掛かりますが、アイや顔付きのオリジナリティはとても大切です。



リップを取り付けているところ。手前が70MD、奥にはソリスト60DDらが。

ここで失敗すると一ヶ月がパア。慎重に慎重に。


鮎や公魚

2022年01月27日 | 制作状況
日本淡水魚が好きでいろいろ飼育してきたこともありますが、アユやワカサギカラーは鱒類とは異なる個性が楽しいです。

どちらも分類学上はサケ目に属する魚でアブラビレがありますけど、特有のとぼけた佇まいが好きなんです。鱒類の顔ばかりでは自分が飽きますし。



リップ取り付けを待つ50&60ストレート、アユ。

稚鮎遡上の季節になりました。


オリジナルセルロース

2022年01月26日 | 制作状況
いつもご愛用いただき有り難うございます。

オリジナルセルロースを作ってもらっている工場から10%値上げしたいと連絡がありました。
セルロースなどコーティング剤が何で出来ているかは言わずもがな、ですから今年は覚悟していました。

熟考しましたが、コーティング剤などの価格を順次10%程度上げざるを得ません。そこで現在2.900円(税別)のオリジナルセルロース1ℓを3.200円(税別)に、当方の在庫が切れ次第価格改定させてください。



話は20年前に遡ります。もともと私が当時使っていたセルロースでトラブルが連続し、それを作っていた工場に何度も通って話をしましたが、問題は解決されませんでした。その時はセルロースの限界だと思っていたので、ウレタンやエポキシコーティングに変えてみたのですが、私の理想とはまた違うコーティング剤でした。その後試行錯誤があり、ふとしたことがきっかけで出会ったセルロースをベースとしたところ、気に入ったのですが正確に書けば惜しい・・でした。過去の経験から〇〇は入れないよう工場にお願いし、うちには一斗缶でどーんと届きます。皆さんからご注文をいただいたら、画像のような専用缶(問屋やホームセンターでまとめて購入)に個別で封入する際に成分調整し、お届けしているのがうちのオリジナルセルロースです。

セルロースは揮発により硬化するため、太陽光を避け高温で保管しない、残量を見て早め早めに補充するか別容器に移し替えるなどし、適切な保存を心がければ数ヶ月~半年と比較的長期保存も可能です。

それでもコーティング剤は生モノのようなところがありますから、私だって出来るだけフレッシュなうちに使い切りたい。それにこのセルロースなら喜んでくれる方もいるんじゃないか、そう思って私が調整して使っているセルロースと同じものを、希望される方にお分けしている次第です。

ご存じのようにセルロースは薄く頑丈な塗膜を作れます。ですが特有の面倒があって、合う合わないがあるでしょうね。コーティングは私自身がもの凄く苦労してきたので、お好きな方にこれからもお役に立てれば。そう思っています。

もの作りと継続はどちらも難しい。

2022年01月23日 | 制作状況
先日納品を済ませた40ストレート、50ストレートシェル貼りです。



50ストレートヤマメシェル貼り。シェル(アワビ)は本当に難しいのです、作れば作るほど痛感します。シェル貼りのファンが多い湖用ロングももちろんですが、渓流用はその繊細さから独特の難しさがあります。



こちらは40ストレートシェル貼り。小さいけれど、いや小さいからこそ半端ではない手間暇を掛けています。

毎年シェル貼りに限らずフルハンドメイドミノーのお値段を上げよう上げようと思うのですが、材料費上昇への微調整にとどまるだけでなかなか踏み切れません。ちょうどここのところ、世界と比べた日本の低賃金がよくニュースになっていますね。特にもの作りの世界は作り手側からして「作ることの充足感」に惑わされがち。

自分に小さな息子はいませんが、仮に息子がハンドメイドビルダーとして生きていきたいと言ったとして、ぜひやるといい。心の底からそう言える環境を作る努力をしなければ嘘っぱちだ。釣り場のことも、釣り道具の世界のことも。


シェル貼りも大詰め

2022年01月15日 | 制作状況
ながーい工程を経て、今回制作分のシェル貼りもいよいよ大詰め。



最後のサンディングとお化粧、ネーム入れを済ませたらいよいよ最終コーティング。



40mmも50mmも、ロングミノーも最後の全身浴。

こちらはオーダー品の150ストレート、シェル貼りヒメマス。今年も中禅寺湖でドッカーン期待しています。

ヤマメにいろいろあるけれど

2022年01月09日 | 制作状況
皆さん三連休でしょうか。



仕上がる直前のヤマメ。特徴を表現のひとつとして取り込みはしますが、リアルなヤマメの再現を目指してはいません。とてもとても・・

自分に作れるのはZANMAIのヤマメ。だから顔付きをみて、すぐにそれと判ってもらえるのでしょう。

ここのところ毎日シェルに掛かりっきりです。ようやく昨日から塗装工程に入りました。