先日、ゆうやは作業所で６月のカレンダー作りをしました。
前回はほとんどを職員さんに色ぬりしてもらって、ゆうやはボ〜ッと過ごしていました。
今回はそのようなことがないように、ゆうやに言って聞かせていました。
「全部自分で塗るのよ。」
「は〜い。」
帰宅してゆうやは「全部自分で塗ったよ〜。」と嬉しそうに言いました。
カレンダーを広げてみると、ゆうやの言ったとおり、自力での作品であることが分かりました。
力の入れ加減がわからず、マジックの先で紙を削ってしまっている部分もあります。
カエルの顔などは真っ黒に塗りつぶして、元のイラストが何だったのか不明なくらいです。
紫陽花はかろうじて形が残っていますが、てるてる坊主のまわりの雨粒はもはや原型が分からずー。
でも、ペンタッチからは一生懸命な様子が伝わってきました。
ゆうやを見ると、首のあたりにマジックの筋が何本もカラフルについていました。
衣服にもマジックがついていて、一人で頑張った証が残っていました。
少々力を入れても元のイラストが潰れないためには、マジックではなくて色鉛筆を使えばきれいに仕上がるかもしれません。
「今度は色鉛筆で塗ってみたらどうかな？」
ゆうやも今までは色鉛筆を使ってきましたので、その方が使いやすいと思います。
「うん、今度は色鉛筆で塗ってみる〜。」
自分で完成させたら嬉しかったのか、ヘルパーさん達に「見てください、ボク、カレンダー作りしたんです。」と言っていました。
ヘルパーさん達は「カレンダー？どれどれ〜。自分で塗ったんだね〜。」と笑顔で返してくださいましたので、ゆうやは満足な様子でした。
手伝ってもらってきれいに仕上げるよりも、自分で仕上げる方が喜びが増すということを、ゆうやも実感しているようでした。
また今月末にカレンダー作りの日が予定されています。
次も自分で仕上げられるように頑張ろうね。
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