ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

中学生になりました。

2005年04月08日 | ゆきちゃんの日記

今日は入学式! 


由紀ちゃんついに中学生になりました。 
v(*^-^*)ゞ*'゜☆イエイ☆ 


由紀子が新しく通うことになった学校は、
大村市にある養護学校。 

長崎県下一のマンモス養護学校です。 

中学一年生は22名 4クラスもあります。 

由紀子は1年3組で、在籍者は5名。 

担任の先生は男性と女性の先生が2人です。 

(名前は由紀子の呼び方を確認してから・・・。) 
 

長かった春休みの間、
環境の変化の中で自傷がまたひどくなって、
毎日頭を叩き続けていました。 

そして、昨日まで学校へは行かないと言っては
母を困らせていたのですが、

今朝になると

「入学式が終わったらお家に帰ろうね!」

と言って、

素直に着替えをして笑顔で車に乗り込みました。 

ちょっとビックリでした。 


入学式の間もクラスに入っても、
今日の由紀子はとても落ち着いていました。 

昨日までの由紀子とは別人のようでした。 
 

そんな由紀子を見ながら、
母は考えていました。 


もしかしたら由紀子は、
昨日まで新しい学校のことが不安でたまらなかったのかもしれないと・・・。 

思い出してみれば、
今まで学校の新学期の初日はいろいろな行事がいっぱいでした。 

いろんな先生からたくさんの指示やお話があるのですが、
その話の内容や次の行動の指示などが
由紀子にはよく理解できませんでした。 

それでも今まで回りのお友達に助けてもらいながら
なんとか乗り切ってきました。 

その頼りにしているお友達とお別れをして、
新しい学校で新学期を迎えることは
由紀子にとっては大きな不安だったと思うのです。 
 

でも、今日はずっと
由紀子にもわかるような形で指示が出されます。 

入学式もとても簡潔で短時間で終わりました。 

教室に戻っても
爪を噛みながら耐えるような時間はありませんでした。 

それは由紀子にとって居心地がいいことなのかもしれません。 
 

由紀子の意思を確認しないまま決めた養護学校への進学でした。 

でも、これでよかったのかもしれないと思うことができて
ちょっと救われた気持ちになった母でした。 
 

ただ、やはり由紀子を支え続けてくれた子どもたちが、
もう学校の中にはいない事がとても淋しく思えました。 

これは由紀子も同じ気持ちだったと思います。 

あらためてみんなにお世話になったことに感謝したいと思います。 
 

月曜日から本当に新しい生活が始まります。 

今日のように落ち着いた日ばかりではないと思いますが、
すこしでも由紀子が楽しく暮らしていけるように
心から祈りたい気持ちでいっぱいです。 
 

=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする