おはようございます。
えー、昨日はBSで「坂の上の雲」を見ながら晩酌してましたけど、
もう、次回で最終回ですねー。
まあ、このブログ、「坂の上の雲」と存分に取っ組み合おうと建てたブログなんですね。もう、2年前の話ですけど。
そこから、まあ、いろいろなことがありました。
でも、お陰様で、いろいろな境地も進んで、確実にあの頃より進化しました。人生的にもね。
だから、「坂の上の雲」が最終回を迎える来週・・・大きな感慨がありますねー。
そのあたりの話をしましょうかねー。
そもそも、この「坂の上の雲」は、敗戦後の日本人に、
「明治という時代は、まるで、坂の上の雲を仰ぎみて、どんどん登っていった時代だったのだ」
ということで、その時代の日本人に、日本という国の素晴らしさを思い出させる、ストーリーとして著作されました。
まあ、でも、今回、映像化された、「坂の上の雲」を見て、
「歴史というのは、そんな単純なモノじゃない」
という感慨を新たに感じましたね。
坂の上の雲?冗談じゃない・・・泥沼を這いずりまわり、貧乏のどん底から、なんとか、上を向けた程度・・・そんな印象ですねー。
敗戦を経験した人間には、大国ロシアに勝った、ということが、素晴らしい価値のように思えたのかもしれませんが、
実際は、勝ちというより、痛み分けに近い・・・もちろん、日本海海戦の完全勝利は、本当に完全勝利ですが、あれは、バルチック艦隊に、
負ける要因がありまくった・・・僕はそう見ますねー。
だから、このストーリーは、坂の上の雲なんかじゃない・・・僕にはそう思えますねー。
そういう意味では、「坂の上の雲」の映像化は、成功したと言えるんじゃないですか?
「坂の上の雲」幻想を完全に打ち破り、地獄のような戦いを、視聴者に目視させた。
完全に反戦映像になっていますよ。あんな戦争、二度とごめんだ・・・そういう思いが素直に現れる。心の中に、ね。
バルチック艦隊の惨敗の要因は、いろいろあると思いますが、結局、戦うのは人間だ、ということに尽きると思います。
何ヶ月にも渡って、見も知らぬ遠洋を航海し、見も知らぬ海で戦うとなれば、将兵達の思いはどうでしょう?
普段の実力の半分も出せればいい方なんじゃないですか?
片や、祖国防衛に気力充実している日本兵です。
ただでさえ、武人として鍛えられてきた日本兵なのですから、祖国から発進してきた兵達の意識は高い。
もう、その時点で、艦隊としての能力に雲泥の差が出るでしょうね。
だから、バルチック艦隊は、ウラジオストクに一旦逃げ込み、その港で体制を整えようとしたのでしょう。
バルチック艦隊指令、ロドジェンスキーは、できるだけ海戦を避け、ウラジオストクで兵を休め、気力充実させてから、改めて日本との海戦に臨もうとしていたようです。
その中途半端な気持ちで、日本海海戦に至ったわけですから、司令官も兵もどこか中途半端な対応になったことは、否めないところです。
結局、戦とは、兵の士気次第、ということなんですね。
どんなに近代兵器を積んでいようと、それを操作するのは、人間ですからね。
もし、バルチック艦隊が、ウラジオストクに入り、兵を休めることが出来たら、
「ここはロシアなんだ。祖国を防衛せねば!」
という気持ちも、強くなったでしょう。
しかし、それをさせなかったのが、日本海軍だったんですね。
兵の士気に雲泥の差があったからこそ、日本海海戦のあれだけの差が出た、ということになります。
さらにロシア側は、作戦も何も用意していなかった。
日本海軍側が、12段にも渡る詳細な作戦を用意していたのに、対して、ロシア側は、ただ応戦する的な行動以外、見せていません。
作戦もなく、ただ、
「適当に戦って、早くウラジオストクへ」
という思いだけで戦ったもんだから、心ここにあらずな戦いをしてしまった。
それが日本海海戦のロシア側完全敗北の原因だと思いますねー。
いくら、艦隊の威容がすごくても、結局、それを運用するのは、人間なんですよね。
その人間たちが、実際に実力を発揮出来る状態にあるのか。発揮出来る環境をつくりあげるのが、管理者の責任ということになるのですが、
少なくとも、バルチック艦隊の管理者は、それができていなかった。
対して、日本海軍側は、気力充実そのもので、戦った。
その差が、如実に現れた、ということでしょうね。
「本番になって、普段の実力の半分もだせりゃあ、いい方だよ」
よくそんな声を聞きます。
ひとは本番になると、萎縮するもんです。
そこで、どれだけ、実力を出せるか。
だから、トレーニングが重要だし、本番に向けて、心を整えていくというのは、大事だ、ということになりますね。
僕らの毎日も、同じだと思います。
管理者なんぞに頼らず、自分の実力を常にだせるようにしておく。これが大事ですよね。
自分の実力を常に100%出せるようにしておく。
これが、シンプルだけど、生きていく中で、非常に重要なことになっていくと思います。
昨日の記事の中でも、大事なことを知りました。
「「知識からの知」しか使えない人間は、事を誤る。「経験からの知」を使える人間は、事を成す」
ということです。
杓子定規な人間は、ことごとく事を誤っていましたね。
「自分の目でモノを見て判断せんか!」
と、児玉は叫んでいましたが、思い込みで判断せず、自分の目で見て、判断しろ!ということです。
知識というのは、常にアップデートされていなければなりません。
それは、経験によってのみ、アップデートされるんです。
だから、経験をたくさん積み、常にそこから考えるようにすることが、僕達には、求められるということなんですね。
「自分の実力を常に100%だせるようにしておく」
「思い込みで判断せず、自分の目で見て判断し行動するようにしておく」
この2つが、「坂の上の雲」に教えてもらったことになります。
まあ、これを念頭に、毎日、進化していきたいものですね。
クリスマスも近づいてきました。
今日も忙しそうですが、ガンガン、がんばっていきましょう!
ではでは。
えー、昨日はBSで「坂の上の雲」を見ながら晩酌してましたけど、
もう、次回で最終回ですねー。
まあ、このブログ、「坂の上の雲」と存分に取っ組み合おうと建てたブログなんですね。もう、2年前の話ですけど。
そこから、まあ、いろいろなことがありました。
でも、お陰様で、いろいろな境地も進んで、確実にあの頃より進化しました。人生的にもね。
だから、「坂の上の雲」が最終回を迎える来週・・・大きな感慨がありますねー。
そのあたりの話をしましょうかねー。
そもそも、この「坂の上の雲」は、敗戦後の日本人に、
「明治という時代は、まるで、坂の上の雲を仰ぎみて、どんどん登っていった時代だったのだ」
ということで、その時代の日本人に、日本という国の素晴らしさを思い出させる、ストーリーとして著作されました。
まあ、でも、今回、映像化された、「坂の上の雲」を見て、
「歴史というのは、そんな単純なモノじゃない」
という感慨を新たに感じましたね。
坂の上の雲?冗談じゃない・・・泥沼を這いずりまわり、貧乏のどん底から、なんとか、上を向けた程度・・・そんな印象ですねー。
敗戦を経験した人間には、大国ロシアに勝った、ということが、素晴らしい価値のように思えたのかもしれませんが、
実際は、勝ちというより、痛み分けに近い・・・もちろん、日本海海戦の完全勝利は、本当に完全勝利ですが、あれは、バルチック艦隊に、
負ける要因がありまくった・・・僕はそう見ますねー。
だから、このストーリーは、坂の上の雲なんかじゃない・・・僕にはそう思えますねー。
そういう意味では、「坂の上の雲」の映像化は、成功したと言えるんじゃないですか?
「坂の上の雲」幻想を完全に打ち破り、地獄のような戦いを、視聴者に目視させた。
完全に反戦映像になっていますよ。あんな戦争、二度とごめんだ・・・そういう思いが素直に現れる。心の中に、ね。
バルチック艦隊の惨敗の要因は、いろいろあると思いますが、結局、戦うのは人間だ、ということに尽きると思います。
何ヶ月にも渡って、見も知らぬ遠洋を航海し、見も知らぬ海で戦うとなれば、将兵達の思いはどうでしょう?
普段の実力の半分も出せればいい方なんじゃないですか?
片や、祖国防衛に気力充実している日本兵です。
ただでさえ、武人として鍛えられてきた日本兵なのですから、祖国から発進してきた兵達の意識は高い。
もう、その時点で、艦隊としての能力に雲泥の差が出るでしょうね。
だから、バルチック艦隊は、ウラジオストクに一旦逃げ込み、その港で体制を整えようとしたのでしょう。
バルチック艦隊指令、ロドジェンスキーは、できるだけ海戦を避け、ウラジオストクで兵を休め、気力充実させてから、改めて日本との海戦に臨もうとしていたようです。
その中途半端な気持ちで、日本海海戦に至ったわけですから、司令官も兵もどこか中途半端な対応になったことは、否めないところです。
結局、戦とは、兵の士気次第、ということなんですね。
どんなに近代兵器を積んでいようと、それを操作するのは、人間ですからね。
もし、バルチック艦隊が、ウラジオストクに入り、兵を休めることが出来たら、
「ここはロシアなんだ。祖国を防衛せねば!」
という気持ちも、強くなったでしょう。
しかし、それをさせなかったのが、日本海軍だったんですね。
兵の士気に雲泥の差があったからこそ、日本海海戦のあれだけの差が出た、ということになります。
さらにロシア側は、作戦も何も用意していなかった。
日本海軍側が、12段にも渡る詳細な作戦を用意していたのに、対して、ロシア側は、ただ応戦する的な行動以外、見せていません。
作戦もなく、ただ、
「適当に戦って、早くウラジオストクへ」
という思いだけで戦ったもんだから、心ここにあらずな戦いをしてしまった。
それが日本海海戦のロシア側完全敗北の原因だと思いますねー。
いくら、艦隊の威容がすごくても、結局、それを運用するのは、人間なんですよね。
その人間たちが、実際に実力を発揮出来る状態にあるのか。発揮出来る環境をつくりあげるのが、管理者の責任ということになるのですが、
少なくとも、バルチック艦隊の管理者は、それができていなかった。
対して、日本海軍側は、気力充実そのもので、戦った。
その差が、如実に現れた、ということでしょうね。
「本番になって、普段の実力の半分もだせりゃあ、いい方だよ」
よくそんな声を聞きます。
ひとは本番になると、萎縮するもんです。
そこで、どれだけ、実力を出せるか。
だから、トレーニングが重要だし、本番に向けて、心を整えていくというのは、大事だ、ということになりますね。
僕らの毎日も、同じだと思います。
管理者なんぞに頼らず、自分の実力を常にだせるようにしておく。これが大事ですよね。
自分の実力を常に100%出せるようにしておく。
これが、シンプルだけど、生きていく中で、非常に重要なことになっていくと思います。
昨日の記事の中でも、大事なことを知りました。
「「知識からの知」しか使えない人間は、事を誤る。「経験からの知」を使える人間は、事を成す」
ということです。
杓子定規な人間は、ことごとく事を誤っていましたね。
「自分の目でモノを見て判断せんか!」
と、児玉は叫んでいましたが、思い込みで判断せず、自分の目で見て、判断しろ!ということです。
知識というのは、常にアップデートされていなければなりません。
それは、経験によってのみ、アップデートされるんです。
だから、経験をたくさん積み、常にそこから考えるようにすることが、僕達には、求められるということなんですね。
「自分の実力を常に100%だせるようにしておく」
「思い込みで判断せず、自分の目で見て判断し行動するようにしておく」
この2つが、「坂の上の雲」に教えてもらったことになります。
まあ、これを念頭に、毎日、進化していきたいものですね。
クリスマスも近づいてきました。
今日も忙しそうですが、ガンガン、がんばっていきましょう!
ではでは。