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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

来年の春を待つ仕事

2011-11-20 05:07:57 | 野菜

 雨が降り続く日が多いけれども、それでも気温は下がらず、野菜は順調に育つ。
農薬を使わなかったために、キャベツには虫食い跡が見え、向こうの白菜も同じでスベルべママは愚痴をこぼす。


 さて、来年の春に新芽を食べる「トウ菜」の育ちも順調。
これは名前は悪いけれども、食味の良い「川流れ菜」です。


 九月の初旬に種を播き、苗として別の畑に移植するのが私の手法。苗は全て山の畑で作りました。
直播する人もいますが、この方法は無駄が無く、能率的に栽培できます。


 スコップを苗の根元に差し込み、慎重に引き抜きコンテナに詰める。
苗は先程紹介の「川流れ菜」のほかに、「三月菜」「大崎菜」の合わせて三種類です。


 これは「三月菜」の苗ですね。
先ずはこの三月菜から、農天市場の後ろの畑に植えます。


 この畑にはたっぷりと堆肥を入れています。
平畝の土を掘って、苗を次々と植えていきます。


 苗の育ちが良すぎて、少し不安定ですね。
ぐらぐらしないように、苗の上部を短く切り詰めても大丈夫なのですが、少し手抜きでした。
こうして三種類の「トウ菜」の苗を植え続け、もう少しで終わりになります。

 こうして、雪ふり前に植えると、すぐに畑に根を張り成長します。
そして、雪が降り始めると4~5月までは雪の下で枯れ、春を待つことになります。
雪が消えて、温かな日差しが続く来年の春には、この一株一株から、美味しい新芽「トウ」が出てくるのです。

 畑仕事はこんな風に半年先を見据えた仕事の計画も大切。
春の山菜も美味しいけれど、それに負けないほど甘くて美味しい「トウ菜」を待ち、
廻りくる春を待ちながら、厳しい雪国の冬を過ごすことになります。
コメント (8)
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