手にブレスレットをはめた男が駅に向かって走ってくる列車を止めようと線路に駆け出すオープニングから、結構な迫力だ。
ホームにいる乗客たちは彼のその形相に驚き、逃げもせず彼の行動を逐一携帯カメラに収めようとし、彼はそんな事に構うことなくブレスレットをはめた手に益々力を入れ続ける。
どんなオープニングかと思ったら、これは彼の夢の中の出来事だったのだが、夢にしては妙にリアルだし、撮影にも相当お金がかかっていると見た・・・・
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亡くなった兄夫婦の一人娘と一緒に暮らすカン検事は、明日久しぶりにソウルに戻ることになっているのだが、そんな最後の勤務日にこれからの何かを予感させるような夢を見たのだ。
彼と一緒に暮らす可愛らしい姪は両親が亡くなったショックから言葉を発しないようだが、音楽が好きなおじさん思いの可愛らしい子だ。
そんな転任前の最後の一日、ブレスレットをはめた怪力の男性が暴れる場面に出くわしたカン検事。
このブレスレットがドラマのタイトルでもある@アイテムと言うことらしい。
自宅の隠し部屋に各種アイテムと思われる者を隠し持っている男はがチョ会長という怪しい男だ。例え捕まったとしても裏社会の権力を掌握しているようで、検察もすっかり彼の言いなりのようだ。そんな中、自分の力を一人認めないカン検事をライバル視するのは当然だ。
ソウルに戻り、自分の事務官に家を手配してもらい、彼の家の隣に姪と住むことになったカン検事。
事務官の娘はプロファイラーとして警察に勤めているものの、三十前の女性プロファイラーの言うことなど現場の刑事達が耳を傾けるはずもない。
そんな二人が同じ事件を捜査することになるのだ。
神父と思われる男は、レーザーポインターとライターと思われるアイテムを所有し、それを使って財団の代表を殺害。殺害された代表の口の中には聖書の一部分が押し込まれていたのだ・・・・
アイテムはどんな意味を持っているのか。そして怪力の男がつけていたブレスレットは、カン検事の姪が海辺で拾い腕につけているのだ・・・・