私の頭の中の消しゴム

昨晩、ゆうすずみちゃんお奨めの映画「私の頭の中の消しゴム」を観ました。
アルツハイマー病に侵されていく妻、記憶が次々と失われていく恐怖、焦り、
それでも妻を深く深く愛する夫・・・

観ていて、切なくて切なくて胸がいっぱいになりました。
涙がポロポロ、というかダァダァって感じでこぼれて、ヒックヒックってなりそうな位＾＾；
今朝は、瞼が腫れてしまったのは言うまでもなく。。。

この病気、最近の記憶から失われていくそうです。
そのため、最愛の夫の事がわからなくなり、夫の事を昔の恋人の名前で呼んで
しまうのです。この時、夫は「彼女が一番愛していたのは自分ではなく、昔の
恋人だったのでは？」と悲しみます・・・
ある時、妻は断片的に記憶がよみがえり、夫を昔の恋人の名で呼んでしまった
事に気づき夫に手紙を書きます。
最愛なのは夫であること、記憶を失うことで夫を傷つけてしまう悲しみ、
焦り、恐怖・・・彼女の想いが切々と綴られています。
その手紙を夫が読むシーン。
このシーンがすごく記憶の中に残っています。

自分の事が彼女の記憶からなくなっていく中でも、全力で彼女を思い守っていこう
とする姿と、彼を傷つけたくない彼女の気持ち、最愛の彼が自分の記憶からなくなって
いく恐怖と戦う妻・・・
言葉に書くと薄っぺらくなってしまうんだけど、とにかく、本当に愛するってことは
無条件に相手を想うことなんじゃないかな、と。。。

切なくも心温まる、素敵な映画でした。
自分も観たい、というお方、ご一報頂ければ今週末までなら観れますよ。