「独身主義者」「彼女は結婚を前提に考えていなければ付き合わないはず」という言葉に心惑わされる二人。
更にハギョンの「公私混同はしたくない」という態度が、シウの心にボディブローのように効いてくるのだ。
ハギョンの「社内恋愛でまた再び失敗したくないという思い」が、シウには元彼であるギジュンが基準にあっての言葉だと思えてしまうらしい。「自分は自分で比べられる対象ではない」という思いと、公私混同はしないというハギョンの態度に傷つくシウ。
ちょっと前ならこの関係は男女逆が定番のスタイルだったと思うのだが、それが今は男女逆。というか、今は年下の男性と年上の女性を描くドラマが割と人気なので、このドラマのようなパターンも多いが、きっともう少し経つと、ドラマによって、色々なパターンがあるという風に変わっていくのだろう。
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台風の時期には、済州島の支部に応援要員を送るようになっているようで、公私混同はなくシウを送り込むことにしたハギョンの指示で、あっという間に済州島に向かうシウ。
台風が近づき風が強くなっている中での作業で怪我をしたシウ。彼の熱い気持ちを知りながらも、自分がコントロールできなくなる事が怖くて彼につらく当たった事を後悔しているハギョンの前に現れるのは、「息子が仕事で怪我をしたなら補償金が出るはず」と思い気象庁に怒鳴り込んできたシウの父親だ。
シウを心配し、更には父親の態度を諫める為に、シウの父親と一緒に済州島に向かうハギョンだが、息子の容態も確認せずに補償金の事しか頭にない自分の父親の様子を見て、シウはハギョンに別れを告げる決心をするのだ。時分の気持ちではコントロール出来ない肉親の問題に、そんな風に決着をつけようとする彼・・・・
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終わった恋についてはゆっくりと自分の気持ちを話して誤解を解く事が出来たハギョンだが、現在進行形の気持ちは、自分でコントロールしようとしても、相手の気持ちの動きは分からずに予測不能だ。