私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

フリー・ガイ

2021-08-22 18:58:50 | 映画鑑賞

自分がビデオゲーム『フリー・シティ』の中のモブキャラとは気づかずに、同じ事が繰り返される毎日に少しだけ違和感を感じていたガイ。ある日、憧れの女性を街中で見かけた事をきっかけに、いつものルーティンとは違う一歩を踏み出すのだ。

この憧れの女性が、自分のアイディアがフリー・シティを開発した会社の社長に盗まれたと疑う女性ミリーのアバター。社長の悪事を暴くために、ゲームの中で証拠を探そうとしていたのだ。

ガイとこのアバター女性のモロトフ・ガールが親しくなっていくことで、ゲームの中と現実世界の話がバランスよくリンクしていくのだ。モブキャラと判っていながらも優しく接してくれるガイに心を惹かれていくモロトフ・ガールの心の揺れも少女漫画チックでなんだか可愛らしいし、新しい一歩を踏み出したいとブルーシャツのガイの一点の曇りもない素直な明るさも非常に心地いい。

『フリー・シティ』の中で生きるモブキャラ達ごくごく平凡ないい人達VS現実社会のゲーム会社社長の小悪党という構図はかなり子供っぽく単純なのだが、そのシンプルさもなんだか気持ちよく思えてくる。

とにかくウェットな哀愁などというものは一つもなく、マライア・キャリーの歌が流れ、キャプテン・アメリカの盾やハルクの腕が突然出て来たりと、どこまでも明るいアメリカ感満載なのだ。

私は1980年代初めに流行ったアメリカの特撮ドラマ「アメリカン・ヒーロー」が大好きだったのだが、そのテーマ曲が使われていて懐かしかった。確かに、平凡なモブキャラがヒーローになっていくというこの映画のストーリーと、宇宙人から地球を救うスーツを預けられた平凡な高校教師が、FBIの捜査官と一緒に事件を解決するややへなちょこなヒーロードラマには共通するところがあるかもしれない。

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見終わった後、「あの人ララランドの人だよね。あの時は格好良かったのに、今日はちょっと脱力系だったね。でもさぁ~後半のラブストーリーは良かったね」と満足そうに話し合う女子高生と思われる二人組の会話が聞こえてきた。ライアンはライアンでもララランドはゴズリングでこっちはレイノルズと教えてあげたかったが、そんな勘違いも観ながら検索できない映画館ならではのものだろう。今頃気が付いているといいのだが・・・・



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