ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

きょうは立民代表選

2021-11-30 11:47:40 | 日記


立民の代表選は、11月30日が投開票日。きょうが投開票日だというのに、この党の行く末がとんと見えてこない。困ったものだ。だれが党の代表になるかだけでなく、だれそれが党の代表になったとき、この党がどうなるかが全く見えないのである。候補者4人は、どれをとってもドングリの背競べというか。

きょう、おもしろい記事を読んだ。芳野友子・連合会長は立民と共産との共闘戦略を激しく批判し、共産党との関係を見直すよう立民に迫ったが、彼女は「立民を内部崩壊させるために、与党が仕掛けたトロイの木馬」ではないか、というのである。ネット上では、「『連合』は『野党支持母体』とされているが、実は『与党補完勢力、自民党の別動隊』ではないか」との声が出ているという。ーーこれは、いずれも「日刊ゲンダイDIGITAL」が掲載した記事(《連合・芳野会長の発言が“野党共闘ネガキャン”に加担…「自民党の別動隊では」の声》、《反共発言を繰り返す芳野友子・連合会長は「与党が仕掛けたトロイの木馬」 ネットに呆れる声》)に見られる文言である。

たしかに、芳野・連合会長の発言はインパクトが大きかった。この発言に衝撃を受けたのか、立民の枝野代表は衆院選敗北の責任をとるとして辞任し、その後の立民代表選では、「共産との共闘路線を見直すかどうか」が大きな争点になった感がある。

だが、代表選の立候補者4人は、いずれもこの問題について真正面から答えようとしなかったし、立民をどういう政党へと立て直していくかについても、積極的・具体的な発言をしなかった。

この党の現状に問題があるとしたら、共産党との共闘路線をどうするか以上に、日本がかかえる現実の問題にどう向き合い、どういう(自民に代わる)具体的な対案を出すのか、それについての見通しを提示できない点にあると言えるだろう。

有権者は、政権のあら捜しに終始する「対決型」の野党ではなく、対案重視の「政策先導型」の野党を求めている。つまり、従来の立民の姿勢に甘んじるのか、それとも(国民民主党のような)対案重視型の政党へと転換するのか、この問題への対応が今、激しく問われているのである。そこのところを見誤ってはいけない。

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