畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

秋野菜の種蒔きスタート

2012-09-01 04:05:04 | 

 一昨日はAコープに野菜を出品する仲間の研修会が有った。
大規模な直売所を二か所廻った後は、なんと私の農天市場の見学。

 皆さんには悪くて言わなかったけれども、農薬の話題にはどうしてもついて行けない。
農天市場の建物の中で、初めて無農薬、減農薬主義の話をすると、皆さんが面喰われた様子。

 そして、最後は「味の家 魚野川」さんで懇親会。
賑やかに盛り上がっているうちに、空は雷雲で覆われ始め、雨を渇望するメンバーは、
「ヨシッ、降ってくるぞ」「いや、今日も音だけで降らないんじゃないの」と言い交わす。

 でも、お神酒が天の神様に届いたか、夜半には久しぶりのまとまった雨となった。
昨日は朝六時集合で「越後の台所 すずきち」のマスターが野菜を仕入れに来宅。
色々な野菜を満載してマスターの自動車が去り、さー、待望の秋野菜の種蒔きスタートです。


 土は、前夜の雨で程よく濡れている。
空も曇りがちで、降雨も期待できそうな雰囲気。
さー、種蒔きを急ごう。まだ蒸し暑く、手の甲にまで汗が噴き出す。


 今年は、不思議なほどに遅く、夏祭りの飾りに間に合わなかった「ススキ」もようやく穂が出る。
虫たちの声も何時しか秋の虫の声に代わり、空には帰り支度をするツバメたちが飛び交う。
そして、その空の下には待ち望んでいた「アキアカネ」の姿も見えるではありませんか。


 手前の二畝は、一昨日の朝播いた「大根」の一番播き。
大根は何種類もの品種を、同じ品種でも日をずらしながら、何回も何回も播き続けることになる。 


 「温海蕪」から播き始め、順次葉物、根菜類と播き続ける。
二種類播いたラディッシュは、真っ赤に「コメット」と、この紅白の「フレンチブレックファースト」。
ブレックファーストなんて名前を見たら、急に空腹感を覚えた。時刻は午後の四時を回っている。


 遠く彼方に雨の降る様子が見えるが、降っている地域が発揮のと分かって面白い。
さて、あの雨のカーテンはこちらにも来るかも知れない。最後の種蒔きを急ごう。
(右手の虹のように見えるものは、手袋を脱いだ片手で写したカメラの紐が入ってしまっている)


 アレッ、こうして見ると最初は蕪では無くて、「味美菜」だったぞ。
次いで、「サラダ水菜」を播き、次は「たべたい菜」です。相変わらずの苦心の末のネーミングですね。
もっとも手前の、株間の広い場所は「アスパラ菜」です。


 失礼同じ写真のアップでした。
これからも、この先山際までと、もう二か所を耕して大根を筆頭とする秋野菜を山ほど作るのです。

 このワンショットはまだアスパラ菜を播く前のものですね。
最後に根菜のラディッシュ「コメット」、小蕪の「金町蕪」、先程の「フレンチブレックファースト」、
「あやめ小蕪」と播き続け、畑に名残りを残しつつ、六時のお寺の鐘の声を聞いて種蒔きは終り。

 期待した雨は、結局気配を見せただけで通過してしまった。
あらかじめ積んできた400リットルのタンクから、如雨露に水を汲んで散水。
種を播き、薄く土を掛けた後は、全ての個所に乾燥防止のために「もみ殻」を掛けていますよ。

 帰宅して、駅の花壇に水を播き、最後に農天市場をチェックすると、
家々には夕食の支度の灯りがついていました。

 さて、今日は農天市場オープンの日だけれども、明るくなったらマックスと山の畑に行こう。
何本でも良いから、大根の畝を立て何種類かの大根を播き、その後ニンジンやネギを収穫して来よう。

 問題は明日だなー。明日は長岡のシェフがお客さん、友達を連れ13人で農天市場に来る予定。
なんと、まだこの残暑の厳しい中で「ワインパーティー」ですよ。
そして、その前には我が家の山の畑でさつま芋掘りを体験したいと言う。

 もっと、大きな問題は、その後。なんと、私の五年ぶりの中学校の同級会が待っているのです。
農天市場を立ち上げ、「ワインパーティー」に付き合ってからの出発となりますから、
行く末に一抹の不安を感じないわけではありません。

 一晩越後湯沢のホテルで大同級会をやって、帰る三日の午後はケーブルテレビの録画が待っています。 
いやはや、売れっ子は大変ですよ。マネージャー、いや、手伝いの手が欲しいなー(大笑)。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする