ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

鎮魂

2012年03月12日 | ゆきちゃんの日記
本当は昨日書くべきだったのですが
3.11東日本大震災で被害を受けられたみなさまが
一日も早く、安らぎが感じられる毎日が
戻ってこられることを
心からお祈り申し上げます。

昨日は、由紀子が通っている
さつき園の利用者さんのお通夜に参列して来ました。

私は、訃報でお名前を聞いた時には
お顔が浮かばずにいましたが

由紀子に聞いたら
「知っている!」と即答をしました。

きっと一緒にいろんな思いでを
共有してきたお仲間なのだろうと思ったので
由紀子の名代として参列することにしました。

斎場に飾られていたお写真は
確かにさつき園で
何度かお会いしたことがある方でした。

60歳で亡くなられたとの事でしたが
棺の上にぬいぐるみが置かれているのを見て
涙がでました。


先日は、別の利用者さんのお母様の
お通夜に参列したばかりでした。

あの時は、由紀子を残して
自分が先立った時のことを思って
胸がつぶれそうでしたが、

昨日は、私たち親がいなくなって
姉たちもいなくなった後で
由紀子が亡くなったら
誰が、こうして送ってくれるのだろうか・・・

そんな事を思って
また、胸が痛くて仕方がありませんでした。


お通夜からもどって
由紀子にその方が亡くなったことを
伝えなければ・・・と思いましたが

どう説明すればいいのかわからず
とうとう何もいえませんでした。

スーパー戦隊のDVDを
楽しそうに見ている由紀子の
背中を見ながら

劇的な幸せはいらないから
こんな小さな幸せを
積み重ねられるような
人生を続けて欲しいと思いました。


心からご冥福をお祈りします。

=END=
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