お互い恋人に裏切られた形となった気象庁統括2課の課長のハギョンと、特別警報の担当としてハギョンの部下として働く事になったイ・シウ。
「お互い大人だから、クールに行きましょう」と盛り上がり過ぎた一夜の出来事に予防線を張り、なんでもなかったポーズを取るハギョンだが、もう失うもののないシウにそのポーズの裏にある心理を読み取られてしまうのだ。
「僕の事気になっていますよね?」とソフトながらもグイグイと彼女の懐に飛び込んでいくのだ。
彼女に殆どのお金を出させておきながら、「二人名義だから、権利は半々で」となかなか図々しい交渉をしてくる元婚約者ギジュンの面の皮の厚さに悩み、娘の行く末を悲しむ母の思いを負担に感じ、統括2チームの課長としての職責の重さに悩むハギョン。そんな彼女とは正反対に、望んだ職場に異動出来、更に上司はハギョンということで、失恋の傷はどこかに消えて、ソウルで新たに始まった生活を楽しみ始めているシウ。
勿論、偶然と突然により始まった新しい社内恋愛に悩みつつも、気象庁として予報にも悩む二人。
霧が発生しやすい地形と気象条件に寄り、濃霧による交通事故が多発するソウル。突然の変化が起こりやすい地形等により予測が難しい事から特別警報が出せない事を、ギジュンの妻であるユジンに「職務放棄では?」というニュアンスの記事にされてしまうハギョン。
しかし、反論記事が出せない気象庁としては、気象庁の見解という形でレポートを出す事で世論に納得してもらう事を選び、ハギョンとシウはその作成に二人で取り掛かる。社内恋愛のいいところは一緒に仕事をしていくことでお互いの真面目さを感じ、同じ仕事を仕上げる事で一緒に達成感を感じる事が出来る事だ。
すっかり意気投合した二人は、ハギョンの言葉通り、「もう二度と公開社内恋愛で苦労したくない。社内にばれたら、それが恋愛の終わり」と決めて本格的に付き合い始める事になるのだ。
それ故、韓国語のサブタイトルは「社内恋愛 残酷史編」なんだろうが、その明るい雰囲気故、邦題のサブタイトルは「社内恋愛は予測不能?!」となっているのだろう。