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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

初雪の山の畑で

2011-11-25 05:09:55 | 
 
 下ってきた山の道を振り返ります。
山の畑は一旦最高標高地点に行き、そこから私の畑に向かって少し下ります。

 ここは、コンクリート舗装部分(自分たちで自力舗装)で少し解けているが、
畑に近付くにつれ雪は深くなり、軽トラの下、腹の部分を擦ることに。


 軽トラを降りるのももどかしく、スベルべママは早速仕事に取り掛かる。
背景には「権現堂山」が見えるけれども、まだ雪の量は少なさそう。


 ネギも、細身の「赤ネギ」は大分折れちゃいましたねー。
マックスは柿の木の下に走って行ったけれども、何をしているのかな。


 大根を採るのも気が急くけれど、葉物野菜の雪も払いのけなければならない。
ゴム手袋をはめた両手を雪にグッと差し入れ、手前に雪を引き出す。

 たたんだように潰れている「サラダミズ菜」です。
でも、乱暴に扱わなかったら、徐々にではあるけれど、頭をもたげてくれます。


 雪の越後三山を背景に、林立する葉の落ちた「タラの木」です。

 冬仕事に「タラの芽」を催芽させるための原木だけれど、専業農家のお隣さんも、
刈り取りが間に合わないほどの雪の早さでした。

 でも、まだ根雪になることは無く、もう一度地面が現れると私もにらんでいますが。
手前の畑の雪を掘って出した野菜は「アスパラ菜」です。
スベルべママはこの「雪の下アスパラ菜」を使い「ケーク・サレ」を焼く魂胆のようですよ。


 雪の白さと、空の青さに映える鈴なりの柿の実。
冬を迎える動物たち、「タヌキ」「むじな」そして、カラスたちの絶好の餌となっている様子。


 まだ少しは残っているけれども、枯れ葉が落ち始め、そして雪の重さで雑木が曲がり、
下の風景が、畑の端から見渡せます。

 左の工場の前に我が家の屋根が少しだけ見えますね。
でも、本当に今年は大変な年だったなー。
魚野川にかかる「宇賀地橋」から下流域は七月末の水害で全て水没。
一面湖のようになっていたのでしたからね。

 そして、本格的な冬を前に仕事は頭が痛くなるほど残っていると言うのに、
晴れる日が少なく、雨や雪ばかりが降り続きます。
まだ、野菜の収穫が残ったり、木々の雪囲い、そして農天市場の建物の雪囲い。
うーん、困った困った。

 
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初雪で恋の熱も冷めました

2011-11-24 05:22:58 | マックス

 初雪が20センチ近くも積った山の畑に一昨日、妻とマックスとで朝早く行きました。
マックスは雪の風景に大興奮。やはり、北方系の血が騒ぐのでしょうか。
雪の中を柿の木目指して、跳ねるように走って行きましたが、私の口笛に帰ってきます。


 マックスは年甲斐もなく、先日まで恋の病に陥り、数日間も餌を口にしない日が続いていました。
妻は「獣医さんに連れて行こうか」なんて心配していたけれど、こればかりはねー。

 「恋の病は草津の湯でも~お医者様でもこりゃ~治りゃせぬよチョイナチョイナ~♪」ってね(笑)。
初雪の冷気に当たり、ハタと正気に戻ったみたい。「ハッ、ボクって今まで何してたんだろ」なーんて。

 

 「ウヒャー恥ずかしい~、皆さんも気をつけてね老いらくの恋」だって(大笑)。 


 しばらくゴロゴロと雪の中を転げまわるマックス。


 もう前衛舞踏家の○○さんの踊りのように独創的なダンス。
何かを訴えかけるかのような踊りですよ(笑)。

 ところで、初雪の後は移動性高気圧に覆われることが多く、昨日も例に漏れず見事な青空となりました。
温かな日差しで、貴重な農作業、冬仕度に追われます。
でも、本格的な寒い冬の到来を前に、マックスを洗ってあげる最後のチャンスでもある。

 忙しい時間を縫い、十一時頃の温かな時間帯に風呂場に連れて行き、二人掛かりでシャンプー。
鼻の先、耳の中から尻尾の先まで、シャンプーを使ってゴシゴシと洗います。

 「まだまだ、まだだよー、ブルブルするなよー、良い子、良い子」なんておだてて、
身ぶるいして水気を跳ね飛ばし、風呂場と私たちを水浸しにしないように警戒しつつ洗う。

 最後まで身ぶるいを我慢させ、バスタオルにくるんで抱きかかえて表へ。
リードに繋いで解放すると、盛大に身震いしながら水滴を弾き飛ばします。

 この後、昼食の支度のスベルべママを残し、マックスを軽トラに乗せて山の畑へ大根採り。
もちろん、マックスはまだ毛が乾かないので運転席でつまらなそうに見学です。

 夕方まで、乾かない部分が有ったので軽トラにヒーターを入れて乾かしてあげました。
夕方には乾き、ふさふさとした冬毛のニューマックスに生まれ変わりましたよ。
隣の「ハナちゃん」、マックスがいくらハンサムになったと言っても恋の道に誘わないでね(笑)。
コメント (16)
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初雪!全てを隠す白い雪

2011-11-23 05:31:58 | マックス

 一昨日の午前、「魚沼農業日記」のテレビ収録中にみぞれから雪に変わりました。
いや、テレビ撮影は屋外ではなく、我が家の高床式の地下で、野菜の保存についてでしたが。

 翌朝、昨日の朝は新しく買ったスノーブーツの試験を兼ねてマックスと堤防方面に散歩に。
初雪に少し戸惑う様子のマックスです。


 それでも、枯れ草で出来た小山に御叱呼をすると元気よくリードを引き始める。


 私の住む村の隣村です。
この村も多くの家が水害の被害に遭いましたね。
大切なトラクターを初めとする農器具の全てと、自動車四台を水没させたって人もいたなー。


 前の山も真っ白に染まって、まだ葉の散らない紅葉の木々を覆い尽くした。
山の畑にも行ってみなければならないけれども、この時点ではまだ軽トラもノーマルタイヤ。


 そう、あの七月三十日の朝はこの雪のように濁流が全てを覆い尽くしていましたね。
正面に見える赤い壁は、廃業が決まり、取り壊し中のガソリンスタンドです。

 寂しいことです。農天市場の隣として、付き合いも結構多かったガソリンスタンドでしたから。
昨日も雪の中で最後の仕事に大急ぎで取り組んでいました。


 堤防の上に近付き他の犬の匂いに気付いたようです。
年甲斐もなく、恋に悩み三日も四日も餌を口にしなかったマックスもようやく全快。
「恋の病」が全治、回復するには冷たい雪で冷やすのが一番だったのかな(笑)。
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え?お昼食べたっけ?

2011-11-22 20:45:05 | 暮らし

 いや、これは九月のある日の夕食でしたね。ま、参考までにね。
ところで、土、日に多忙な農天市場の営業日で何時ご飯を食べたか忘れるほど。

 それで、月曜日がようやくスベルべ夫婦の休日、日曜日になるって訳。
昨日はゆっくりと過ごしましたよ。「みぞれ模様で寒いからお昼はラーメンにするか」と自家製ラーメンの大盛り。

 そこに電話が入りパニックになります。「スベルべさ~ん十二時から会議なんだけれど~」
アッ、しまったー。Aコープへ出荷する仲間の昼食会を兼ねた打ち合わせ会議を忘れてしまっていましたよ~。


 はい、これも参考の今日の夕食ね。「雪の下大根と鶏手羽先の煮もの」です。
いやー、昨日から降り続いた初雪は、期待にたがわずグーンと甘さを増していましたよ。

 電話の声を聞いた途端によみがえった記憶!でも、食べかけた大盛りラーメンは食べ続けるスベルべ!
「済みませ~ん、すぐ行きます~」と大急ぎで会場まで車を飛ばします。 


 はい、これも参考の本日の夕食メニューね。
「雪の下大根のサラダ」です。新鮮な大根を千切りにして、鰹節を振りかけ醤油を回しかけしただけ。
 
 会場に着いて、すでに食事を始めている仲間に、畳に手をつき平謝り。
いえ、言い訳は一切しませんね。謝ったその手を挙げてすぐに箸を握りしめるスベルべです。


 続いてサラダです。山の畑で収穫したばかり新鮮野菜はやはり美味しいですー。
さりげなく話の輪に加わりつつも、持った箸は止まらないスベルべ。

 握り鮨と、蕎麦のセットのランチメニューを、上品で小食な女性会員よりも先に完食してしまいました。
うーん、まだ何か食べられそうだけれど、身体に悪いから止めようっと。


 これもね、話の都合上の場面で、もちろん昼食にお酒は有りませんでしたからね。
でも、帰宅して何を食べたかスベルべママに話すと「まー、残さないでみんな食べたの?」だって(笑)。
当たり前ですよ、「もったいない精神」で昼食の二回分くらい残さずペロリですよ。

 「そんなー、お昼を二食も食べたのなら夕食は梅干だけね~」だってー。
その後、叔母さんの家とスベルべママ実家を訪ねたけれど、さすがに叔母さんが出したバナナは我慢。
でも、スベルべママの実家ではまた美味しいケーキを食べちゃいましたね。

 いやー、良き休日、良き我が日曜日でしたね。
「仕事は人並み、食べるのは人の倍」これもスベルべのモットー。
沢山食べて、少しだけ働くことが楽しみのスベルべ、理想的な一日でした(大笑)。 

 あ、夕食は行儀よく晩酌を頂き、ご飯もたっぷりと頂きました。
百薬の長のお酒を欠かしては身体に良く有りませんからね。
薬だと思って、きちんと規則正しく頂きましたよ(笑)。
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農天市場のオープンまで

2011-11-22 04:47:52 | 野菜

 土曜日の朝は今のところ一週間でもっとも多忙な一日となります。
夜明け前に食事を済ませ、陽が昇り始める時刻に合わせて、スベルべママ、マックスと山の畑へ。

 収穫は野菜の種類が多岐にわたるため、どんなに急いでも帰宅までには、二時間近くはかかってしまう。
大根の葉を切り落として、「大根菜」として商品にするために外葉をむしったり、
葉物野菜も、帰宅してからの水洗いが楽になるよう、出来るだけ整理します。



 収穫もだいぶ進んだけれども、白菜やキャベツはまだまだ大半が残っています。
降雪を恐れながらも、収穫も販売も間に合わず、大量の野菜が取り残された状態です。


 今シーズンも我が家の畑の目玉商品となったニンジンは、7~80パーセントは収穫終了。
このニンジンは降雪は気にしなくても済みますよ。
雪の下になってしまったとしても、春に「雪の下ニンジン」として甘さを増して出てきますから。


 スイスチャードや、チコリの一種の赤い「ラディッキヨ」、その下の「サラダミズ菜」などが見える。
これらは、土を着けないように手を土で汚さない最初のうちに収穫します。 


 収穫した野菜を満載し、シートやロープも掛けずに、静かに軽トラを走らせます。
下り道でもスピードを出したら落ちかねませんからね。

 こうして帰宅して、慎重に取り下ろし、二つの洗い桶を使って洗い始める。
洗うのはスベルべママと近所のオジサンが主体で、その間にスベルべは農天市場でテーブル整理。
そして、「すずきち」さんが仕入れに見える十一時頃には「ユリ」を仕入れに行ってきます。

 そして、農天市場の中のテーブル上に野菜を並べ始め、「焼き芋」の釜にも火を入れる。
幟を立てる頃には、早いお客さんの自動車が駐車場に入ってくることになります。
昼ご飯を家で食べることもできず、お握り持参で、店内で立ったまま食べたり、
とにかく忙しい、農天市場オープンの土曜日の朝です。
 
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