本のカバーの文章。
「一宗教団体であるにもかかわらず、いまや国家を左右する創価学会。国民の7人に1人が会員ともいわれる巨大勢力だが、その全容はあまりにも知られていない。」
この言葉に引かれて手にした一冊。
何も知識なく読んだのだが、非常に分りやすかった。何かを告発するでもなく、何かを賞賛するでもない。成り立ちと現在の姿、そしてこれからの未来の姿が非常に淡々と書かれており、帯の@歴史・組織・人物から客観的に読み解く!という言葉に嘘はないなと思う。
高度成長期、日本の労働組合は企業別労働組合を中心にしており、大企業に所属していない労働者は組合運動にすら吸収されなかった。その間隙をついて勢力を拡大した組織が、今は子どもや孫に信仰をつたえることによって、その巨大な相互扶助組織を維持している。この流れが非常に簡潔に書かれていて、今までなんだか分らないその在り方がよく分った。とりあえず私にとってはその在り方が分っただけでも十二分に価値あり。
「一宗教団体であるにもかかわらず、いまや国家を左右する創価学会。国民の7人に1人が会員ともいわれる巨大勢力だが、その全容はあまりにも知られていない。」
この言葉に引かれて手にした一冊。
何も知識なく読んだのだが、非常に分りやすかった。何かを告発するでもなく、何かを賞賛するでもない。成り立ちと現在の姿、そしてこれからの未来の姿が非常に淡々と書かれており、帯の@歴史・組織・人物から客観的に読み解く!という言葉に嘘はないなと思う。
高度成長期、日本の労働組合は企業別労働組合を中心にしており、大企業に所属していない労働者は組合運動にすら吸収されなかった。その間隙をついて勢力を拡大した組織が、今は子どもや孫に信仰をつたえることによって、その巨大な相互扶助組織を維持している。この流れが非常に簡潔に書かれていて、今までなんだか分らないその在り方がよく分った。とりあえず私にとってはその在り方が分っただけでも十二分に価値あり。
創価学会 (新潮新書)島田 裕巳新潮社このアイテムの詳細を見る |