昨年に引き続き、ニンジンの種を何種類もせっせと播き続けています。
先日は手伝いに来てくれた娘とスベルべママが雑草取りの合間にニンジンの種を播いてくれた。
微妙な土の掛け方はスベルべトーちゃんの出番であり、さてそれでは土を、と、思ったら種が見当たらない。
目を凝らして種を探すとなんと、赤く着色された小さな種が動いているではありませんか。
この部分種がほぼ全部欠落していました。
赤く着色されたニンジンの種が自分で動くはずもありません。
なんと体長1.5ミリ程の小さなアリが自分よりも大きな種を咥えて動いているではありませんか。
忙しくて、アリの名前も調べていないけれども、きっと植物の種子を食べるアリの一種なのでしょう。
そして、目を凝らして行く手を見ると、せっせと小さな巣穴に運び入れています。
小さな小さな働き者のアリさんに敬意を表してそのままにしておきました。
そのうちにアリたちの姿が見えなくなった時に種を播き足すことにしましょう。
なんだか懸命に働く姿に、自分たち夫婦の働く姿がだぶって見えるような気がしたのも有ります。
母の畑仕事に付いて来て、何時も山の畑で遊んでいたスベルべ少年はこんな生き物たちが大好きでした。
有る時、母が土を耕している平鍬の先から小さなネズミが飛び出し、鍬の先で取り押さえられた。
畑の作物の仇。と、ばかりに殺そうとした母に泣いてネズミの命乞いをした優しい子供でした。
母は幾つになってもその話をして笑い話の種にしたものでした。
そんな優しい少年も幾歳も経るうちに逞しい?百姓のジーさんになってしまった。
還暦を過ぎて数年経ち、今日は嬉しくも有り、悲しくも有るスベルべトーちゃんの誕生日。
十歳違いの「すばる姉」こと長姉は一日違いの誕生日で昨日が誕生日でした。
今日はスベルべママの発案で、すばる姉夫婦とスベルべ夫婦で食事に行く事に決まりました。
厳しい冬の間、スベルべの大切な「安納芋」の種イモを保管して頂いた礼も兼ねてのつもりです。
雨不足の毎日が続いていましたが、昨日は珍しく雨が降り続きました。
それでも働きたいワーカーホーリック症候群のスベルべは合羽を着て草刈り機で草刈りをしていました。
でも、雨の日は畑に入ることは土を踏み乱すから禁物。
ズッキーニを初めとする収穫物は手を省けないけれども、それ以外は無しとして休養日にしましょう。