YSCCのYSCCによるYSCCからの魂の叫び!!

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大切な宝物

2005-09-18 08:44:10 | Weblog
19年、その前のクラブから考えると25年間スポーツの現場にいます。
選手としてまたはコーチとして・・・

ここまでこのような環境に身を置かせていただけているのは、ひとえに集っていただける方々がいらっしゃるからです。
また、自分自身がここまで歩んでこられたのも親・兄弟・親類縁者・知人・友人という「人々」に囲まれていたからです。

昨日、スポーツ現場に1日中いましたが、子どもたちが日差し強い中、一心不乱に日頃の成果発揮していました。その姿は正に自分と戦う真摯な姿でした。

そんな子どもたちに対して我々大人は良い導きができているか?考えました。

子どもとは言え、大人が謙虚に学ばなければならない瞬間があります。大人以上に感情的で、理性的かもしれません。

子どもからの一番の学びの瞬間は、成長具合であると思います。子どもの純真なこころは、大人の固定観念を覆してくれます。成長を見誤った瞬間に意思の疎通を欠いたり、成長の証を「出る杭」として押さえつけたりすると成長が停滞したり横道に外れてしまい、大人の固定観念や不勉強から悪い結果を生み出してしまう。

半年前に出会った子どもが、外見だけではなく、心の豊かさも大きく成長しているといったことが多々あります。大人でも、アクティブに笑顔さわやかに見える人は恐らく心の内側も純真なのだと思います。純粋に磨かれてゆく子どもたちや大人はまさに自分にとって良い刺激を与えてくれる大切な宝物です。

その大切な宝物の成長具合に応じた導きをするのが人の役目であると考えています。
人を導くとはおこがましいのですが、コーチや経営者やマネージャーという存在はそれが役目なのであえて導きといわせていただきます。

だからこそ役割を担う人は日々自分との戦いから逃げられません。謙虚な心を失った瞬間に人々が遠ざかってゆくのです。

フランスのサッカー指導者ジャック・ルメールが言うようにコーチとしてグラウンドに立つ人・運営をする人・経営をするマネージャーはそれぞれに自分と戦わねば・謙虚に学ぶことをやめたらそのポストから離れなければなりません。

非科学的な言葉掛けや理不尽な立ち振る舞い、心無い言葉で大切な宝物を傷つけてはいけません。
昨日起こっていた現象の中には大人の側に大きな改善点があるように思いました。


「人々」がいるから自分が成長できる。逆に自分もそのような存在にならなければいけませんが、人々に大きな刺激を与えられるというような傲慢な気持ちはありません。ただ謙虚に一所懸命に生きるのみです。

「あなたがいるから私がいる」といった良好な関係は「お互いに・・」といった相手を敬う気持ちから始まり「おかげさまで・・」という相手への尊敬・尊重の念によって成し得ると考えています。

大切な宝物を守ってゆくことが生涯の目標です。
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