私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

死亡通知書 暗黒者

2022-03-23 21:18:03 | たまに読んだ本

2002年 一人の壮年刑事の死。仲間が亡くなったのだ。警察は当然チームを組んで犯人逮捕にあたろうとする。

そこに管轄の違う刑事が突然やって来る。個人的な用事で会うつもりだった刑事が突然亡くなった事で、彼の死と自分の調べている18年前の事件の関係性を疑う刑事。管轄の違う事で起こる刑事同士のつばぜり合い。それをあざ笑うかのように、死亡通知書の通りに次々と起こる連続殺人事件。

2002年の現代と1984年の事件の対比。

死亡通知書をもとに正確に起こり、止めようにも止める事の出来ない現在の事件。18年前の事件故、関係者の心証と警察に残っている資料から推察していくしかないはずだった過去の事件が少しずつ現在の事件とリンクしていくのだ。

「なぜ二つの事件がリンクしていくのか・・・」という必然の謎と、当事者たちが思いもつかなかった別の理由がそれにリンクしていく。

18年前の事件が起こったわけ、現在と過去の事件がリンクする思いもよらなかったわけ。細かいピースは突っ込みどころがあるものもあるだろうが、根底に流れる妙なパワフルな雰囲気に気圧されそんな事を忘れてしまう。

事件は解決するも、暗黒者は残り、謎はまだ続くのだ。

*****

登場人物の名前でどうしても混乱をきたす。漢字は分かっても読み方が分かりづらいとなると字面で判断するしかない。

字面で判断するとなっても、登場人物が入り乱れたり、警察内の階級が分かりづらくこれまた混乱する。これは多分慣れるしかないだろう。