
金曜日の朝は、スベルべママ、マックスと山の畑で野菜の収穫。
その後、少し時間に余裕が有ったので、いつもと反対側の道を回って帰ることにした。
向こうに見える、越後駒ケ岳は三回目か四回目の降雪で白くなっている。
何事もない、冬を迎える平和な山里に見え、とても七月末に水害に襲われた地とも思えない。

しかし、魚野川の右岸で有る向こう岸には水害の置き土産、大量のゴミが見られる。
もちろん水害当日は水田も一面湖のような光景だったのだろう。

こちら側左岸もかろうじて流されずに残った河原の大木の根元にゴミが堆積している。
数日前、ようやくこの少し上流で重機械が動き始めた。
本格的な冬を前にしては、あまりにも遅い復興工事の着工だと思う。

七月三十日の朝は、この写真で見える範囲は全て濁流にのみ込まれていた。
他人の写真なので、転載は不可能だけれど「味の家 魚野川」の覚張さんのブログにはその光景が有った。

さて、そろそろ家に帰ろうか。
そろそろ冬仕度も本格的に取りかからないと、全てが雪に覆われてしまう。
最近回覧された「新潟福島豪雨」の資料にはこの地域の上流地域の被害状況が有った。
道路が崩壊し、水田を土砂が埋め尽くし、堤防が決壊し、土砂が田畑を埋め尽くし・・・・。
ダムなどは、計画的な放水どころか水が満杯になり、上部から溢水したダムも多かったとか。
橋は橋台ごと根こそぎ流され、橋の形跡がわずかに分かるだけの惨状も多い。
百年に一度の災害とか、三百年に一度の降雨量だったとか、色々な話は有る。
でも、温暖化による気候変動を荒々しい気候変化が起こると予想している学者もいる。
いよいよ住みにくくなる地球なのかも知れない。
ここで見える風景の地域は海抜70~80メートルである。
温暖化で海水面が上昇したら、それだけでも河川の水が排水しきれなくなり、
洪水の被害が続発するような時代が間近まで近付いているのかも知れない。