私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

不可殺(プルガサル) 第9,10話

2022-01-20 21:34:20 | 不可殺(韓国ドラマ)

こっそりとウルテの様子を伺っていたクォン元刑事だが、あっさりとウルテに拉致されて木につるされてしまうのだ。

そんなクォン元刑事を全力で助けるファルだが、ウルテとの闘いの様子を見たクォン元刑事は、心を許していたファルが不可殺(プルガサル) だと知りショックを受けてしまう。元刑事である自分の勘がこんなにも衰えている事だけでなく、不可殺(プルガサル) に母と姉を殺されたはずのサンミンが彼に親しさを感じ、一緒に住んでいる事にも驚いてしまうのだ。

600年前、彼に助けられ、更には彼の娘と結婚したファル。魂を奪われ不可殺(プルガサル) になった自分に「人間だったのだから生血を吸うな」と忠告してくれた彼。そんなクォン元刑事が自分を疎ましく思っている事にショックを受けるファル。

それだけでなく、常人と違う様子の自分を怖がりもせずに懐いてくれていたドユンが、ウルテに自分達の情報を漏らしている事を知り、彼を追い出してしまうファル。

孤児だった自分を助け、病弱なたった一人の肉親である兄の世話をしてくれたウルテに望まれるまま、ファルの元にやって来たドユン。兄を人質に取られて仕方なかった彼の様子を知る事になったのは自らの手で彼を追い出した後。更にウルテが自分達の隠れ家にやって来るだろうと身構える中で、生まれつき目が悪かったというドユンが自分の息子の生まれ変わりだと気づくファル。こうやっていくつもの偶然が重なって、自分と縁があるメンバーがファルの周りに集まってくるのだ。

ドユンを探しているのは、ウルテとファルだけではない。邪鬼でありながらもウルテの元で出来る秘書として働いて来た女性も、ドユンを拉致することで自分の欲望を見たそうとするのだ。邪鬼の欲望は脈絡がなく、とにかく自分の意のままに人の命を弄ぶ事だけが彼らの望む事。頭をかち割る事が好きだったその邪鬼は、ファルに息の根を止められた恨みを忘れる事なく、更に人を殺めるという欲望をドユンを連れ去る事で満足させようとするのだが、それを阻止すべくドユンを助けようとするファル。しかし、ウルテの手によって、刀で刺されてしまったドユン・・・・

不可殺(プルガサル)に殺される人間と、人間を助けようとする不可殺(プルガサル)。

こうなると誰が悪者かも分からないカオスの世界から抜け出せないではないか・・・・・誰がどんな風にして助かるのか想像してみようと思うが、不可殺(プルガサル)のまま、助かるというのはどういう状況を指すのか良く分からない。

*****

ウルテがクォン元刑事を殺さなかったのは、1000年前、自分が彼の息子だったからだ。結局誰しも最初から不可殺(プルガサル) だったわけではなく、皆それぞれの恨みを胸にして人間から不可殺(プルガサル) になっていたのだ。そして不可殺(プルガサル) よりも更に欲望を赴くままに生きる邪鬼たちも、過去の恨みを忘れずに不可殺(プルガサル) であるファルを追いかけ続けるのだ。600年どころか1000年も消える事の無い恨み(ハン)の感情に翻弄され続ける人間と不可殺(プルガサル)達。。。

 

 



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