この夏、たくさんのサッカー公式戦を観戦しました。
国体予選・高校選手権予選・クラブユース選手権・天皇杯予選・県少女大会・小学生大会等々見学。
第29回日本クラブユース選手権準決勝 横浜Fマリノスvsガンバ大阪ユースの戦いは、前半戦拮抗した展開でした。
お互いに2,3回のチャンスは作ったものの生かし切れずに勝敗は後半戦が勝負となりました。
ハーフタイムを終えてピッチに出てきたマリノスの選手たちに大きな変化が見られました。互いの声掛けからバランスを意識したポジショニングで相手に隙を与えません。
互いのスペースエリアを意識し、ゾーンに入ってきた獲物を捕らえる姿勢・意欲は勝利への執着心が漲った侍のようでした。
高いポジションでのプレッシャーが相手に奏功しました。
これは非常に訓練されているな!!と感じました。
セレクションで確保した選手たちであり、プロ組織の一員であるからすべての面で環境が整っているのは当然。
ただ、指導は生き物であるから、選手がうまくこちらの意図を理解し、受信してくれなければ意味が無いし、効果が出ません。
非常に統制の取れた試合内容を展開しているのは、指導が行き届いている証です。トレーニングの賜物です。
日々の伝達内容をきちんと理解し、表現を繰り返し、自分のものとした選手たちには、当然の結果が舞い込んで来たに過ぎないのかもしれない。
勝負事であるから負けはつき物であるが、敗戦の原因となった部分の理解を共通のものとし、改善してゆかなければ負けも意味なしです。
勝って兜の緒を締め、勝っても満足せず、負けた分析を詳細にし、トレーニングで改善してゆくことの積み重ねが明日の笑顔を導き出すと思いませんか?