先週、職場の机の中を整理している際、２０２０年１月１２日の新聞が出てきた。「介護・健康保険証と一本化」というタイトルのマイナンバーカードと健康保険証との一本化の記事が気になったので取っておいたものだったのだが、気になったのは、その下にあるやや小さめの記事だった。
「新型ウイルス肺炎 初の死者」というタイトルの記事は、武漢で発生した新型コロナウイルスで初めての死者が出たことを伝えており、中国政府は、春節を控えて対策の呼びかけをしているという記事だった。過去の戻れるなら、「春節であちこち出かけるのは・・・」と強く伝えたい気持ちになるのが、たとえ外出を控えたとしても、今とさほど状況は変わらないのかもしれない。とにかく、コロナと一緒に過ごす３度目のGWがすぐそこまで来ている。
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同僚は仕事で上海のスタッフとメールでやり取りをしているのだが、「家族のうち外に出られるのは一人、それも一日一回だけ」と制限されており日用品や食料はその際に家族全員分を購入しているとメールに書かれていたと言っていた。ただ、それでも外に出られるだけいいのだという。
北京オリンピックが始まる前、上海在住の人から「マンション内で陽性者が出たので、マンションから出られなった」というメールが来たと言っている人の話を聞いたのだが、メールをもらったその人は「ただ、公式的には上海でコロナり患者は出ていないと言っているんじゃないかな？」とも言っていた。何をいつどのように報告するのかは、政府の判断一つなのだろう・・・
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韓国は１５日に感染後の隔離義務が撤廃され、感染しても隔離せずに日常生活を送れるようになったとの事だったので、韓国語を教えてくれているSさんに実際のところどういうことなのかを聞いてみる。「皆すごい勢いで感染したので、身近で誰が感染したかということも話題にならない位の状況になったらしい。そういう時期を経てこのようなことになったんだろう・・・」との事だった。
徹底的にやり抜こうとする。針が振り切れてしまったので、とにかく元に戻そうとする。何となくな対策がいつまでも続く。
立ち向かう相手は一緒だが、立ち向かい方は三者三様だ。
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見出し写真はコロナとは関係ない。雲の隙間から晴れ間が見えるといいのだが・・・という希望を込めて・・・
