ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

一人暮らし

2019-06-03 12:02:04 | 日記
以前、ゆうやが高校生だった頃、卒業後に通う作業所を探している時のことです。

付き添ってくださった学校の先生が、作業所見学の後に「卒業生がこの辺りで一人暮らししているので、今から様子を見に行ってきます。」とおっしゃいました。
卒業後も気にかけておらえるのだなあと、先生のお心に感動しました。

同時に、身体が不自由でありながら一人暮らしをされているとは、その卒業生もすごいなあと思いました。
ヘルパーさんに手伝ってもらって生活されているのか、それとも一人で頑張っておられるのかー。

先日、ヘルパーさんと話をしている時に、一人暮らしの話題になりました。
一人暮らしをされている方が「ベッドから落ちたから助けてほしい。」と、夜中に依頼の電話があった経験があるとのことでした。

その時は夜中に2人のヘルパーさんがバイクで利用者さん宅に駆けつけて、2人で抱え上げたそうです。
最初からベッド柵を設けていればベッドから落ちることがなかったと思いますが、一人暮らしをするには設備面でもしっかり対策をしなければならないですね。

ヘルパーさんたちは夜もゆっくり休めなくて、大変なお仕事だなあと思いました。
同時に身体が不自由で一人暮らしをするには、よほどの覚悟が要るとも思いました。

ゆうやはたまに「ボクも一人暮らしをしたい。」と言うことがあります。
「君、一人暮らしの意味を分かって言っているのかい?」とツッコミたくなります(笑)。

ゆうやがもしも一人暮らしをするとすれば、今の制度では24時間ヘルパーさんにそばに居て頂くことはできません。
朝目覚めてから夜、ベッドに入るまでの間ならばなんとか時間数が足りますが、夜中は一人になります。

寝返りもできず、トイレも行けず、鼻血が出ても放置、喉が渇いても我慢です。
これを毎晩繰り返すのは拷問に等しく思います。

今のところ、制度的に、一人暮らしというのは、ゆうやにとって夢のまた夢です。
一人暮らしという言葉には憧れの響きがありますが、現実は厳しいです。

でも、いつかゆうやのような身体が不自由な人たちも気軽に一人暮らしができるようになったらいいなあと思います。


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コメント (2)